薄毛に関するお悩み 薄毛に関するお悩み

薄毛に関するお悩み

公開日:2018年3月12日

更新日:2019年5月1日

ハゲ(薄毛)の人は要注意!噂の湯シャンに落とし穴アリ!?

ハゲ(薄毛)の人は要注意!噂の湯シャンに落とし穴アリ!?

■そもそもなぜ湯シャンが注目されているの?

湯シャンとは、シャンプーを使わずにお湯ですすぐだけで髪を洗うことです。洗髪剤のような人工物を使わず、自然な洗髪方法が髪の成長に良いという意見や、「あのタレントも実践している」といった話題性もあって、湯シャンは注目されているようです。

しかし良い評判ばかりではなく、実際に湯シャンをしている人から「かえって薄毛が進行した」「ニオイが気になる」といったネガティブな感想も耳にします。 湯シャンのメリットや知っておかないと逆効果な落とし穴、正しい洗髪の方法などを見ていきましょう。

湯シャンって薄毛改善につながるの?

湯シャンには実際にどのような効果があるのでしょうか? また湯シャンにどんな決まりごとがあるのかを紹介します。

湯シャンの効果とメリット

湯シャンには、以下のような効果とメリットがあると言われています。

・頭皮のべたつきを抑える

洗浄力が強いシャンプーや熱すぎるシャワーなどで頭皮の皮脂を除去すると、それを補うために体が皮脂をより多く分泌するのでますます脂ぎってくる、そのぶん脱脂力の強い洗い方をする…という悪循環になります。適度な皮脂を残すことで皮脂の過剰分泌がなくなってべたつきが抑えられます。

・髪に自然なツヤが戻る

洗浄力が強いシャンプーを使用していると、刺激が強すぎて髪が傷んでしまう場合があります。個人差はありますが、湯シャンにすることで髪に対する負担が減り、キューティクルが整って髪に自然なツヤが戻るケースがあります。

・頭皮に不必要な刺激を与えない

シャンプーは頭皮や髪の汚れを落としてくれますが、その際に頭皮に刺激を与えます。敏感肌の人やアトピー性皮膚炎の人は、その刺激によって頭皮の健康状態が悪化してしまう場合があります。

湯シャンは、シャンプーによる頭皮への刺激がありません。そのため、炎症などの頭皮の健康悪化のリスクが少なく、健康的な頭皮を作ることができます。

・抜け毛が減る

湯シャンによって皮脂の過剰な分泌が抑制されると、皮脂の分泌に回されていた栄養が髪の成長に充てられるようになります。その結果、太くしっかりした毛が作られるようになり、抜け毛の減少が期待できます。

・シャンプーの費用が節約できる

湯シャンはシャンプーを使用しないため、シャンプーの購入費用を節約することができます。シャンプーにはとても高額なものもあり、費用負担を減らせるのは嬉しいポイントのひとつです。

湯シャンが向いている人

湯シャンは髪の健康に効果的とされていますが、すべての人に適しているわけではありません。湯シャンが向いている人は、主に以下のような人です。

・皮脂の分泌量が少ない人

皮脂の分泌量が少ない人の場合、1~2日放置していても頭皮が皮脂まみれになることはありません。ただし、皮脂以外にもホコリやカビなどの付着といった汚れを落とす必要があるので、洗髪自体は不可欠です。

そうした皮脂の分泌量が少ない人には、湯シャンが適しています。皮脂が少なければ、シャンプーを使用しなくても頭皮の皮脂の量が適切な水準に保たれます。また、お湯だけでもホコリやカビといった汚れはしっかりと落とすことができます。

・1日に何度も洗髪をする人

皮脂の分泌量が多い少ないにかかわらず、人の体は24時間かけて分泌量を元に戻すサイクルをもっています。そのため1日1回より多く髪を洗うのは洗い過ぎです。皮脂の分泌が多い人でもシャンプーを使った洗髪は1日1回で充分でしょう。汚れやホコリが多い場所で仕事をするなど、一日に何回も髪を洗う必要がある人は、湯シャンにして頭皮や髪の負担を減らすことをおすすめします。

・シャンプーのすすぎが雑な人

シャンプーが頭皮に残留している状態は、頭皮に非常に悪影響を与えます。きれいに洗い流すのが最善ですが、すすぎが苦手な人はたまに湯シャンを取り入れましょう。頭皮に残留したシャンプーが湯シャンで定期的に洗い流されるサイクルが定着すれば、頭皮に与えられる負荷を大幅に削減できます。

■湯シャンの手順

湯シャンをすると一言にいっても、ただシャンプーを使わずに洗うだけでは意味がありません。きちんとした手順を踏まなければ、むしろ髪の成長に悪影響を与えかねません。ここで正しい湯シャンのしかたや、注意点について見ていきましょう。

湯シャンの正しいやり方

  1. 入浴前にブラッシング…日中に付着したホコリや汚れをブラシである程度落としておくことで、湯シャンの流れがスムーズになり、汚れを落とす効果も上がります。ブラッシングをする際には、髪の毛の流れに沿って根元から毛先に向かって丁寧に行います。毛を逆立てるような方向にブラッシングしたり、強くブラッシングしたりすると、枝毛や切れ毛の原因になります。

  2. 洗髪前に湯船などで軽く汗をかく…湯シャンは洗浄効果が弱いので、充分に皮脂や汚れを落とすためにも汗をかいて毛穴を広げる必要があります。毛穴がしっかりと広がることで、お湯だけでも過剰な皮脂を洗い流せるようになります。

  3. 洗髪はマッサージの要領で優しく洗う…33~35℃(人肌程度)のぬるま湯で、3~5分の間丁寧に洗いましょう。シャンプーを使わないぶん、汚れや適度な皮脂を落とすためには時間をかけることが重要です。ただし、強くこすってしまうと髪や頭皮を傷めてしまうため、爪を立てずに優しく洗うことが大切です。

  4. タオルを押し当てて水気を取る…おふろから出てタオルで拭き取る際、強い力でこするのは毛髪にも頭皮にも良くありません。タオルを押し当てて水を吸い込むように乾かすことで、水分や残留した皮脂を効率よく吸い取ることができます。

  5. 仕上げにドライヤーの冷風で乾かす…水分や湿気が残っていると、頭皮にいる雑菌が繁殖したり、嫌なニオイの原因になったりします。さらに雑菌の活動が活発になると毛根の髪を育てる栄養を取ってしまいますので、雑菌を繁殖させないためにもしっかりと乾かすことは大事です。

    冷風には髪のキューティクルを閉じて髪を保護する役割と、髪にツヤをだす役割があります。温風で髪の水分をある程度取り除いたら、仕上げに頭皮にダメージを与えない冷風で、しっかり乾かしましょう。

湯シャンを行なう際の注意点

湯シャンのメリットを活かし、デメリットを招かないよう注意点を確認しましょう。

・整髪料を使った日は湯シャンのみの洗髪はNG

ワックスやジェルなどに含まれている化学物質は、湯シャンでは充分に洗い流せません。整髪料を使った日は、湯シャンだけではなくシャンプーを使いましょう。湯シャンをする日は、トリートメントの使用も控えることをおすすめします。

・髪や頭皮の状態を確認しながら行う

湯シャンは、すべての人に適しているわけではありません。場合によっては、皮脂が過剰になったり髪の健康が悪化したりする場合もあります。

湯シャンにしたことで、頭皮のかゆみ・フケの増加・髪のツヤの減少・ニオイの増加などが起こった場合は、湯シャンを中止するか湯シャンの頻度を減らすことをおすすめします。特に頭皮に炎症が起こった場合には、すぐに湯シャンを中止して皮膚科を受診するようにしてください。

・効果が発揮されるまで気長に続ける

湯シャンが向いている人であっても、髪や頭皮の状態はすぐには変化しません。湯シャンの効果を実感するには数カ月~半年の継続が必要とも言いわれています。湯シャンの効果を十分に得るためには、短期間で効果が実感できなくても、焦らず気長に続けることが大切です。

■湯シャンに向かない人もいる

 

スマホを見る男性

すべての人が湯シャンだけで充分なわけではなく、体質や生活習慣によっては湯シャンが合わない場合もあります。どのような人がそれに当てはまるのでしょうか。

湯シャンが向かない人とは

・皮脂の分泌が多量な人

日中を通して皮脂の分泌が多い人には、湯シャンでは皮脂を落とし切れない可能性があります。皮脂が詰まった状態は毛髪の成長を妨げ、汚れの蓄積やニオイの原因にもなるので、皮脂を分泌しやすい体質の人には湯シャンは向きません。

・整髪料を頻繁に利用する人

毎日整髪料を使ってビシッとしたヘアスタイルをしている人には湯シャンが向きません。基本的に湯シャンだけで足りるのは整髪料を使っていない日だけです。整髪料を使った日は、シャンプーでしっかり整髪料を落としましょう。

・頭皮が汗や汚れに多く触れる人

仕事の内容や生活環境によっては日中でかなりの汗や汚れにさらされることがあります。そういった人は湯シャンだけで汚れを落とし切るのが難しいでしょう。事前にブラッシングをしても、汗をかいた毛穴の汚れは充分には洗浄しきれません。該当する人は、湯シャンに向いていないでしょう。

■湯シャンが向かない人の対処法

透明なシャンプーボトル

適切な回数だけシャンプーを使用する

皮脂や髪の汚れが多い人など、湯シャンが向かない人の場合は、シャンプーを使って汚れをしっかりと落とす必要があります。ただし、洗いすぎは頭皮や髪を傷める原因になるので、適切な回数行うことが大切です。

皮脂が多い人でも、シャンプーは1日に1回で十分です。それ以上髪を洗う必要がある場合は、シャンプーの使用を控えるなどの髪を傷めない工夫をするようにしましょう。

自分に合ったシャンプーを選ぶ

シャンプーにはさまざまな種類がありますが、なかでも洗浄力が強いのが高級アルコール系シャンプーです。高級アルコール系シャンプーは洗浄力が強いため、頭皮が乾燥気味の人や敏感肌の人が使うと、フケやかゆみといった頭皮トラブルを引き起こす場合があります。こういった理由から、シャンプーを使用しない湯シャンに切り替える人がいます。

しかし、皮脂や汚れが多めの人が湯シャンに切り替えてしまうと、皮脂や汚れが落ちずに髪に悪影響が及ぶ場合があります。そうした人には、湯シャンではなく、低刺激のアミノ酸系シャンプーが最適です。高級アルコール系シャンプーと比べて洗浄力が優しく、適度に皮脂を落とせます。とくに、過剰に分泌された皮脂や整髪料は、湯シャンだけでは落としきれないため、アミノ酸系シャンプーを使いましょう。

シャンプーの選び方については、こちらの記事も参考にしてみてください。

 

髪の洗い方を工夫する

湯シャンが向かない人は、シャンプーを使用する必要があります。シャンプーを使用すると髪や頭皮への刺激が気になるかもしれませんが、工夫次第で刺激を抑えることができます。

頭皮への優しさを重視した洗髪方法には6つのステップがあります。これを守っておけば、髪に不必要な刺激を与えることはありません。

1.洗髪前によくブラッシングをしておく

髪の長い人は洗う前に手ぐしやブラシでとかす癖をつけましょう。洗髪中に毛が絡むと、髪に強い負担をかけてしまいます。髪をとかすことで事前に汚れを落とすことにもなります。

2.シャンプーを使う前にお湯で念入りに汚れを落とす

シャンプーをつける前に、髪をよくすすぎましょう。この段階で汚れの8割程度を落とすイメージで念入りにすすぐのがベストです。またお湯の温度は38℃くらいがちょうど良いです。

3.シャンプーは手でよく泡立ててから洗う

シャンプーを毛髪につけて泡立てる行為は、髪に多く刺激を与えるので好ましくありません。髪につける前に泡立ててから使いましょう。

4.シャンプーは爪を立てずにサっと済ませる

爪を立てなくても充分に、汚れを除去できます。頭皮を傷つけないよう指の腹でしっかりと洗いましょう。またシャンプーが髪についている時間を極力短くしましょう。

5.洗い残しがないようにしっかりすすぐ

洗髪の中でも重要なのが、シャンプーのすすぎです。洗い残しがあると頭皮のトラブルにつながり、抜け毛を誘発してしまします。シャンプーが髪や頭皮に残らないよう十分にすすぐことが大切です。

6.ドライヤーで乾かすのは8割まで

タオルを押し付けるようにして水気を切った後は、熱を加えすぎないようにドライヤーを当てます。この時注意したいのが、「一か所に当てすぎない」「乾かしすぎない」ことです。熱を当て続けることはもちろん頭皮に悪いですし、完全に乾かしてしまうと頭皮に必要な水分まで失ってしまいます。8割程度まで乾かしたならあとは自然乾燥でも充分に乾くので、ドライヤーは当てすぎないようにしましょう。また、仕上げは冷風で乾かすことをおすすめします。

■湯シャンの薄毛対策は条件付き

湯シャンのメリットや注意点についてご紹介してきましたが、薄毛対策として活用するにはいろいろな条件があることがわかりました。薄毛の状態によっては、むしろ湯シャンのせいで悪化してしまうこともあります。

湯シャンはシャンプーと違って「洗うこと」ではなく、「皮脂を適度に残す」ことがメインです。湯シャンは万能ではなく、髪を大切にしたうえで効果的に汚れを落とすシャンプーの使いかたもあります。湯シャンは髪を健康にするための手段のひとつであり、自分の体質を確認しながら行うことが大切です。

そして何よりも、湯シャンは薄毛の改善ではなく、頭皮トラブルを未然に防ぐための洗髪法であることを認識しておいてください。湯シャンは薄毛の進行を緩和することには有効ですが、薄毛の原因そのものを何とかしたいのであれば、薄毛治療専門のクリニックを受診するといったアクションが必要になります。湯シャンにできることには限界があるのを覚えておきましょう。

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