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薄毛に関するお悩み

公開日:2018年4月13日

更新日:2018年9月5日

薄毛

薄毛改善の強い味方!「バルジ領域」の基礎知識

ごく最近の研究で薄毛に影響があるといわれているのが「バルジ領域」。耳慣れない言葉で、「バルジ領域って何?」と思われる人がほとんどでしょう。

バルジ領域とは何か、そしてどのようなはたらきがあるのかなど、バルジ領域に関する基礎知識をご説明します。

バルジ領域とは

毛根

バルジ領域とは、頭皮の皮脂を分泌する皮脂腺の少し下にある部分を指します。薄毛改善の鍵を握るといわれる、重要な場所です。

かつては毛母細胞の分裂によってのみ発毛すると考えられていましたが、2000年にバルジ領域が発見されてから研究が進んだ今日では、発毛へのバルジ領域の重要性を複数の研究結果が示しています。

バルジ領域にあるもの

バルジ領域はどこにある?

まずはバルジ領域の位置を確認しましょう。

バルジ領域

頭皮の断面図で確認しましょう。ピンク色で示した部分がバルジ領域です。

図の下に波線で示したのが頭皮を流れる毛細血管、毛根の中心部の、毛細血管の先が届いている部分が毛乳頭細胞、毛乳頭細胞と髪の毛のあいだに複数の点状に示したのが毛母細胞です。

さらに、バルジ領域にはどんなものがあるのかを確認しましょう。

2つの幹細胞

バルジ領域には髪を作るための2つの幹細胞、「毛包幹細胞」と「色素幹細胞」とがあります。これら2つの幹細胞はそれぞれ髪を作るはたらきと、色を作るはたらきがあります。

毛包幹細胞

毛包幹細胞は髪の大部分を作り出す役割を担っています。

毛包幹細胞はこれまで毛母細胞付近にあると考えられていましたが、近年の研究によって、バルジ領域に存在しているとわかりました。

色素幹細胞

色素幹細胞が髪に色を与えるための細胞で、黒い色素メラノサイトを生成して白髪に注入し、黒い髪にして成長させます。

メラノサイト自体は、色素幹細胞が活発であれば、損傷してもアメーバのように細胞分裂を繰り返します。ですが、色素幹細胞が損傷した場合、色素が注入されずに髪の毛は白髪のままになります。

バルジ領域にある毛包幹細胞や色素幹細胞は、ヘアサイクルという髪の成長段階の移り変わりと連動して活動しています。バルジ領域の活動をより詳しく理解するために、次の記事の内容を参考にしてヘアサイクルがどのようなものなのか知っておきましょう。

男性ホルモンが関係する!髪の毛のヘアサイクルに関する基礎知識

バルジ領域のはたらきはヘアサイクルを左右する

成長期の髪は外へ向かって伸びるだけでなく、毛球部も頭皮に根を張るように発達します。毛穴の底にあたる毛球部の位置を深くして成長段階の髪が簡単に抜け落ちないようにするためです。 毛球部の位置が髪の成長に伴って深くなる一方で、バルジ領域の位置は変わらないので毛球部とバルジ領域の距離は徐々に離れていき、毛球部の毛母細胞とそれを生み出すバルジ領域のつながりは弱くなります。

バルジ領域と毛球部のつながりが弱くなると、毛母細胞の活力が衰えて髪が抜け落ちます。髪が抜けた後は髪の土台となっていた毛穴が縮むので、毛球部が再びバルジ領域に近づくことになります。するとバルジ領域とのつながりが強くなった毛球部では、毛母細胞の活力が高まり、髪は成長期に入ります。

バルジ領域と毛球部の距離によって、成長や脱毛を繰り返すこと流れがヘアサイクルの正体だとみなす見解もあり、それだけバルジ領域のはたらきが髪の成長に大きく影響すると考えられています。

毛母細胞よりも育毛に欠かせないもの

毛包幹細胞で作られた毛母細胞は毛乳頭細胞に運ばれ、そこで栄養を供給されます。栄養素をとりこんだ毛乳頭細胞は細胞分裂を繰り返し、これが髪の毛になります。

これらの活動において、毛包幹細胞や色素幹細胞をサポートするのが17型コラーゲンです。

17型コラーゲンは25種類あるコラーゲンのうちの1種で、幹細胞の老化を防ぎ、また幹細胞が減少しないようにつなぎとめる性質があります。

つまり、17型コラーゲンは毛包幹細胞や色素幹細胞を維持するために欠かせないものであり、髪の毛を作るのに欠かせない存在、といえます。

それほど重要な17型コラーゲンですが、加齢によって減少する性質があり、また食べ物や飲み物といった外部からの摂取では補えません。体内にもともとあった量から減っていく一方なのです。

そこで現在は17型コラーゲンを減らさない方法がないかと研究が進められています。

身近にできる対策

17型コラーゲンを減少させないための身近な対策方法は、コラーゲン自体を摂取するのではなく、良質なタンパク質をたくさん摂取することです。

ただし、タンパク質を豊富に含む肉類はたいてい脂肪分も多いので、脂肪分をとりすぎないよう注意が必要です。

おすすめの肉類は鶏肉です。高タンパク質低脂肪なささみ肉や、皮を取ればささみと脂質がそれほど変わらない胸肉です。

バルジ領域を活性化させる成分

バルジ領域の幹細胞を同時に活性化させると、健康な髪が繰り返し再生されます。

バルジ領域を活性化するには、下記の2つの成分が効果的です。ただし、いずれも食べ物からは摂取できない成分であり、これらを含む化粧品や医薬部外品などを介して活性化を図ります。

オクタペプチド-2

8つのアミノ酸からなる成分で、毛包幹細胞の生成を促す効果があるといわれています。毛包幹細胞が活性化すると、髪が抜けてから新たな毛が生えるまでの休止期間を短縮できます。

体内で代謝されやすく、持続性にすぐれた成分です。

リデンシル

バルジ領域の活性化だけでなく、頭皮の炎症を抑え、繊維芽細胞を活性化させる作用もある成分です。バルジ領域活性化によって発毛を促進させながら、頭皮環境の改善や抜け毛防止のサポートもこなします。

バルジ領域を利用した施術

すでに海外ではバルジ領域を利用した施術も行なわれており、現在は複数の国で認可取得に向けた臨床試験が行われています。

日本でも臨床試験は行なわれていますが、少数の限られたクリニックでしか施術を受けられません。最先端の治療ということもあり、費用も100万円以上かかります。

まだ研究が始まって間もないですから、途上段階と理解して研究と応用が進むのを待ちましょう。

注目が集まるバルジ領域を活かした治療に期待

頭部

日本は医療の新技術や新薬への安全性確認が厳格であり、どうしても認可が遅い傾向にあります。バルジ領域もまだ発見され、研究が始まったばかりです。バルジ領域の発見により得られた治療方法が実用段階に入るのはかなり先の未来のことになるでしょう。

ただ、すでにオクタペプチド-2やリデンシルに注目した化粧品や医薬部外品はありますから、これらを使うことでバルジ領域へのアプローチを試みることはできます。

あわせて、低脂肪で良質なタンパク質を摂取できる鶏のささみ、胸肉を積極的に摂取することも検討しましょう。育毛の観点からもおすすめできる食品です。

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