頭皮の悩み 頭皮の悩み

頭皮の悩み

公開日:2018年3月12日

更新日:2019年4月30日

頭皮が赤い場合の原因と対策を紹介します!隠れた病気であることも

頭皮が赤い場合の原因と対策を紹介します!隠れた病気であることも

頭皮が赤くなる原因

ふと鏡を見たら、頭皮が赤い・・・抜け毛や薄毛の原因になるのではないか、と不安に感じる方もいるでしょう。頭皮が赤い原因としては、血行不良や炎症などが考えられます。また病気が原因で赤くなることもあります。
どちらにせよ、頭皮が何らかのトラブルを起こしているため、放置せずに原因を探り対策をとるようにしましょう。これらのトラブルを放っておくと、抜け毛、薄毛を引き起こすことにもなりかねません。

頭皮が赤くなる病気

頭皮が赤くなる原因はさまざまです。多くは紫外線を浴びることやシャンプーのしすぎなど、頭皮へのダメージが原因ですが、中にはこれらとは違って病気や疾患が原因の症状もあり、これらへの対応には注意が必要です。 頭皮が赤くなる病気の種類ごとに症状や原因、その治療法を紹介します。

頭皮の乾癬(かんせん)

症状

頭皮が盛り上がり、赤い発疹ができます。その発疹の上に鱗屑(りんせつ)という皮膚が硬くなったものができ、剥がれて落ちることでフケのようになります。また、かゆみなどの違和感を伴うこともあります。

乾癬は頭皮以外にも背中、手足などに発生することがあります。また、これらの症状や特徴をもつ尋常性乾癬の他にも、関節の腫れなどの症状がみられる関節症性乾癬といった疾患もあります。

原因

乾癬の発生原因はいまだに明確にはわかっていません。主に遺伝などの、元から発生しやすい体質であることが原因だろうと考えられています。加えて、感染症や薬への反応、ケガなどによるダメージや、ストレス・生活習慣などの内的要因があわさって発生すると考えられています。

また、他の人に感染することはありません。

治療法

皮膚科などで診断を受けて治療します。主にステロイドやビタミンD3などの外用薬(塗り薬)を使用します。他にも症状や体質に応じてレチノイドなどの内用薬(飲み薬)の服用や、紫外線を用いた光線療法などを行なうこともあります。

またバランスの良い食事や、規則的な生活も大切です。そして頭皮を清潔に整え、適度な日光浴などを行なうことも症状を緩和させます。

脂漏性皮膚炎

脂漏性皮膚炎

症状

皮脂の量が増え、皮膚が赤くなることが脂漏性皮膚炎の特徴です。皮脂の量が増えることで、次第に湿ったフケが増えていき、かゆみなどの症状も伴います。ただの乾燥あるいは脂性によるものと見分けが難しいため、治療にかかることが遅れがちです。頭皮以外にも、顔や首元などにも症状が見られることがあります。

自然に治ることはまれであり、皮膚科での治療が必要です。

原因

脂漏性皮膚炎は人の皮膚に住むカビの一種である、マラセチアが大きな要因になっていると考えられています。油分や刺激の強い食事やストレス、紫外線などのダメージによるマラセチアの異常繁殖が原因で皮脂が増えると考えられています。 他の皮膚疾患の多くと同じように、遺伝的な体質や、生活環境、ストレスなどの要因が合わさって発生するとされています。

治療法

皮膚科を受診し、外用薬を処方してもらいます。主にステロイドを使用します。またカビに効果的な抗真菌薬(ニゾラールなど)も使用して、マラセチアの増殖を防ぎます。また皮膚を清潔に保ち、バランスの良い食事を心がけることが必要です。

アトピー性皮膚炎

症状

アトピー性皮膚炎は、かゆみを伴う湿疹が悪化したり治まったりが慢性的に繰り返される皮膚炎です。
アトピー性皮膚炎を発症すると、皮膚のバリア機能が低下します。これにより外部から抗原が侵入しやすくなり、また刺激の影響を受けやすくなります。
そして抗原や刺激が免疫細胞に反応するとアレルゲンが発生し、アレルギー性の炎症を引き起こしてしまうのです。

原因

アトピー性皮膚炎の原因の1つとして、遺伝があります。
両親または自身に気管支喘息やアレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎などのアレルギー疾患の既往歴がある場合、アトピー性皮膚炎を発症しやすいと考えられています。また、両親にアトピー性皮膚炎の既往歴がある場合も同様です。
加えて、ストレスや刺激などが発症の引き金となることもありますが、詳しい原因は未だに解明されていないというのが現状です。

治療法

アトピー性皮膚炎によるかゆみは、薬物療法や正しいスキンケアに加え、悪化要因を除去することで抑えられます。
薬物療法においては、主にステロイド外用薬を塗布してかゆみを抑えます。ステロイドを塗布することで免疫細胞の働きが抑えられ、アレルギー反応を鈍らせ、かゆみを抑えることができます。
スキンケアで重要なのは、シャンプーで頭皮を洗浄した後、保湿ローションや化粧水などでしっかり保湿することです。アトピー性皮膚炎を発症すると皮膚のバリア機能が弱まり、頭皮が乾燥しやすくなるため、洗浄後は保湿を徹底することが大切です。乾燥を防ぐことはかゆみの抑制にもつながります。
悪化要因の除去に関しては、まず自身の要因を把握する必要があります。動物の毛や花粉、強いストレス、食品など要因となるものは人それぞれ異なるので、きちんと把握して対策を行うことが大切です。ストレスが刺激となっている場合、意識的にリフレッシュの時間を設けるなどを心がけましょう。

頭皮の扁平苔癬(へんぺいたいせん)

症状

扁平苔癬は頭皮以外でも全身に発生しうる疾患です。赤紫色の平たい発疹ができ、症状が進行するとザラザラとしたうろこ状のかさつきになることが特徴です。ひどいかゆみがあり、引っ掻くと再発しやすく、また痕が残りやすくなります。また頭皮の扁平苔癬は脱毛の原因となり、その箇所から毛が生えてこなくなる可能性もあるため、早期の治療が必要です。

原因

扁平苔癬も、はっきりと原因がわかっていない疾患です。現在可能性が高いと考えられているのは「細菌や化学物質の作用によってリンパ球が皮膚細胞を攻撃しているのではないか」という説です。また、C型肝炎ウィルスや、エイズウィルスとの関連性も指摘され、合併症として見つかる例も増えています。

治療法

発症の原因とみられる化学物質の使用を避けることが重要です。治療薬としては、主にステロイド塗布薬や、かゆみ止めの抗ヒスタミンなどの外用薬を使用します。紫外線を使用した光線療法も効果的です。また、治療後も再発の可能性があるため、予防薬によって再発を抑制します。

頭皮白癬(しらくも)

症状

乾燥したフケが大量に増え、頭皮にかさぶたが発生します。また毛根が弱くなり、脱毛が増え、円形の脱毛跡が目立つようになります。脱毛以外にも髪が折れたり、ちぎれたりすることが多くなります。また皮膚が赤く腫れたり、かゆみを伴ったりすることもあります。

自然に改善することは少なく、早期の治療が必要です。

原因

白癬菌という真菌の繁殖によって発生します。足の爪などに起きる水虫も、この菌が原因で発生します。そのため、足に触れた手で頭に触ったり、足に触れたタオルで頭をふいたりすることによる感染が多く報告されています。また犬や猫などの動物から感染することもあります。白癬菌は温かく湿った環境を好むため、長時間帽子をかぶることでさらに繁殖します。

治療法

抗真菌薬を塗ることで治療します。症状が重い場合は、外用薬だけでなく内用薬を用いることもあります。

予防のためには、足を触った後はよく手を洗う、帽子・タオルなどを他人と共用しない、毎日頭を洗うなど、清潔に保つ工夫をすることが必要です。

円板状エリテマトーデス

症状

輪郭が円盤状の暗く赤い発疹ができます。表面は白く、かさついており、また発疹の部分に脱毛が生じます。引っ掻いたり、刺激を与えたりすると発疹が広がりやすくなります。また、治った後に色素沈着などの痕が残りやすいことも特徴です。

原因

発症の原因は、いまだによくわかっていません。リンパ球の増殖により、サイトカインという細胞間の情報を伝えるタンパク質が増えることで発生しているのではないか、といった仮説が立てられています。また、紫外線や寒さなどの刺激による影響も大きいと考えられています。そのため、日光を多く浴びる個所にできやすく、ほとんどは顔や頭にできます。

治療法

症状を悪化させないために、まず直射日光を避けることが必要です。治療にはステロイドや、タクロリムスなどの免疫抑制剤を使用します。内服薬としてレクチゾールを使用することもあります。また、再発を繰り返していると有刺細胞がんになりやすい特徴があるため、注意が必要です。

病気以外の可能性

ここまで頭皮が赤くなる病気を紹介してきましたが、どの症状にも当てはまらない場合は病気以外の原因が考えられます。そこでどのような原因によって頭皮が赤くなってしまうのか、対策方法とあわせてみていきましょう。

血行不良

頭皮が赤いということは、血行が良いと考えがちです。しかし、健康な頭皮は白や青白いもの。激しい運動や、入浴後に体温が上がることで、頭皮が赤くなることはありますが、日常生活の中では、赤くなることはありません。
頭皮は体の一番上にあることもあり、血管が細く、血流はそれほどよくないことから、赤くなっている時は、頭皮トラブルが起きている可能性があります。 また、赤みだけではなく、痛みや痒みがある場合は炎症の可能性もあります。

対策

血行不良は、運動不足、煙草の吸い過ぎやお酒の飲み過ぎなどで血流が悪化することで起こります。普段、運動する習慣がない場合は、忙しくても休みの日だけでもスポーツなどで体を動かす、寝る前に簡単でもいいのでストレッチをするなど、意識的に体を動かすようにしましょう。

煙草とお酒は、血行不良を起こす原因です。禁煙や禁酒が出来れば良いですが、それが無理でも控えめにするとよいでしょう。

頭皮に栄養を送るためには、血流が良いことが大切です。せっかく頭皮や髪の毛に良い食事をし、栄養を摂っても、その栄養が頭皮まで届かなければ意味がありません。また、血行が悪いことで、頭皮に老廃物が溜まることにもなります。頭皮がブヨブヨしていたら、老廃物がすでに溜まっているかもしれません。髪が抜けやすく、細くなる原因にもなります。
シャワーで済ませず、お風呂にゆっくりと浸かることでも血行の改善が見込まれ、頭皮マッサージを行うことでも、頭皮の血行を促進させることができます。シャンプーの時に、指の腹で揉んでマッサージするとよいでしょう。

シャンプーの洗浄力が合っていない

どんなシャンプーでも、洗浄力がその人の頭皮に適しているかどうかには個人差があります。そのため、頭皮の状態に適していないシャンプーを使っていると、頭皮に皮脂が溜まり、逆に必要な皮脂を落とし過ぎてしまうことになり、頭皮が炎症を起こし赤くなることがあります。

・対策

この原因を解消するには自分の頭皮の状態を正確に把握して、適した洗浄成分の配合されたシャンプーに切り替える必要があります。シャンプーは大きくわけて高級アルコール系、石鹸系、アミノ酸系の3種類があります。
高級アルコール系と石鹸系のシャンプーは、洗浄力が強いという特徴があります。皮脂が取れず、頭皮に残っていることにより炎症を起こしている場合には使用することをおすすめします。

アミノ酸系シャンプーは、洗浄力がやや弱いですが、皮脂を取り過ぎて乾燥している場合などには刺激が少なく最適といえます。また、皮脂を取り過ぎることにより、肌が皮脂を過剰に分泌している場合にも、アミノ酸系シャンプーを使用してみることをお勧めします。このような場合には、頭皮に必要な皮脂を残すことで、頭皮が正常に戻ることが期待できます。髪の毛の90%を占めるケラチンというタンパク質は18種類のアミノ酸が構成されて出来ています。このアミノ酸を洗浄成分の元としているアミノ酸系シャンプーは、髪の毛や頭皮に低刺激といえます。
高級アルコール系や石鹸系シャンプーで皮脂が増えたり、乾燥を感じたりする場合にも試してみるとよいでしょう。

シャンプーの方法が間違っている

頭皮が赤くなる原因のひとつとして、シャンプーの方法が間違っていることも考えられます。ゴシゴシと強くこすったり、爪を立てて洗ったりすると頭皮が傷ついて、頭皮が赤くなる恐れがあるからです。次のようなシャンプーのやり方に、心当たりのある人は自分のシャンプーの方法を見直しましょう。

  • シャンプーの時はゴシゴシと爪を立てて洗っている
  • シャンプー剤は頭に直接つけて髪で泡立てている
  • 40℃以上の熱い温度でシャワーを浴びる
  • シャンプーには時間をかけずに手短に済ませる
  • 入浴後はドライヤーを使わずタオルでごしごしと拭くだけ

対策

正しいシャンプーの方法を知って、実践していけば、頭皮の赤みを徐々に改善することが期待できます。正しいシャンプーにはシャンプー選びも大切ですが、前もってブラッシングをする、シャワーの温度に気をつけるといった工夫も必要です。次のポイントを参考に適切にシャンプー方法を意識してください。

まずは入浴前にブラッシングをしましょう。そうすることで、ホコリや皮脂汚れなどを浮き上がらせることができます。また、髪の毛の絡みなども先にほぐしておくことで、シャンプーしやすくなります。

次にぬるめのお湯(40℃以内)で、頭皮を予備洗いするします。頭皮や髪の毛は熱に弱いので、必ずぬるめのお湯にしましょう。また予備洗いはとても重要で、油性のワックスなどの整髪剤、また皮脂はお湯だけでは落とせませんが、頭皮や髪の毛の汚れは7割ほど落ちると言われています。1分半ほどかけて、指の腹を使い、頭皮をマッサージするように汚れを洗い流しましょう。また、しっかりと頭皮を濡らすようにします。

この予備洗いを丁寧にすることで、シャンプーをたくさん付けなくてもよく泡立ちます。シャンプーは刺激物でもあるので、少ない量で泡立てることで頭皮への負担も減ります。

また刺激物であるシャンプーは直接つけず、泡立ててから頭皮につけましょう。

爪を立てないように指の腹で、頭皮全体を揉みながら洗いましょう。

シャンプーの泡が残らないようにすすぎに5分以上かける、ます。

シャンプーの時間よりも、予備洗いや、すすぎを丁寧に時間をかけて行うことがポイントとなります。

シャンプー後は自然乾燥ではなく、ドライヤーで頭皮と髪をよく乾かします。自然乾燥は、水分が蒸発する時に頭皮の水分も失われてしまうため、頭皮が乾燥する原因となります。

ドライヤーを使う時は、温度を高くし過ぎないよう頭皮に配慮しましょう。また頭皮に近づけ過ぎると、熱さで頭皮の負担となることもありますから、気を付けてドライヤーをかけるようにします。

赤い頭皮に気をつけて!

赤い頭皮に気をつけて!

以上が、頭皮が赤くなる疾患の代表例です。 頭皮が赤い状態になる原因は、ほとんどの場合が直射日光による紫外線の影響や、シャンプーのしすぎによる刺激など、頭皮へのダメージが原因になって起こるものです。しかし、日光を避けたり、シャンプーの回数を控えたりしても効果がなければ、ここで紹介した皮膚疾患の可能性もあります。 しばらく様子を見ていても治りそうにない場合や、上記の症状に当てはまる場合は、軽く見ずに皮膚科で診断を受けましょう。 皮膚疾患ではなかった場合でも、適切な対処法を教えてもらうことができます。

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