女性の悩み

公開日:2018年9月27日

更新日:2018年9月27日

女性に多い「びまん性脱毛症」とは?原因・症状・対策を知りましょう

女性に多い「びまん性脱毛症」とは?原因・症状・対策を知りましょう

髪の毛のボリュームがなくなってきた、頭頂部の地肌が目立っている、髪が弱っている感じがする…このような症状があれば、もしかしたら「びまん性脱毛症」かもしれません。

多くの女性が悩んでいる、びまん性脱毛症の症状や原因、対策方法についてご紹介します。

びまん性脱毛症とは?

抜け毛

びまん性脱毛症とは女性がなりやすい脱毛症です。びまん(漢字は瀰漫、あるいは弥漫)とは「全体に広がる」という意味の言葉で、髪の毛全体が薄くなる脱毛症状の特徴を現わしています。

びまん性脱毛症が起こる理由は複数あります。また、FAGA(女性男性型脱毛症)もびまん性脱毛症の一種です。

びまん性脱毛症の主な症状

  • 全体的に髪の毛が細くなり、髪のボリュームが減る

  • 抜け毛が増える

  • 頭頂部や分け目の地肌が目立つ

  • 髪が弱々しくなり、ハリやコシがなくなる

たいていは全体的に髪の毛が薄くなる(毛の本数が減る、ボリュームがなくなる)のですが、人によっては脱毛症状が出ることもあります。髪が弱々しく感じられたり、朝起きた時に髪の毛が枕元にたくさん落ちているのを発見したり、鏡を見て地肌が目立つと感じたなどの心当たりがあれば、びまん性脱毛症かもしれない、と考えて対策を始めたほうが良いでしょう。

びまん性脱毛症の原因はヘアサイクルの乱れ

ヘアサイクルとは?

ヘアサイクルとは、毛が生まれてから抜け落ちるまでのサイクル、成長段階のことです。

ヘアサイクルの各段階

  • 早期成長期:髪の毛が成長し始める

  • 中期成長期:髪の毛が成長し続ける

  • 後期成長期:毛根が太く成長する

  • 退行期:毛根が退縮する

  • 休止期:毛根が抜ける準備をする

ヘアサイクルは成長期・退行期・休止期の3つに大きく分かれます。さらに成長期を早期・中期・後期に分けて考えることもあります。

健康な人で成長期は約4~7年、退行期は約2週間、休止期は約3~4か月です。休止期になった髪の毛はやがて抜け落ち、同じ部分からまた新たな髪が生えて早期成長期が始まる、という周期を繰り返します。

髪の毛は通常、10万本ほど生えていて、それぞれが違うヘアサイクルで育っています。ですから一度にすべての髪が抜ける、ということはありません。なお、休止期の髪の毛は1日に約50~100本抜けていますが、ほぼ同量の髪が新たに生え始めるので、髪の毛の本数は保たれています。

ヘアサイクルが「乱れる」ってどういうこと?

ヘアサイクルの乱れとは、主に成長期の短縮を指します。4~7年ものあいだ、じっくり長く太く伸びていくはずだった髪が、数か月~1年程度で成長を終えます。成長期が短くなれば髪が充分に成長できず、ヘアサイクルが乱れている時期の髪の毛は細く、弱々しい状態のものが多くなります。また、毛根がしっかりしていないせいもあり、脱毛症状が出る場合があります。

ヘアサイクルが乱れる4つの理由

ホルモンバランスの乱れ

女性ホルモンは髪の成長に大きく影響を与えるものです。

女性ホルモンはバランスを崩しやすい性質があります。たとえば、妊娠中には女性ホルモンの分泌が活発に行なわれ、分泌量はかなり増えますが、出産後は元に戻ります。元の分泌量に戻るだけではありますが、相対的には激減したかたちになります。出産後に髪が抜けやすいのはこれが理由です。

また、加齢や環境の変化、ストレス、急激なダイエットによる栄養失調などでもホルモンバランスは乱れやすく、ヘアサイクルに影響を与えます。

頭皮の血行不良

毛根は髪を生やしたり伸ばしたりするための栄養を、頭皮の毛細血管を流れる血液から受け取っています。もし血行が悪くなると、心臓から離れており、かなり細い血管である頭皮の毛細血管には充分に血液が届かなくなり、栄養や酸素など髪の育成に必要なものが不足して、髪の成長も滞ります。

血行不良になる原因は多く、ストレスや食生活の乱れ、不規則な生活や運動不足などがあります。

栄養不足

食生活が乱れている人、あるいはダイエットなどで極端に食事制限をしたり食事回数を減らしたりしている人は、髪を育成てるための栄養が足りなくなることがあります。頭皮への血行に問題がなくても、届く栄養そのものが足りないので、髪の毛は育ちにくくなります。

間違ったヘアケアによる頭皮環境の悪化

シャンプーで洗いすぎると頭皮から皮脂が奪われて頭皮が乾燥しますし、乾燥が続くと皮脂を補おうと皮脂の過剰分泌を招くことがあります。刺激の強いシャンプーやヘアケア用品を使ったり、それが頭皮に残ったりするとかぶれが多く発生して、髪が育ちにくい状態になることもあります。

土壌が荒れていると作物が育たないように、頭皮が荒れていると髪は育ちにくくなり、ヘアサイクルが乱れる要因になります。頭皮環境を悪化させないよう、髪の洗い方やシャンプーの選び方など、ヘアケアの仕方を見直す必要があります。

ヘアサイクルの乱れる原因には他にも病気による代謝異常や、治療薬の副作用などもあります。それぞれの対策を見ていきましょう。

びまん性脱毛症の対策

ホルモンバランスの乱れ対策

出産

女性は妊娠時に女性ホルモンの分泌量が増え、出産後は元の量に戻ります。その落差から薄毛、あるいは脱毛症状が出ることがあります。ただ、これは一過性のもので、半年から1年ほどで改善されます。焦らずに、ホルモンバランスが整うのを待ちましょう。

加齢

加齢で女性ホルモンが減った場合、相対的に男性ホルモンが優位になり、薄毛・脱毛症状が出ることがあります。対策としては、女性ホルモンを補う食事療法が有効です。きなこや納豆など、大豆イソフラボンを含んだ食品を積極的に食事に取り入れましょう。大豆イソフラボンは女性ホルモンと似たはたらきをするため、女性ホルモン不足の状態を補う効果が期待できます。

環境の変化

進学、仕事、結婚、引っ越し…といった人生のさまざまなイベントが心や身体を疲れさせ、ホルモンバランスを乱すことがあります。新しい環境に慣れてくると自然にホルモンバランスは整いますが、早く症状を改善したいのであれば、新しい環境に慣れるまでは健康的な食事と充分な睡眠をとり、ストレスを溜めこまない生活を心がけましょう。

ストレス

強いストレスからホルモンバランスが乱れると、薄毛や脱毛症状が出る場合があります。ストレスを溜め込みすぎると自律神経が乱れ、頭皮の血行不良を起こし、脱毛の原因となります。ストレスは極端に溜め込まず、家族や友人へ相談する、趣味や運動で発散するなどでこまめにストレス発散してコントロールしましょう。

食生活の乱れ

食生活の乱れからホルモンバランスが乱れると、脱毛症状が出ることもあります。栄養不足はもちろんですが、栄養過多、偏食も良くありません。なるべく過不足のない、バランスの良い食事を心がけましょう。

ダイエット

ダイエットのために間食を減らしたり、有酸素運動をしたりするのならば、むしろ健康管理につながります。ですが、極端な食事制限やハードな運動をした場合、身体が変化についていけずにホルモンバランスが乱れ、脱毛が起きる場合があります。ダイエットは体への負担を抑えて、地道に続けられる方法を選んでください。

不規則な生活

不規則な生活は、ホルモンバランスが乱れる元になります。体に疲れが溜まりやすくなるだけでなく、女性の場合は月経不順なども起こるため、規則正しい生活を心がけてホルモンバランスを安定させましょう。

睡眠不足

睡眠不足も、疲れがとれずに体に無理をさせることになるため、ホルモンバランスを乱す原因になります。睡眠時間は7~8時間とることを目標にし、また決まった時間に就寝することを心がけてください。生活のリズムが決まっていると、ホルモンバランスが整いやすくなります。

寝る1時間前から、テレビやスマートフォンなどの画面を見ないようにすると、脳が落ち着き、睡眠の質を上げられます。

頭皮の血行不良対策

ストレス

強いストレスや緊張によって、ホルモンバランスだけでなく自律神経も乱れます。自律神経が乱れると筋肉がこわばって硬くなり、血行が悪くなります。頭皮の血行不良はヘアサイクルを乱すので、ストレスの解消を図りましょう。筋肉のこわばりを改善するためにも、体を動かしてストレス解消するのがおすすめです。

食生活(とくに脂っこいもの)

毎日のように高カロリーなものや脂っこいものを食べていると、血液がドロドロになり、血行不良から薄毛や脱毛につながる場合があります。脂っこいものではなく、血液をサラサラにする野菜などを積極的に食事に取り入れましょう。

不規則な生活

不規則な生活は心や体にストレスを与え、自律神経を乱れさせます。自律神経の乱れは筋肉を緊張させて血行不良を起こすため、頭皮には悪影響です。規則正しい生活をして、身体に「いつ起きていつ寝る」というリズムを知らせましょう。

喫煙

タバコの煙には、血管を収縮させる効果があります。そのため、タバコの煙を吸うと頭皮の毛細血管も収縮してしまい、血行が悪くなります。薄毛を治したいのであれば、喫煙を控えましょう。

アルコール

アルコールは血行を促進するので、適量であれば良い効果が見込めます。しかしアルコール類には糖分が含まれており、頭皮を硬くする糖化の原因になります。また、髪を育てるための亜鉛がアルコールを分解する際に使われて、髪の育成を滞らせます。過度の飲酒は控えてください。

頭皮が硬い

ストレスや緊張、運動不足、体質など、さまざまな理由で頭皮や頭の筋肉が硬くなる場合があります。頭皮や頭の筋肉が硬いと血行が悪くなるため、マッサージをして頭皮や筋肉をほぐすことで、血行を促進しましょう。

運動不足

運動不足は、血を送り出すポンプ役である筋肉を衰えさせ、身体全体の血行不良を招きます。運動不足を感じているのであれば、日常的に運動を行ないましょう。激しい運動、疲れる運動をする必要はありません。無理なく続けられる有酸素運動(軽いウォーキングなど)で充分です。

頭皮の血行不良には、ストレス解消方法をみつけて食事に脂っこいものを控えることや、規則正しい生活を心がけ、喫煙やアルコールはほどほどにする、マッサージをする、運動を取り入れるなどの対策があります。

これらの生活習慣の改善に加えて、より積極的に髪を育てたいのであれば、育毛剤を使うのもおすすめです。

【おすすめの育毛剤】

スカルプDボーテ エストロジースカルプセラム

スカルプD ボーテ エストロジー スカルプセラム

通常価格:7,800円(税込)

有効成分:「グリチルリチン酸2K」「ヒノキチオール」「エチニルエストラジオール」

商品説明:育毛効果が認められている女性ホルモン成分「エチニルエストラジオール」が配合された薬用育毛剤です。女性ホルモンの低下による髪や頭皮トラブルにアプローチして、髪のハリやコシを取り戻します。高級感のあるフレッシュローズの華やかな香りも人気の秘訣です。

栄養不足対策

髪に必要な栄養の不足

髪が育つために必要な栄養が摂れていないと、髪はしっかり育つことができません。成長期に成長できず、結果としてヘアサイクルが乱れる場合があります。バランスのとれた食事を心がけることはもちろん、髪の育成に欠かせない亜鉛や良質なタンパク質などを積極的に食事に取り入れることが有効です。

薄毛対策になる食品や栄養素に関しては、こちらのページで詳しく解説しています。薄毛改善につながる情報ですので、ぜひご参照ください。

薄毛対策に効く食べ物とは?毎日の食事で摂りたい食品リスト

間違ったヘアケアによる頭皮環境悪化対策

間違った髪の洗い方

間違った髪の洗い方は、頭皮の環境を悪化させます。たとえばシャンプーで洗い過ぎると、頭皮は皮脂まみれの脂ぎった状態になります。

皮脂は頭皮を守るバリア機能があり、頭皮は常に一定量の皮脂を分泌しています。もし、シャンプーで必要な皮脂までを洗い落としてしまうと、頭皮は「皮脂が足りないので補充が必要だ」と判断し、いつもより多めに皮脂を分泌します。結果として頭皮は皮脂が余った状態になります。

また、皮脂腺の活動がふだんより活発になるわけですから、頭皮はいわば疲れた状態になります。疲れた頭皮では髪が育ちにくく、ヘアサイクルの乱れにもつながります。

他にはかぶれや傷なども頭皮環境の悪化につながります。

  • 洗いすぎになる要因

  • 一度の入浴で髪を3回以上洗う

  • シャンプーの量が多すぎる

  • 1日に3回以上入浴し、毎回髪を洗う など

  • かぶれが出る要因

  • シャンプーやトリートメントを流し足りず、頭皮に残っている

  • 刺激が強いシャンプーを使っている

  • シャンプーの成分によってアレルギー反応が出ている など

  • 傷がつく要因

  • 爪を立てて、頭皮をひっかくように洗っている

  • 指に力を入れすぎている

  • 乾燥・かぶれからくるかゆみを我慢できずに掻いている など

間違ったシャンプー選び

シャンプーの方法が正しくても、シャンプーの洗浄力が強すぎると洗いすぎの状態につながります。刺激の強いシャンプーも、頭皮のかぶれの原因になります。

これらの問題を避けるには、シャンプーをアミノ酸系のスカルプシャンプーのような、洗浄力がやさしいものに変えるのがおすすめです。炎症を抑えるなどの効果をもつ有効成分を配合したものであればさらに頭皮環境を良好に保てます。

【おすすめのシャンプー】

スカルプDボーテ シャンプー[ボリューム][医薬部外品]

スカルプDボーテシャンプー

通常価格:3,900円(税込)

有効成分:「ピロクトンオラミン」「グリチルリチン酸2K」

商品説明:洗いながら女性の頭皮環境を理想へと導いてくれるシャンプーです。ローズが香り立つ濃密泡にはアンファー独自成分のソイセラムを配合しています。ふんわりボリュームのある髪を手に入れたい方に。

 

頻繁なカラーリングやパーマ

頻繁にカラーやパーマをしていると、頭皮も髪も傷んで、ヘアサイクルの乱れにつながります。薄毛が気になって、パーマでボリューム感を演出したい人もいるとは思いますが、それで頭皮を弱らせて、薄毛を進行させていると悪循環ですし、いずれ見た目のボリューム感では追いつかないほどになるでしょう。

脱毛症を改善したいのであれば、カラーリングやパーマの頻度は3か月に1度程度の控えめなペースにしましょう。

びまん性脱毛症なら、病院への相談も検討を

女性

女性がなりやすいびまん性脱毛症には多くの原因があります。自分はどの原因でびまん性脱毛症になったのかを判断し、原因に合わせた対策を行なうことで、ゆっくりと症状の改善を期待できるでしょう。

ただ、脱毛症の進行のほうが早く、なかなか改善が見られないことも多いですし、複数の原因が重なっていることや、他の体調不良や病気の影響を受けていることもありえます。そうなると「何が原因かを突き止める」という最初の段階でつまずきがちです。

そんなときは、皮膚科や女性の薄毛専門クリニックに通い、自分がびまん性脱毛症になった原因をはっきりさせると良いでしょう。とくにFAGAであれば、クリニックで適切な医薬品の処方を受けられ、より効果の高い治療を受けることもできます。

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