女性の悩み

公開日:2018年8月27日

更新日:2018年8月27日

ヘアアイロンは枝毛を増やす?髪のダメージを抑えて使うコツは?

ヘアアイロンは枝毛を増やす?髪のダメージを抑えて使うコツは?

ヘアアイロンは髪に熱を加えて変形しやすい状態にし、そのまま冷えて髪型を固定させるものです。頻繁に使いすぎると熱などの影響で髪が傷むこともあります。

ヘアアイロンで髪が傷む理由や、ダメージに対する対策をご紹介します。

ヘアアイロンで髪が傷む理由

ヘアアイロンを使うと髪には大きな負担がかかります。週に1、2度程度ならばダメージも少なく済みますが、毎日ヘアアイロンを使っていると、髪にダメージが蓄積し、枝毛や切れ毛の原因になります。

ヘアアイロンで髪が傷む理由3つをご説明します。

1.熱を与えすぎる(タンパク変性)

髪の90%は、ケラチンと呼ばれるタンパク質でできています。

タンパク質は長時間熱に晒されると固くなります。この変化を「タンパク変性」といいます。玉子を熱すると白身が固まるのも、生の肉を焼くと縮まって固くなるのも、タンパク変性によるものです。

髪もタンパク質でできていますから、タンパク変性によって髪の状態が変化します。ヘアカラーをしても色が入りにくくなったり、パーマがきれいにかかりにくくなったりします。

さらにタンパク変性が進むと、今度は「炭化」という現象が起こります。

炭化とは文字通り髪が炭になることです。肉を焼きすぎると表面が焦げ、やがて中も焦げだすのと同じです。炭化した髪は硬くなり、しなやかさを失います。また、脆くなってちぎれやすくなり、枝毛や切れ毛に発展しやすくなります。

なお、傷ついても傷口がふさがり再生する皮膚とは違って、伸びた髪が受けたダメージが自己修復され、再生することはありません。熱によるダメージも回復はしませんから、炭化した髪、タンパク変性した髪は元の健康な髪の状態には戻りません。

2.濡れた髪にヘアアイロンを当てる(水分の蒸発)

いつも湿った髪、濡れた髪にヘアアイロンを使っている人はとても危険です! 濡れている髪にヘアアイロンを当てると髪が傷みます。その理由は水蒸気です。

熱したフライパンに水をかけると一気に蒸発し、「ジュワッ」と音がして湯気がでます。このとき「水蒸気爆発」と呼ばれる現象が起こっています。水の分子は蒸発する際の一瞬で体積が膨れあがります。濡れた髪にヘアアイロンを押し当てると、同様に水蒸気爆発が髪の内側で発生します。

水蒸気爆発のダメージの大きさを伝えるため、髪の構造について少し解説しましょう。

髪の毛はキューティクルというタンパク質の表面層によって保湿、保護されています。キューティクルはウロコ状の保護膜で、重なり合って髪を保護しています。

髪が水に濡れると水分を吸い込んで膨らむため、キューティクルの重なりにも隙間が発生します。これだけでも無防備な状態なのですが、ヘアアイロンの熱はその隙間から髪の内部へと入り、髪内部の水分を蒸発させ、水蒸気爆発を起こします。すると髪の内部で水分が膨れ上がり、内側から破裂するように髪を壊します。

3.摩擦する

熱したプレート髪をはさみこむようにし、髪の表面に押し当てながら髪にクセをつけていくのがヘアアイロンです。そのため、熱によるダメージに加え、アイロンによる摩擦のダメージも加わり髪は傷つきます。

摩擦のダメージを減らそうと、アイロンをゆっくり動かしたり、熱のダメージを減らすためにと低温にしたりするのは逆効果です。髪にタンパク変質が起きるのは約130度です。ゆっくり動かせばそれだけ長時間、髪が熱されるためタンパク変質が起こりやすくなります。また、温度を下げすぎるとヘアアイロン本来の役割である髪のクセつけが難しくなり、「セットができないから」と同じ部分に繰り返し使うことになり、結局はダメージの量が多くなります。

ダメージを抑えるコツ1.ヘアケアでダメージ補修

女性の横顔

ヘアアイロンは使うとどうしても、髪にダメージを与えます。ただ、使い方次第ではダメージを最小限に抑えられます。ヘアアイロンとうまく付き合うコツのひとつに、ヘアケアによるダメージ補修があります。

ダメージを抑えるには、まずは正しくヘアアイロンを使う

誤ったヘアアイロンの使い方をしているととくに髪は傷みやすくなります。まずは正しい使い方を覚えましょう。

手順1.髪を濡らし、整える

寝癖などのクセがついている場合、ヘアアイロンを使っても綺麗にクセをつけることはできません。よって、まずは髪を濡らして寝癖を整え、元の状態に戻しましょう。髪は濡れた状態から乾くことで形状を記憶する性質を持っているからです。

手順2.洗い流さないトリートメントをつける

髪はダメージを受けるともう回復はしませんが、トリートメントを使えばダメージ部分を補修できます。また、ダメージを受けていない髪でも、トリートメントのコーティング効果が摩擦や熱のダメージを抑えられるため、予防のためにもおすすめです。ヘアアイロンを使う前に、洗い流さないタイプのトリートメントをつけて髪をコーティングしましょう。

手順3.髪を乾かす

濡れた髪にヘアアイロンを使うと髪がダメージを受けやすいですから、タオルドライとドライヤーとで、髪が湿らない状態まで乾かしましょう。ドライヤーで乾かしたら、櫛(くし)で髪を梳いて流れを整えます。髪が絡まっていると熱が均一に伝わりにくくなります。ヘアアイロンの効果がうまく出ませんし、特定の部分の髪だけがダメージを受けやすくなります。櫛で流れを整えれば、これらの心配はなくなります。

手順4.ブロッキング(髪の区分け)してからヘアアイロンを使う

ヘアクリップで髪を区分けすると、ヘアアイロンを使いやすくなり、効率よく行えます。区分けすることを「ブロッキング」と呼びます。区分けしたブロックごとにヘアアイロンを当てていけば、同じ髪に繰り返し当てることがなくなり、髪がダメージを受けにくくなります。

ブロッキングする数や、クリップを留める位置は髪型ごとに異なります。「どうやればいいの?」「難しそう」と思うかもしれませんが、まずは最初にヘアアイロンをあてる部分にあてやすいようにクリップ留めして、そのあとアイロンの位置を変えて当てる部分にも留めて…と、自分のヘアアイロンの手順を思い出すと初めてでもブロッキングしやすいでしょう。

ヘアアイロン前に使うトリートメントが髪を守る

ヘアアイロンのときに使うトリートメントには、髪のダメージの補修や保湿ケアに力を入れている物を選ぶのがおすすめです。たとえばスカルプDボーテボリュームアップミストは、髪だけでなく頭皮の乾燥へのケア成分が含まれています。ヘアアイロンの熱でかさかさになりがちな髪と頭皮の潤いをキープします。

【おすすめのアウトバストリートメント】

【アウトバストリートメント】スカルプDボーテボリュームアップミスト

スカルプDボーテ ボリュームアップミスト

通常価格:2,020円(税込)

内容成分:「γ-ドコサラクトン」「セトリモニウムクロリド」「ツバキ葉エキス」など

商品説明:髪の内側と外側からのWボリュームアップを実現したトリートメントです。頭皮の乾燥をケアしながら、髪ツヤや指通りを維持したい方におすすめ。

ダメージを抑える対策2.髪をしっかり乾かす

ヘアアイロンを使うなら、髪を乾かしておいたほうがいいのは確かです。ただ、ドライヤーで徹底的に乾かそうとするとかえって危険です。ドライヤーの熱は髪だけでなく頭皮にも届き、長い時間ドライヤーを当て続けると頭皮はカラカラに乾燥してしまいます。

頭皮が乾燥することでかゆみやフケの症状も出ますし、健康な髪が育たなくなります。できるだけ頭皮に負担を与えずに髪を乾かすことが大事です。

正しい髪の乾かし方

髪を乾かすには、まずドライヤーの前にタオルを使います。タオルで余分な水分を拭き取って、ある程度乾かします。湿ったタオルを使っても水分を上手に拭き取れないので、乾いた清潔なタオルを使ってください。

タオルドライの後、ドライヤーで髪を乾かします。髪が多い部分、乾かしにくい部分はあるでしょうが、同じ部分に重点的に温風を当てないよう気をつけ、全体に均一に風を当てるのがドライヤーでの乾燥のコツです。乾きにくいところは一度温風を当て、他の部分も乾かしてからまた戻って風を当てる、この動きを繰り返して乾かしてください。

また、ひととおり髪が乾いたら仕上げに冷風を当てて、髪全体を冷やしてください。冷やすことでキューティクルが引き締まり、ヘアアイロンを使うときの髪のダメージを抑えやすくなります。

ダメージを抑える対策3.使っているヘアアイロンを見直す

ヘアアイロンには髪を傷めやすいものもあれば、髪のダメージを抑えることに気を配ったものもあります。今使っているヘアアイロンが本当にいいものかを一度見直し、必要なら髪のダメージを抑えて使いやすいものに切り替えることも、きれいな髪と理想のスタイリングへの近道です。

ヘアアイロン選びの注目ポイント

ヘアアイロン選びで設定温度はいちばん重要です。180度まで上げられるヘアアイロンを選びましょう。

「温度が高いとそのぶん髪に負担がかかるのでは?」と思うかもしれませんが、低温度のヘアアイロンを何度も髪に当ててセットするより、高温ですばやくセットを完成できるほうが髪へのダメージは抑えられます。

次に、温度調整ができるものを選んでください。すでに髪が傷んでいるときは140度くらいに調節したほうがよいからです。すでにタンパク変質している髪を炭化させないよう、温度をうまく調整しながら使いましょう。

温度以外で注目したいポイントは、アイロンのプレート部分です。プレートの素材には主にセラミック、チタン、テフロンが使われています。セラミックは熱伝導率が高いですが髪への摩擦力が強く、テフロンは摩擦こそ抑えられますがプレートの耐久力が低いので長持ちしないのが難点です。チタンは熱伝導率がよく耐久性にも優れていて、摩擦も抑えられています。なのでチタン素材のものがおすすめですが、チタンプレートのヘアアイロンは比較的高価な傾向があります。

ヘアアイロンのダメージを抑えて、スタイリングを楽しむには

ブラシと髪

ヘアアイロンはスタイリングに便利なアイテムですが、使う以上は髪へのダメージをゼロにはできません。

髪を熱する以上、どうしても髪に負担はかかります。気をつけずに使い続けると、熱によって髪がタンパク変質して枝毛や切れ毛を招き、やがて炭化することもありえます。

髪のダメージを抑えるためには、まず正しい使い方をすること、そして使用中のヘアアイロンを買い替えも検討して見直すことをおすすめします。髪が濡れた状態で使わない、ダメージ補修と予防のためにトリートメントをつけてからヘアアイロンを使う、といった使い方で、ダメージは大幅に抑えられます。

また、毎日ヘアアイロンが必要な髪型にはせず、別の髪型も楽しむことでヘアアイロンの頻度を減らし、熱のダメージが少ないきれいな髪を保てるでしょう。

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