薄毛に関するお悩み
公開日:2018年3月12日
更新日:2019年3月1日

かなり頭頂部が薄い父。ハゲの形もそのまま遺伝するの?
症状
薄毛の父親がいると自分も薄毛になるのではと心配です
父親はかなりの薄毛。特に、 頭頂部が深刻な状態 です。薄毛は遺伝するとよく耳にするけれど、自分も遺伝するのか心配。さらに、 薄くなる位置 や 速度 なども 遺伝するのか心配 。
原因
遺伝子の影響は大きい。でも、父親よりも母方の家系をチェック!
残念ながら薄毛は 遺伝による影響をかなり受けます 。
ですが、どの遺伝子が原因で薄くなるのか、まだはっきりと解明されていません。最近、わかってきたのは、AGA(男性型脱毛症)が発症している人は、男性ホルモンのアンドロゲンという物質の受容体遺伝子にある特徴があることがわかってきました。この遺伝子は、X染色体という性染色体で母親から受け継がれていきます。ですから、この遺伝子が影響するのは、 父親の家系よりも 母親の家系 ということになります。自分の父親だけでなく、 母方のおじいちゃん (母親の父親)などの髪の状態も合わせて見るといいかもしれません。
対策
遺伝子だけじゃない! 生活習慣が実は大きな原因になることも!
遺伝子的には、父親がAGAでもあなたも同じように AGAになるとは限りません 。環境要因はAGAの発症に大きく関係しています。ですから、一卵性双生児は、必ず兄弟共々AGAになると決まっていません。
遺伝はAGAになる大きな原因のひとつですが、実は、遺伝以外にも食生活(栄養)、ホルモンバランス、睡眠習慣、運動習慣、喫煙の有無など、毎日の習慣も影響があるのです。
例えば、あなたの父親が、徹夜勤務が多く、脂っこい食べ物が好き。休日はゴロゴロしてばかりでかなりメタボ気味。さらに、タバコを吸うといった生活をしていたら、そういった生活習慣も薄毛を促進させている可能性もあるのです。
父親の生活習慣を一度チェックして、ダメな部分を自分も真似していないかなど確認してみることも大事です。
家系にもしも薄毛の人がいても、 生活習慣の改善 や 早めの治療 に取り掛かれば、薄毛の発生や進行は抑えることも可能です。あまりネガティブにならずに、 向き合うことが大事 ですね。

