頭皮の悩み 頭皮の悩み

頭皮の悩み

公開日:2018年3月12日

更新日:2019年2月22日

頭皮脂の量を調節してニオイ・かゆみ改善!シャンプーなど10の対策

頭皮脂の量を調節してニオイ・かゆみ改善!シャンプーなど10の対策

どんな人の頭にも必ずある頭皮脂。頭皮環境を左右する頭皮脂は、少なすぎても多すぎても好ましくありません。頭皮脂の量次第で頭皮トラブルの原因となってしまいます。

そこで、頭皮脂はいったい何のためにあるのか、分泌される量によってどう変わるのか、その他頭皮脂をコントロールする方法や肌質を調べる方法などを紹介します。

■頭皮脂はなんのためにあるのか?

頭皮脂は肌を守る大切な存在

頭皮の内側で脂質を蓄積する皮脂腺から分泌されるのが頭皮脂です。汗と混じることで薄い膜となって頭皮の表面を覆い、水分の蒸発を防いだり、外部からの刺激を防いだりする役割があります。

また、頭皮脂の主成分となっているトリグリセリド(中性脂肪)が、頭皮や肌に常駐している細菌によって分解されることで、肌の性質が弱酸性に保たれます。

弱酸性の状態を保つことで雑菌が繁殖し辛くなるため、肌トラブルの予防にも重要な役割も担っています。健康を保つためにも、頭皮脂はなくてはならない存在と言えるでしょう。

出典:松尾聿朗、犬飼則子 「皮表脂質の生理的役割」油化学 37巻 10 号 p. 827-831(1988 年)

肌質を調べるためには

まずは自身の肌質が乾燥しているのか、脂っぽいのか、どちらの特徴に該当しているのかを見分ける必要があります。後述の乾燥肌と脂性肌の特徴を参考に、自分がどちらに属するかを確認しましょう。


■乾燥肌の頭皮の場合

  • 頭皮を触った際に、カサカサしていて乾燥している
  • 頭が痒くなることが多い
  • フケが出てくる

■脂性肌の頭皮の場合

  • 髪の毛がベタついている
  • フケは髪や頭皮にくっついていて見えにくい

上記の特徴で肌質を判断できます。ちなみに、どちらの症状も確認できない場合は正常肌である可能性が高いです。うまく肌質がわからない場合は下記のように「あぶらとり紙」で判断する方法もあります。


■確認方法

  1. 平常時と同じようにお風呂に入る
  2. 半乾き程度に髪を乾かす
  3. あぶらとり紙をおでこの髪の生え際とつむじに当てる
  4. 30分で脂がつくようであれば脂性肌、2時間経過してもつかなければ乾燥肌となります

1時間程度で脂がつくのなら正常肌です。

■頭皮脂が少なくなる原因

頭皮脂が少なくなる主な原因は以下の通りです。

  • 空気の乾燥
  • 紫外線(日焼け)
  • 睡眠不足
  • 間違ったシャンプー
  • 間違った髪の乾かし方

空気の乾燥や睡眠不足は、頭皮のターンオーバー(新陳代謝)の乱れを招きます。ターンオーバーの乱れは角質層が厚くなったり、角質が毛穴に詰まったりして頭皮ニキビができたりするため、頭皮脂の分泌が滞る原因になります。

また、頭皮脂を必要以上に落としてしまうような洗浄力が強すぎるシャンプーを使う、1日3回以上シャンプーをする、などの間違ったシャンプーも頭皮脂が少なくなる原因です。

ドライヤーを使う時間が長い、同じ部分にドライヤーを当て続けるなどの間違った髪の乾かし方をしている場合も頭皮脂は少なくなります。

■頭皮脂が少なすぎるとどうなるのか?

頭皮脂の量が必要以上に少ないと以下のような問題が発生します。

  • 皮膚を乾燥や細菌から守る機能が弱まる
  • 皮膚内部の水分が蒸発して頭皮の細胞が乾燥、乾性フケが生じる
  • 強いかゆみが生じる
  • 掻きむしると頭皮が傷つき、感染やいっそう強いかゆみが生じる
  • 頭皮ニキビができる

■頭皮脂が多くなる原因

頭皮脂が多くなる主な原因は以下の通りです。

  • 食生活の乱れ
  • ストレス
  • 睡眠不足
  • 間違った洗髪
  • 間違った髪の乾燥

食生活が乱れて、脂っこい食べ物や肉類などに偏ると、頭皮脂のもととなる脂肪が体内に多くなり頭皮脂の分泌量が増えます。

睡眠不足とストレスで頭皮脂が増えるのは頭皮脂の分泌を促進するホルモンが分泌されるからです。睡眠不足の場合は男性ホルモン、ストレスの場合はストレスホルモンです。

洗浄力が強力なシャンプーで必要以上に頭皮脂を洗い流している場合、それを補おうとして逆に過剰分泌される場合があります。また、ドライヤーを使わずに髪を乾かしていると雑菌が繁殖し、刺激から頭皮脂の分泌量が増えることがあります。

■頭皮脂が増えすぎるとどうなるのか?

頭皮脂が多すぎると以下のような問題が発生します。

  • 頭皮脂が毛穴に詰まって毛髪の成長を阻害する
  • 常在菌が繁殖して炎症を起こし、脂漏性皮膚炎になる
  • 脂性フケが出る
  • 頭皮から油のようなニオイがする
  • べたつきが感じられる

■頭皮脂の量をコントロールする10の方法とは?

男性たち

頭皮脂の分泌バランスが乱れていると感じられる人は、以下の10の方法を実践しましょう。

頭皮の乾燥を予防する

保湿性の高いシャンプーやローションで頭皮を保湿すると乾燥を予防できます。また、部屋を加湿する、暖房を直に浴びないようにするなどの方法も乾燥対策に効果的です。

なお、冬に行なう乾燥対策についてより詳しくは以下の記事で紹介しています。

紫外線対策をする

帽子をかぶり、頭皮用の日焼け止めを使って紫外線対策をすると頭皮脂の減少を予防できます。紫外線対策をしても頭皮が日焼けしてしまった場合は、冷やしたタオルやローションを使ってアフターケアをしましょう。

紫外線や日焼けによって起きる頭皮トラブルやその対策については、以下の記事でも詳しく解説しています。

バランスのとれた食事を摂る

頭皮脂の量が過多になる原因の一つに、「食生活の偏り」があります。 揚げ物や肉類を好んで食べていると、脂肪分が体内に蓄積されて頭皮脂の原因となります。

なお、スイーツやお菓子も糖質と脂質が高いため食べ過ぎは要注意です。頭皮脂に気をつけるのであれば、あわせて控えるようにしましょう。


改善のために摂取したほうがいいものは?

食生活から改善していくためには、ビタミンB2やビタミンC、不飽和脂肪酸(DHAやEPA)が含まれているものを摂取しましょう。具体的には、下記の食べ物で摂取できます。

  • ビタミンB2…緑黄色野菜、魚など
  • ビタミンC…果物、緑黄色野菜、イモ類など
  • 不飽和脂肪酸…サバやサンマなどの青魚

青魚を主食として緑黄色野菜を積極的に摂取するようにすれば、頭皮脂の増加を防ぐような食生活を送ることができます。

また、不足する栄養素が気になる、急に食生活を改めるのは難しいという人は、サプリメントの使用もおすすめです。

薄毛や頭皮環境を整えるためにサプリメントで摂りたい栄養素や、飲み方の注意点については以下の記事で詳しく解説しています。

ストレス対策をする

人の身体は過剰なストレスにさらされたとき、ストレスに対抗するためコルチゾールというストレスホルモンを分泌します。

ストレスホルモンには頭皮脂の分泌を促すはたらきがあるため、ストレスをため込むと頭皮脂が分泌されやすい状態になってしまいます。つまりストレスを解消すれば、頭皮脂が過剰に分泌されるリスクを避けることができます。

ストレス解消でオススメの方法は運動をすることです。なぜなら、運動で体が適度に疲れて質の良い睡眠をとれるからです。運動によるストレス発散と、質の良い睡眠によるストレス発散の相乗効果によって、大幅にストレスを発散できます。

毎日10分でもいいので、腕をしっかり振ってウォーキングから始めてください。運動を習慣づけることができれば、心と体のストレスを発散させ、ゆとりのある毎日を送ることができます。

ストレスとうまく付き合う方法や専門的な対処法について、より詳しくは以下の記事で解説しています。

良質な睡眠をとる

睡眠の質が悪いと、人によって頭皮脂の過剰分泌や乾燥が起こります。睡眠の質が悪くなるとアンドロゲンという男性ホルモンによって、頭皮脂が過剰に分泌されやすくなります。

寝る前にテレビを観たりスマホを触ったりしていると、交感神経が刺激されて脳が覚醒します。交感神経にはアンドロゲンの分泌を促すはたらきがあり、アンドロゲンは頭皮脂の分泌を促すはたらきがあります。

また、睡眠の質が悪く頭皮のターンオーバーが乱れた場合も頭皮脂が減少することもあります。

睡眠の質を上げるにはリラックスして交感神経を刺激しないことが大切です。ベッドに入る1時間前にホットミルクを飲んだり、部屋を薄暗くしたりすることですんなりと眠りにつくことができます。

睡眠のメカニズムや睡眠の質を左右する要素などについて、より詳しくは以下の記事で解説しています。

定期的に運動をする

運動をすることで毛穴の中に蓄積した頭皮脂が、汗と一緒に頭皮の表面へ浮かび上がります。すると洗髪するときに効率的に頭皮脂を落とし、頭皮を清潔に保つことができます。

また適度に運動をすることで血の巡りが良くなり、頭皮に酸素や栄養が行き渡りやすくなることで、頭皮が健康になります。

運動は程よく汗をかくくらいのもので構いません。ウォーキングや軽いジョギング、趣味のスポーツなど自分に適したものを選んでください。また運動した後は、頭皮脂の混じった汗をそのままにしないように、入浴して洗い流すか、すぐに入浴できない場合はタオルでしっかり拭き取りましょう。

運動は頭皮の頭皮脂量を正常に保つだけでなく育毛にも効果があります。頭皮脂量のコントロールや育毛に効果的な有酸素運動については、以下の記事で詳しく解説しています。

頭皮脂の量に合ったシャンプーを使う

頭皮のケアについては、まず自身の肌が正常肌なのか、それとも脂性肌や乾燥肌なのかで変わってきます。

シャンプーには、脂性肌向けのシャンプーと乾燥肌向けのシャンプーがあります。肌質に合わないシャンプーを選ぶと頭皮へ悪影響を与えることになりかねません。

正常肌の人は理想の皮脂状態となりますので、特殊なシャンプーに変える必要はとくにありません。 脂性肌の人は洗浄力の強いシャンプーを、乾燥肌の人は頭皮脂を落としすぎない乾燥肌向けのシャンプーを用いるのをおすすめいたします。

市販のシャンプーの内、どれが脂性肌用か乾燥用かが分かりにくい際には、肌のタイプ別で販売しているアンファーのシャンプーを検討してみてください。

頭皮ケアにおすすめなのはスカルプシャンプーがあります。スカルプシャンプーと他のシャンプーの違いや特徴、効果などについては以下の記事で詳しく紹介しています。

シャンプーの方法を見直す

使用するシャンプーも大切ですが、同じくらい髪の洗い方も大切です。正しい洗浄の手順を行ないましょう。

  1. 事前に付着した汚れを落とすためにブラッシング
  2. 髪を濡らし、お湯で素洗いして汚れを落とす
  3. シャンプーを手や洗顔ネットに取り泡立てる(直接頭皮につけると毛穴詰まりの原因となります)
  4. 指の腹でマッサージをするように洗う(髪をかき分け、頭皮自体をマッサージするように洗います)
  5. 数分ほどかけてしっかりすすぎ洗う

上記の手順でしっかりと髪を洗うことを意識しましょう。頭皮の臭いを落とす、シャンプーの方法については以下の記事で詳しく紹介しています。

ドライヤーで髪を乾かす

髪を自然乾燥させると雑菌の増殖し、その影響によって頭皮脂の分泌バランスが乱れます。ですから髪は自然乾燥ではなく、ドライヤーで乾かすことが大切です。

タオルで水気を大まかに拭き取り、ドライヤーの温風と冷風を切り替えながら髪全体を乾かすようにしましょう。

なお、自然乾燥に任せずドライヤーを使うメリットや、より効果的な乾燥のさせ方については、以下の記事で詳しく解説しています。

オイルで古い頭皮脂を落とす

朝シャンをしても夕方頃にはべたつきが感じられるという場合は古い頭皮脂が毛穴に詰まっている可能性があります。

古い頭皮脂はオイルクレンジングで洗い流しましょう。以下の手順で月に1~2度のペースでクレンジングをすると、頭皮のベタつきを改善できます。

  1. 頭皮ケア用のオイルを500円玉ほど手に取る
  2. オイルを頭皮に、マッサージするようにやさしく揉み込む
  3. 蒸しタオルで10~15分ほど頭を包み込む
  4. シャンプーで頭を洗い、お湯で流す

また、炭酸水によるクレンジング方法もあり、こちらも効果的です。炭酸水によるクレンジング方法や、オイルによるクレンジングのより詳しい効果については、以下の記事で解説しています。

頭皮脂は少なすぎても多すぎてもだめ!

ボトルをプッシュする人

いかがでしょうか。頭皮脂には頭皮を守るためのとても重要な役割があって、分泌のバランスがおかしくなるとさまざまな頭肌トラブルが起きます。

頭皮の乾燥やべたつき、脂っぽいニオイが気になっている人は、頭皮脂を適切に保てるよう、頭皮の環境をコントロールする方法を実践しましょう。

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