薄毛に関するお悩み 薄毛に関するお悩み

薄毛に関するお悩み

公開日:2018年3月12日

更新日:2019年3月21日

薄毛(ハゲ)予防はシャンプーと育毛剤と6つの生活習慣の改善が重要

薄毛(ハゲ)予防はシャンプーと育毛剤と6つの生活習慣の改善が重要

■男性の薄毛!AGAとは

鏡を眺める男性

男性に多い薄毛の原因として、 AGAが挙げられます。 AGAが発症すると抜け毛が増え、頭頂部や生え際から薄毛が進行していく傾向にあります。

日本人男性は20代後半~30代にかけて発症することが多いと言われており、少しずつ薄毛の範囲が広がっていきます。AGAの進行を予防するためには、まず抜け毛の原因を知ることが重要です。

AGAの原因は男性ホルモン

AGAが男性に多いとされているのは、数ある男性ホルモンのひとつ、「ジヒドロテストステロン(DHT)」と呼ばれる男性ホルモンが原因です。DHTは男性ホルモンとして体に及ぼす影響力が強く、「筋肉を増強する」「性的欲求を起こす」などの作用が知られています。

DHTは具体的に、どのようにAGAを引き起こすのでしょうか。

DHTは、「テストステロン」と呼ばれる男性ホルモンから変化したものです。テストステロンは精巣で分泌され、男性的な体つきの形成を促します。その過程で、テストステロンはすべての毛根に存在する毛乳頭細胞という細胞にも送られます。毛乳頭細胞の中に「2型5αリダクターゼ」が多く存在していた場合、テストステロンはDHTに変化します。

2型5αリダクターゼのはたらき

2型5αリダクターゼはどの毛根にもあるわけではなく、ヒゲや胸毛、そして頭頂部や生え際などに存在していると言われています。酵素のひとつである2型5αリダクターゼは、毛乳頭細胞に送られてきたテストステロンをDHTに変えます。アンドロゲンレセプターという器官とDHTが結びつくと、髪の毛の成長を抑える指令が出されます。

この指令は、毛の場所によって内容が変わります。成長因子が誘導されるヒゲや胸毛は毛が太く長く成長するようになり、抑制因子が誘導される頭頂部や生え際は毛の成長が抑えられるのです。

髪の毛は成長期と退行期、休止期の3つのフェーズを繰り返しており、ジヒドロテストステロンのはたらきにより充分な成長がなされなければ、髪の毛が抜け落ちる休止期において多くの髪の毛が抜けることになります。

出典:京都工芸繊維大学 「男性型脱毛における現状(先端ファイブロ科学専攻 仲谷優 11651018)」生体行動科学特論

遺伝で発症する確率が変わる

昔から言われていた「薄毛の原因は遺伝」という説は、アンドロゲンレセプターのはたらきに関係しています。身長や肌の色などが遺伝子の影響を大きく受けるように、アンドロゲンレセプターのはたらきが強い遺伝子を持っている男性は、遺伝によるAGA発症の確率が高いです。

AGAが起こる原因について紹介しましたが、AGAによってどのように薄毛が進行するのかを知りたい人は、次の記事を参考にしましょう。AGAの初期症状にも触れているので不安を感じる人は、チェック項目を確認してください。

女性の薄毛(ハゲ)!FAGAとは

鏡を見て驚愕する女性

AGAの女性版だと言われているのが、FAGAです。直接的に作用するのはAGAと同様に男性ホルモンであると考えられていますが、発症のメカニズムには女性ホルモンの減少が大きく関わっていると言われており、予防方法も異なります。

FAGAは、同じ薄毛でもAGAとは異なる症状がみられます。AGAの薄毛が頭頂部と生え際に集中する傾向にある一方で、FAGAの薄毛は頭皮全体の髪の毛が薄くなっていく傾向にあるのです。このような症状がみられることから、FAGAは「びまん性脱毛症」と呼ばれることもあります。

「びまん性」とは、病変が広範囲に広がっており、部位を一部に特定できないことを意味します。FAGAの場合の病変は薄毛の状態を指し、これが頭頂部などに特定できないことから、びまん性脱毛症と呼ばれているのです。

FAGAの原因はホルモンバランスの乱れ

FAGAが発症するメカニズムとしては、加齢による女性ホルモンの分泌の減少により男性ホルモンが優位になる、というものが広く支持されています。男性には男性ホルモンだけ・女性には女性ホルモンだけ分泌されているわけではなく、たとえば女性の場合でも微量の男性ホルモンが分泌されています。 

2018年現在では男性ホルモンの増加が、FAGAを引き起こすと考えられているのです。

男性ホルモンが優位になる原因としては、女性ホルモンの減少以外には、過度のダイエットやストレスによる女性ホルモンの乱れなどが挙げられます。

また、FAGA以外にも女性がかかる脱毛症は多く、対処法も異なります。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

生活習慣の見直しは薄毛(ハゲ)予防につながる

生活習慣の乱れは血行不良や栄養不足、そしてホルモンバランスの乱れを招くため、AGAの発症リスクを高めます。

では薄毛予防のために見直すべき生活習慣について見てみましょう。

飲酒と食生活の改善で薄毛(ハゲ)を予防する

髪に必要な栄養素を摂取する

AGAを予防するための生活習慣の見直しには、まず食事の改善があげられます。ポイントは2つで、髪の毛に良い栄養素を積極的に摂取することと、髪の毛に悪いものの摂取を避けることです。

髪の毛に良い栄養素としては、髪の毛の材料となるタンパク質、髪の毛の形成に必要な亜鉛とビタミンB6の3つです。タンパク質は、魚や豆類、卵などに多く含まれています。

肉にもタンパク質は多く含まれていますが、摂り過ぎると高コレステロール血症を引き起こす動物性脂肪も多く含まれているため、食べ過ぎには注意が必要です。

亜鉛はゴマ、海藻類、アーモンドなどに多く含まれており、ビタミンB6は魚や肉から摂取することができます。なお、予防のためにはこれらの食材のみを多く摂るのではなく、普段の食事にバランスよくこれらを織り交ぜるのが大切です。

髪の良い栄養素と食材を詳しく紹介している記事もご覧ください。

アルコールの摂取は適度な量に保つ

髪の毛に悪い成分としては、アルコールがあげられます。アルコールには皮脂の分泌量を増やすはたらきがあり、皮脂の過剰な分泌は頭皮トラブルを招きます。

ただし、適度なアルコール摂取には血行を促進する、うれしいはたらきがあります。厚生労働省の健康日本21によると、1日のアルコール摂取量が次のように定められているので、飲み過ぎに注意しつつ、適度な飲酒を楽しみましょう。

お酒の種類

ビール
(中瓶1本500ml)

清酒
(1合180ml)

ウイスキー・ブランデー
(ダブル60ml)

焼酎(35度)
(1合180ml)

ワイン
(1杯120ml)

アルコール度数

5%

15%

43%

35%

12%

純アルコール量

20g

22g

20g

50g

12g


引用:アルコール|厚生労働省

頭皮に負担をかけないようにする

整髪料を頻繁に使ったり、髪の毛を結んだりしたヘアスタイルばかりしていると頭皮に負担をかけます。とくに女性の場合は身だしなみの側面上、日中は縛ったヘアスタイルで過ごす人が多い傾向にあります。

髪の毛が引っ張られたり髪の束が1か所に集まったりしていると、頭皮に負担がかかり薄毛を助長する可能性があります。

時々、髪の毛の分け目や結ぶ位置を変えるなどして、一定箇所に負担がかからないように配慮してください。薄毛予防のためにもできるだけ頭皮に負担をかける時間は最小限にしましょう。

禁煙は薄毛(ハゲ)予防につながる

また、タバコもAGAが進行する原因です。タバコには200種類以上の有害物質が含まれており、とくにニコチンはビタミンを破壊します。

ビタミンは傷ついた毛根の細胞を修復したり、頭皮が乾燥しないためのコラーゲンを作り出したりする作用をもっています。

そのため、ニコチンによってビタミンが破壊されることで頭皮トラブルを招き、AGAが進行するのです。AGAによる薄毛予防のためにも、禁煙することも念頭に置いておきましょう。

ストレスを解消してAGAのリスクを軽減

ストレスが溜まると交感神経が刺激され、血管が収縮します。頭皮の血管は毛細血管といい、その名の通りとても細いのが特徴です。その血管が収縮すると、ただでさえ細い血管がさらに細くなり頭皮の血流が悪くなります。その結果、毛根の細胞が栄養不足になりAGAによる脱毛が進むのです。

ストレス軽減の方法はたくさんありますが、とくに有効とされているのが運動です。運動をすると血流が良くなるため、ストレスによって悪くなった頭皮の血行を解消できます。なお、運動といってもうっすらと汗をかく程度の軽い運動でかまいません。たとえば、週末の朝に30分間いつもより速く歩くだけで、気持ちの良い汗を流すことができます。

また、睡眠の質が悪くなると日中にイライラしがちになり、ストレスが溜まります。そこで、朝に運動することで身体を適度に疲れさせましょう。そうすることで、夜にはすっと眠りに入ることができて質の高い睡眠を摂ることができます。睡眠の質が改善すればストレスを感じにくくなり、血流が良くなる好循環が生まれるので、ぜひ朝に運動しましょう。

ストレスを解消して血行不良を防ぐ

人それぞれ効果的なストレス解消法は異なりますが、重要なのは充実した気分を感じることです。

たとえばゲームやカラオケなど趣味に没頭したり、友達とおしゃべりしたりするのも、充実した気分を感じれば立派なストレス解消法です。ストレスが溜まっているときは心から満足できるものを探して、実践してみましょう。

適度な運動で血行を促進する

適度な運動を行なうことで、頭皮の血行を促進することができます。運動不足は血液の流れを悪くするので、髪を育てるための酸素や栄養が届きにくくなります。また、積極的に運動をして汗をかくことで、毛穴に溜まった汚れを浮かせることができます。運動後に入浴を組み合わせることで、シャンプーの洗浄力を向上できるため、頭皮をより清潔に保つ面でも運動は効果的です。

筋トレや短距離走といった無酸素運動よりも、ジョギングやスポーツといった有酸素運動がより効果的です。改まって運動する時間を用意できない人は、階段の昇り降りや徒歩による移動などを意識的に行ない運動不足解消に努めましょう。

抜け毛対策に適して運動についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。

睡眠の質を向上すれば抜け毛とストレスが減る

睡眠とは、単純に睡眠時間が長ければ良いわけではありません。就寝前の行動や眠る環境を工夫することで、充分な睡眠時間が取れなくても睡眠の質を向上させることができます。

たとえば、就寝前は脳をリラックスさせるためにスマホやパソコンをいじらない、就寝の1時間ほど前に湯船に浸かってリラックスするといった行動をすればスムーズに眠ることができます。

また睡眠中は寝室を完全な暗闇にするのではなく、足元に月あかり程度の照明を置くか間接照明を使うと効果的です。質の良い睡眠についての情報はこちらの記事で詳しく紹介しています。

自己判断は危険!AGA、FAGAの治療法

生活習慣を改善するとAGAとFAGAは予防できますが、必ず防げるわけではありません。もし発症した場合は、上記で紹介した生活習慣の改善に加えてクリニックでの治療をおすすめします。

クリニックでは治療薬を使った治療が主になります。治療薬は個人輸入でも購入できますが、個人輸入で入手可能な薬は偽物である可能性が高く、健康被害が発生しやく危険なので必ずクリニックを受診しましょう。


また、FAGAの治療を受けられるクリニックも存在します。女性の薄毛を治療するクリニックの選び方は以下の記事で解説しているので参考にしてください。

シャンプーを変えて薄毛(ハゲ)を予防

正しい方法でシャンプーをして頭皮の清潔さを保つとかゆみやフケなどを抑えられ、抜け毛の予防にもなり正しい髪の洗い方をご紹介しましょう。

頭皮を清潔にする 髪を洗う基本的な手順

薄毛予防のための洗髪方法をご紹介します。

髪の毛を洗う際には、以下の手順を意識することが大切です。

  1. シャンプーの前にブラッシングを行ない、大きな埃を取り除いて髪の毛の絡まりを直す
  2. 地肌までしっかり水でぬらす(お湯の温度は熱過ぎないように)
  3. シャンプーは、髪の毛につける前に手で泡立てる
  4. 指の腹を使い、頭皮をマッサージするように洗う
  5. シャンプーが残らないよう、きれいに洗い流す

それぞれの手順には目的があります。シャンプーの前にブラッシングをする、地肌までしっかり水で濡らす、手で泡立てるなどはどれもシャンプーの泡立ちを良くするためです。シャンプーは泡立つことではじめて、髪の毛や頭皮の皮脂汚れを取り除く効果を発揮します。だから、その準備が重要なのです。

また、指の腹で頭皮をマッサージすることは、頭皮の皮脂を取り除きながら血行を良くするために必要です。すすぎを入念にすることは、洗い残したシャンプーによって頭皮が刺激され、フケ・かゆみ・乾燥といったトラブルを避けるには欠かせないことです。予防という目的をしっかりと理解して正しい手順で髪を洗いましょう。

ダメージを最小限に!ドライヤーでの基本的な乾かし方

薄毛を対策するには、洗髪後に髪をしっかり乾かすことも大切です。髪を濡らしたまま放置すると頭皮の温度が低下し、血行不良を引き起こします。また湿気により雑菌が繁殖し、かゆみや炎症などの頭皮トラブルにつながる可能性もあります。そのため、洗髪後はドライヤーを使用して髪の毛をしっかり乾かすことが大切です。

  1. タオルドライで余分な水分を取る
  2. ドライヤーを使って、後頭部、側面、前頭部の順番で髪の根元から乾かす
  3. 冷風に切り替えて仕上げる

まずは、タオルドライである程度の水分を取り除きましょう。洗髪後は髪や頭皮に多くの水分が残ります。いきなりドライヤーを使用すると乾かすのに時間がかかり、長時間ドライヤーの熱風を髪に当たることになるますので、髪や頭皮にダメージが蓄積してしまいます。髪や頭皮への負担を軽減するためにも、事前のタオルドライはしっかり行いましょう。

ドライヤーを使用する際は、同じ個所に熱風を当て続けないよう注意してください。熱風が1点に集中するとその個所の温度が上昇し、頭皮や周辺の髪にダメージを与えてしまいます。そのため、常にドライヤーを左右に振って、熱風が当たる箇所を短時間で変えるよう意識しましょう。

なお、早く乾かそうとしてドライヤーを髪に近づけすぎるのは望ましくありません。頭皮にダメージを与えないためにも、ドライヤーは最低でも髪から20cmほど離して使用しましょう。

ある程度髪が乾いたら、冷風に切り替えて仕上げに入ります。髪のキューティクルは、熱によって開きます。熱風のまま乾かし続けると、キューティクルが開いたままになります。これは枝毛やパサつきの原因となるので、冷風を当ててキューティクルを引き締め、栄養を閉じ込めることが大切です。

■AGA・FAGA別!自分に適した育毛剤で薄毛(ハゲ)予防

ここまでご紹介したように、男性と女性の薄毛の原因には違いがあります。ただ、頭皮に負担をかけないように配慮する予防方法は共通しています。生活習慣を見直して、適切な頭皮ケアをすればAGAやFAGAの発症リスクを下げることができます。

人によって適した育毛剤は違う

一言に育毛剤と言っても多くの種類がありますが、薄毛の予防には症状に適した育毛剤を継続的に使用する必要があります。フケやかゆみを抑えるのに貢献するもの、皮脂の出し過ぎを抑えるもの、頭皮の状態を良好にするために役立つものなど種類はさまざまです。

ですが、自分に合った育毛剤を探すために含まれる成分をひとつずつ吟味するのは骨が折れます。効率よく探せるよう、育毛剤の中でも育毛効果が期待できる成分や、育毛剤の探し方についてまとめられた記事を紹介しておきます。次の記事で紹介しています。ぜひ参考にしてください。


他にも、エストロゲンの分泌は食事やマッサージでも改善できます。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

■今からでも遅くない!薄毛を予防しよう

ここまでご紹介したように、男性と女性の薄毛には大きな違いがあります。予防方法には、共通した部分と違う部分が存在するため、きちんと知った上で対策することが大切です。薄毛は若いうちから予防しておくことで、症状の進行を緩和できる可能性があるので、「まだ大丈夫」と油断せずに予防することが大切です。

予防で大事なのが日常生活の過ごし方です。食事や睡眠時間の見直し、ストレス対策など、生活習慣を少し見直して改善するだけでも薄毛は予防できます。いきなり生活習慣を大きく変えるのではなく、まずは無理のない範囲で改善してみましょう。

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