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頭皮の悩み

公開日:2018年8月27日

更新日:2018年9月19日

アトピーによる頭皮のかゆみはどう抑える?かゆみの原因と対策

アトピーによる頭皮のかゆみはどう抑える?かゆみの原因と対策

かゆみは耐えるのが難しく、ついボリボリと掻いてしまう人もいるのではないでしょうか。人前で頭を掻いてしまうとフケが舞い散ることもあり、不潔な印象を周囲の人に与えます。かゆみの原因に合わせて治療するのも大事ですが、治療期間中のかゆみを抑えることも大事です。

頭皮のかゆみの治し方と抑え方を知りましょう。また、とくに対処が難しいアトピーによるかゆみに対する心構えも解説します。

頭皮がかゆくなる原因は何か

チューブの容器

頭皮がかゆくなる原因は、大きく分けると3つあります。自分の頭皮はどんな症状で何が原因でかゆみが発生したかを知りましょう。

乾燥肌

頭を触ると髪がカサカサし、細かくサラサラとしたフケが発生している場合、かゆみの原因は頭皮の乾燥です。

髪や頭皮は、皮脂がバリアとして外部からの刺激を防ぎ、また水分を閉じ込めて保湿することで健康な状態を保たれています。しかし、何らかの原因で皮脂の分泌量が減ると頭皮は刺激を受けやすくなり、ちょっとした刺激にも敏感に反応します。刺激を受け続けることで頭皮は炎症を起こし、かゆみを誘発します。

それだけではありません。頭皮が刺激を受け続けることで、皮膚の代謝(ターンオーバー)が乱れ、刺激から身を守るために代謝のサイクルが早くなります。代謝のサイクルが早くなると増えるのが、フケです。代謝のサイクルが早くなることで、未熟な皮膚が表面に押し出されて、剥がれやすい角質になります。これが剥がれるとフケとなって人目につきやすくなります。

乾燥肌になる原因

間違ったヘアケアや代謝の低下が乾燥の原因です。過剰に頭を洗いすぎると頭皮の皮脂をすべて洗い落として乾燥を招きますし、代謝が低下すると皮脂の分泌が減って、やはり乾燥しやすくなります。

脂漏性皮膚炎

頭を触ると髪や頭皮がベタついていたり、フケが普段よりも大きな塊になっていたりする場合、脂漏性皮膚炎を発症している恐れがあります。

脂漏性皮膚炎とは、皮脂が過剰に分泌され続けることで発生する皮膚炎です。皮脂は、少なすぎても乾燥の原因になりますが、多すぎるのも問題です。皮脂が過剰に増えると頭皮に住む常在菌のマラセチアが皮脂をエサにして大量に増殖し、マラセチアが皮脂を分解する際に頭皮は刺激を受けます。こうしてマラセチアの数が増え、分解される量が増えることで刺激が強くなり、頭皮にかゆみが生じます。

脂漏性皮膚炎になる原因

慢性的な頭皮の乾燥が脂漏性皮膚炎の原因です。頭皮の乾燥が続くことで、身体は乾燥を保護するためにと皮脂を多く分泌しはじめます。それでも「またベタついている」と洗浄力の強すぎるシャンプーを使うなどの間違ったヘアケアで皮脂を取り除き続けると、より過剰に皮脂が分泌されます。

こうして「皮脂を取り除くほど皮脂が過剰分泌される」という悪循環を繰り返すうちに、皮脂は常に過剰に分泌されるようになり、皮脂過剰状態となってマラセチア菌増殖、そして脂漏性皮膚炎につながります。

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎は治療が困難な皮膚炎です。アトピー性皮膚炎は脂漏性皮膚炎や乾燥とは違い、頭皮はベタつきもしませんし、カサカサに乾いてもいませんが、かゆい箇所を触ると湿疹ができています。これは、何らかのアレルギー性物資に対し皮膚が拒否反応を起こし、炎症を起こしている状態です。

アトピー性皮膚炎による湿疹は激しいかゆみを生じるだけではなく、掻きむしるとさらに範囲が広がり、悪化することで肌に傷跡や黒ずみ、化膿などの問題が発生します。

アトピー性皮膚炎になる原因

アトピーの語源である「奇妙な」「特定されていない」という言葉のとおり、アトピーは未だに原因が特定されていません。人によって発症のケースが異なるからです。また、症状に波があり、症状の悪化と緩和を繰り返すのもアトピー性皮膚炎の特徴です。

アトピー性皮膚炎を発症するケース

アトピー性皮膚炎は、さまざまな要因が組み合わさって発症します。発症の要因は、体質によるものと環境によるものの2つに分類できます。

体質による要因

体質による要因のひとつは肌のバリア機能であり、敏感肌の人や乾燥ぎみの人のアトピーがこれにい当てはまります。もうひとつはアレルギーと深い関わりを持つ免疫物質の「lgE抗体」を作りやすい体質であるかどうか、です。

「lgE抗体」はアトピー素因とも呼ばれています。アトピー素因は遺伝など生まれついての体質であり、アトピー性皮膚炎の他にも喘息や結膜炎なども発症しやすくなっているケースがあります。

環境による要因

環境によってアトピー性皮膚炎を発症することもあります。中でも多いのが、アレルゲン(アレルギーの原因である物質)に触れたり摂取したりすることです。

たとえば、エビやそば粉、卵など、その人にとってアレルギー反応を起こすものを摂取した場合、アレルギー反応によってかゆみを発症します。接触の場合も同様です。花粉やカビ、動物の毛などが体に触れたり吸引したりするとかゆみやくしゃみなどが発生します。花粉症がこれに当てはまります。

食べ物や花粉などにアレルギーの抗体を持っていなくても、寝不足やストレス等が原因で肌のバリア機能や免疫が弱まるケースもあります。

かゆみ止めには薬が最適

アトピー性皮膚炎は自然治癒で治すのが難しいため、薬で治すことになります。薬は病院での皮膚科で処方してもらうか、ドラッグストアで購入するかのどちらかです。

薬の違いは何があるか

病院で処方してもらう薬は医療用医薬品と呼ばれています。効き目が強く、副作用が出る恐れのあるものが多いのが特徴です。一方、ドラッグストアで入手できるのは一般用医薬品といい、効果は比較的緩やかですが副作用が少なく、安全に使えるというメリットがあります。

この2つを比べると、効果が期待できるのは医療用医薬品です。病院で診断を受けて処方してもらえる薬は、患者の体質に合わせて処方した薬であるため、より効果的に効き目が現れやすくなっています。

それに対して一般用医薬品は、自分の判断で購入・使用をしなくてはなりません。よって、場合によっては期待した効果が得られないこともあります。もし、症状がごく初期の状態で軽度なものならば一般用医薬品でもある程度の効果は得られるかもしれません。しかし、症状が進行し激しいかゆみに悩まされているのであれば、病院で相談し、治療薬を処方してもらいましょう。

病院で処方してもらえる薬

アトピー性皮膚炎の場合、処方される薬は主に三種類あります。どのような薬があり、どのような効果があるのかをご紹介します。

抗ヒスタミン剤

抗ヒスタミン剤は、いわゆるかゆみ止めです。人の体内ではアレルギー反応を起こすと「ヒスタミン」というかゆみを感じる物質が大量に放出されます。抗ヒスタミン剤を使用することで、ヒスタミンの発生を抑えることができかゆみが生じなくなります。

ですが、抗ヒスタミン剤には副作用があります。代表的なのが激しい眠気の症状で、眠くなる理由としては、薬の効果が脳の視床下部にも影響を及ぼし鎮静作用を与えるからだとわかっています。

ステロイド系外用薬

ステロイド系外用薬とは、ステロイドを使った塗り薬です。これはアトピーの症状が出た患部に直接塗布し、かゆみを抑える薬です。ステロイドは肌のアレルギー作用を抑える効果があります。外用薬は患部に直接塗るので局所的にかゆみを抑えられるため、副作用のリスクを減らせるのがメリットです。

ステロイドはドラッグストアでも販売されていますが、できるだけ病院で診察を受けて自分に適したものを使用しましょう。ステロイドには強さによって五段階に分かれており、自分の肌の状態に合わせたものを使わないと肌に影響が出やすくなるからです。

ステロイドはアレルギー反応の他にも皮膚の細胞増殖も抑えてしまう副作用があり、長期に渡って使い続けると肌が薄くなって毛細血管が浮かび出てしまいます。ただ、これはかなり強いステロイドを使ったときに起きる副作用であり、自分の状態に適したステロイドを使えばそこまで心配する必要はありません。

副作用のリスクをなくしたいなら、病院で状態を確かめて肌に適したステロイドを使いましょう。用法用量を守って使えば副作用が出る可能性を低く抑えられます。

保湿剤

保湿剤は、頭皮の乾燥を防ぐ目的で使用されます。保湿剤で肌の潤いを保つことで症状の改善が可能です。また、保湿剤を塗布することで外部からの刺激も防ぎやすくなります。保湿剤は、保湿効果を求めるだけならば病院で処方してもらわなくてもドラッグストアなどで医療用ワセリンを購入しても大丈夫です。

かゆみは日常生活の見直しで予防できる

アトピー性皮膚炎は治るのに1か月以上かかることもあります。その間薬を使って治そうとしても、大元である環境や体質を改善しなければ意味がありません。せっかく治ったのにまた再発しては、また薬を使わなければならないからです。

生まれついての体質は改善できませんが、頭皮の乾燥や環境の改善は意識して行なえば改善できます。アトピー性皮膚炎を予防するためにできることをご紹介しましょう。

原因にあった予防方法を

スギ花粉は平気でもブタクサなど雑草の花粉で花粉症を起こす人もいるように、アレルギー症状は人によって原因が異なります。よって、アトピー性皮膚炎を予防するのなら、まずは原因の特定から始めましょう。

乾燥が原因の場合

頭皮のバリアが弱まり、乾燥している場合は乾燥対策を行ないましょう。方法としては、頭皮の保湿や乾燥そのものを解消するといった手段をとります。保湿に関してはワセリンなどの保湿剤を頭皮にうるおいをもたらす必要があります。

乾燥対策にはヘアローションを使用しましょう。ヘアローションは頭皮にうるおいを持たせる効果があるため、乾燥の改善につながります。

おすすめなのが、薬用ローションです。薬用ローションはうるおいをもたらすだけではなく、かゆみやフケを抑える有効成分も配合されているため、アトピーでかゆい頭皮にも効果が期待できます。

【おすすめの薬用ローション】

スカルプD薬用FKケアローション[医薬部外品]

スカルプD 薬用FKケアローション

通常価格:2,010円(税込)
有効成分:「塩酸ジフェンヒドラミン」「グリチルリチン酸ジカリウム」「センブリエキス」など
商品説明:低刺激の薬用ローションです。頭皮に塗布することで、有効成分がかゆみやフケにアプローチし、発毛を促進してくれます。

 

また、頭皮を清潔にするのも重要です。頭皮は身体の中でも汚れやすい部位であり、汗やホコリ、雑菌は頭皮に刺激とかゆみを与えます。頭皮と髪を清潔にするにはシャンプーが有効ですが、洗浄力の強いシャンプーは刺激も強いため、バリアが弱まっている頭皮には刺激が強すぎて、かゆみをもたらす可能性があります。よって、頭皮にやさしいシャンプーを使用して頭皮に与える刺激を減らしましょう。

アトピーで頭皮がかゆくなる理由とは?低刺激シャンプーでかゆみ対策

なお、風呂上がりは体が温まって血行が良くなっているため、ヘアローションの成分が浸透しやすくなっています。よって、ヘアローションはシャンプーで頭を洗ってから使用しましょう。

環境の改善

かゆみ緩和のために環境改善を思い立ったら、まずは部屋を清潔にしましょう。部屋が汚い状態ではチリやホコリ、ダニ・ノミの死骸の他にも、さまざまなアレルゲンのもとになるハウスダストが蔓延しています。これらを完全に除去するのは不可能ですが、定期的に掃除すればかなり減らすことができ、アレルギー症状の発生リスクを大幅に減らせます。

掃除の際、とくに布団の周囲を徹底してきれいにしましょう。枕カバーやシーツ、掛け布団は寝ている間の汗を吸い取るため湿気が溜まりやすく、ダニやノミが住み着きやすい環境ですから、マメに洗濯済みのものと交換しましょう。とくに枕は頭を押しつけるため、不潔だとアレルギー性皮膚炎のリスクが高くなります。

頭皮のかゆみは、掻かずに原因に沿った解決を

ボトル

頭皮のかゆみは、掻くとさらに症状が悪化し、より深刻な頭皮トラブルを招く原因になります。主なかゆみの原因としては乾燥や脂漏性皮膚炎、アレルギーがあります。原因ごとに改善や治療の方法は異なりますので、まずは「なぜかゆみが出ているのか」を確認することから始めましょう。

とくにアトピー性皮膚炎は頭皮トラブルの中でも非常に厄介な症状のひとつです。頭の湿疹はかゆみを発しますし、掻いて潰すと中の細菌が他の箇所に移って範囲が広がります。しかも、人によっては生まれつきアトピーになりやすい人もいるため、根本的な解消が難しいこともありうるのです。

アトピーの症状は薬で改善できますが、そもそも発症をしないためには生活習慣や環境の改善を心がけ、常日頃の予防を行なうのが重要です。乾燥対策を行ない、部屋の掃除を心がけるだけでもアトピーの発症リスクはだいぶ違ってきます。

かゆみに悩まされている、もしくはかゆみを未然に防ぎたいなら、まずは部屋の掃除とシャンプーから変えてみましょう。

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