薄毛に関するお悩み

公開日:2018年7月20日

更新日:2018年7月20日

コラーゲン不足は薄毛(ハゲ)の原因?抜け毛とコラーゲンの関わり

コラーゲン不足は薄毛(ハゲ)の原因?抜け毛とコラーゲンの関わり

コラーゲンは肌の美容や健康に欠かせない成分であり、頭皮にとっても同じです。とくに頭皮のコラーゲン不足は抜け毛や薄毛(ハゲ)の原因になると考えられています。
コラーゲン不足でなぜ抜け毛が増えるのか、不足したコラーゲンはどう補えばいいのかをご紹介しながら、コラーゲンの基礎知識を解説します。

コラーゲンと抜け毛の関係

髪の毛

コラーゲンとは

タンパク質の約30%を占めているのがコラーゲンです。肌や爪、骨や軟骨を構成しており、主に細胞と細胞とを結びつける役割を担っています。同時に、関節の骨同士の接触を防いだり、肌の弾力を保ったりといったクッションとしての役割もあります。
保湿効果もあり、肌の乾燥を防いでいるのもコラーゲンのはたらきです。

コラーゲン減少は抜け毛増加の原因に

コラーゲンの減少は、抜け毛が増える原因になります。コラーゲンには肌の保湿と弾力を保つ作用がありますが、これらは頭皮の状態を良好に保つために重要な条件です。コラーゲンが減少すれば頭皮の潤いや弾力は失われ、健康な髪が根づきにくい状態になります。

・頭皮の乾燥

コラーゲン不足で保湿力が失われると、頭皮は乾燥しやすくなります。頭皮が乾燥すると、身体は頭皮の保湿を行なおうとして皮脂を過剰に分泌し、大量の皮脂で頭皮を覆います。皮脂は本来、頭皮にとって有益な役割をもっているものですが、必要以上に分泌にされた場合、皮脂は頭皮の状態を悪化させます。

頭皮の常在菌は皮脂を餌にして増殖するため、皮脂が増えるほど菌も大量に繁殖します。菌の増殖によって頭皮にかゆみが生じやすくなり、つい指や爪で頭を掻くと頭皮が傷ついて炎症を起こします。炎症が元で毛根がダメージを受け、髪の毛が抜けるきっかけになります。
また、炎症による刺激はより多くの皮脂分泌を促すため、さらに菌も増殖して活発になり、かゆみが増すという悪循環が生まれます。

・頭皮の弾力への影響

頭皮が弾力を失って固くなると、血行不良になって髪が育ちにくくなります。
毛根は血液を介して運ばれる酸素や栄養素を受け取って、髪を成長させています。ですが、頭皮が固くなると血管が圧迫されて血液の流れが悪くなり、供給される酸素や栄養も少なくなります。毛根は充分な栄養を得ることができないため、育つ髪も細く弱々しい、そして抜けやすいものになります。結果として抜け毛の増加を招きます。

コラーゲン摂取で体内のコラーゲンは増えるのか

摂取したコラーゲンは分解される

「コラーゲンを増やすために」とコラーゲンを多く含んだ食材やコラーゲンのサプリメントを服用しても、それがそのままコラーゲンとして体内で活かされるわけではありません。経口摂取したコラーゲンは一旦アミノ酸に分解されます。コラーゲンは分子が大きすぎるのでそのまま吸収することができず、吸収できるようアミノ酸まで小さく分解する必要があるためです。
分解されたコラーゲンはアミノ酸として吸収されると、その大部分は別のタンパク質として再構成されます。ですからコラーゲンを摂取しても体内のコラーゲンを直接増やすことにはつながりません。

低分子コラーゲンの場合

コラーゲンの中には、低分子コラーゲン(コラーゲンペプチド)というものもあります。その名のとおり分子の小さなコラーゲンのことであり、従来のコラーゲンよりも胃腸に吸収されやすいというメリットがあります。サプリメントなどにこのコラーゲンペプチドが使われていることもありますが、こちらも摂取後はアミノ酸に分解され、そのまま体内のコラーゲンになるわけではありません。

コラーゲンペプチドの可能性

コラーゲンペプチドは有効なのか

コラーゲンペプチドは経口摂取するとアミノ酸に分解されますが、だからといって「摂取しても全く無意味」というわけではありません。種類によっては薄毛(ハゲ)防止に有効なコラーゲンペプチドもあります。

魚由来のコラーゲンペプチドを経口摂取すると、角質層の水分量が増加することが研究によって判明しています。
出典:公益社団法人日本食品科学工学会 『日本食品科学工学会誌』(2009年)
つまり、魚由来のコラーゲンペプチドを摂取すれば、肌の保湿効果が望めるということです。なお、これは魚由来のものだけに確認されており、豚由来のコラーゲンペプチドを経口摂取しても角質層の水分量の増加は確認されませんでした。

コラーゲンを増やす鍵はビタミンC

コラーゲンを作るにはビタミンCが必須

コラーゲンを摂取しても体内で分解されてアミノ酸になるため、コラーゲンの摂取にはあまり意味を感じない、と思うかもしれません。ですが分解後のタンパク質は体にとって重要な成分であり、髪の毛の9割を構成する成分でもあります。ですから髪の健康にも貢献する要素は大いにあります。

では、体内のコラーゲンはどのように生成されているのでしょうか。
コラーゲンの生成にはビタミンCの摂取が重要です。コラーゲンは体内で再構築される際に、まずは「プロコラーゲン」になります。このとき、ビタミンCが加わるとプロコラーゲン同士が結合し、コラーゲンになります。また、この結合状態を維持するのにもビタミンCが欠かせません。

コラーゲン維持のために摂取すべき食材

つまり、コラーゲンを作るにはタンパク質とビタミンCの摂取が必要です。タンパク質は肉や魚、大豆などから摂取できます。なお、コラーゲンを摂取したいのであれば手羽先や軟骨、鶏皮や豚足などに豊富に含まれています。魚介類でコラーゲンの多い食品にはフカヒレやあんこう、うなぎがあります。

ビタミンCはアセロラやグァバ、レモンなどの果物のほか、ピーマンやブロッコリーなどの野菜から摂取できます。牛や豚などのレバーからもビタミンCは摂取できますが、野菜や果物に比べると少量です。

コラーゲン摂取は薄毛(ハゲ)予防に役立つ

男性

コラーゲンは保湿や弾力など肌の調子を整えるために必要な成分です。コラーゲンが不足すると頭皮は血行不良や乾燥といった抜け毛に直結する問題を抱えます。

充分な量のコラーゲンを確保したいところですが、コラーゲンを多く含む食品やサプリメントを摂っても、そのままコラーゲンとして吸収されるわけではなく、分解されてアミノ酸となって補充されます。

ですが、コラーゲンの摂取が全く無意味、というわけではありません。コラーゲンの摂取により体内に吸収されるタンパク質は肌や髪を構成する成分ですし、ビタミンCも同時に摂取することで体内でのコラーゲンの生成にも役立ちます。

コラーゲン不足だけが抜け毛や薄毛(ハゲ)の原因ではありませんが、不足することで薄毛(ハゲ)のリスクは高まります。肌や頭皮の不調を感じたら、コラーゲン不足の可能性も考えて、積極的にタンパク質とビタミンCを摂る食生活を心がけてください。

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