頭皮の悩み 頭皮の悩み

頭皮の悩み

公開日:2018年7月13日

更新日:2018年10月23日

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頭皮湿疹が治らないのは見当違いの治療法が原因?湿疹の原因と対処法

頭皮に突起状のできものが増え、強いかゆみが生じる頭皮湿疹には、発症の原因を知り、原因に則した治療法をとることが重要です。もし頭皮湿疹が治らないなら、原因を見誤り、間違った治療法をとっている可能性があります。 頭皮湿疹で悩んでいる人のために、頭皮湿疹の原因について解説し、治療法をご紹介します。

頭皮湿疹を判別

頭皮湿疹を引き起こす主な原因としては8つの要素が考えられます。
  1. 洗浄力の強いシャンプーを使っている
  2. 外出し、紫外線をよく頭皮に浴びている
  3. 頭皮が乾燥している
  4. アレルギー体質である
  5. 汗をかきやすい
  6. 5mm以上の大きなフケがよく出る
  7. ペットを飼っている
  8. 自分、もしくは家族の誰かが水虫を発症している

頭皮湿疹の原因

頭皮湿疹を引き起こす8つの要因は、それぞれ3つの大きなカテゴリーに分類できます。

乾燥による皮膚バリアの低下

  • 洗浄力の強いシャンプーを使っている
  • 外出し、紫外線をよく頭皮に浴びている
  • 頭皮が乾燥している
これらに該当する場合、頭皮の乾燥が頭皮湿疹の原因と考えられます。 本来、頭皮には皮脂が膜を張っており、潤いを閉じ込めるようにして保湿しています。ですが、毎日洗浄力の強いシャンプーで髪を洗ったり、紫外線を常に浴び続けたりすることで頭皮の皮脂は減少し、保湿力も低下します。このような状態を「皮脂欠乏症」といいます。皮脂欠乏症に陥った頭皮は乾燥しており、その影響で頭皮湿疹が発生します。

乾燥により起こるかゆみ

なぜ乾燥すると頭皮湿疹になるのか、について詳しくご説明しましょう。 皮脂は頭皮を保護し、そして保湿しています。ですが、皮脂欠乏症により皮脂が減少すると頭皮を守る機能は失われ、また潤いがなくなって頭皮は乾燥します。このとき、頭皮は外部からの刺激に非常に弱い状態です。外部からの刺激を受けると、皮膚ではヒスタミンというかゆみの原因物質が分泌されます。ヒスタミンがかゆみや炎症を引き起こし、やがて頭皮湿疹となります。 なお、乾燥が原因で発生する皮膚炎を「皮脂欠乏性皮膚炎」と呼びます。

アレルギーによる免疫反応

  • アレルギー体質である
この場合、アレルギーによる炎症として頭皮湿疹が起こっていると考えられます。 乾燥した頭皮には細菌やハウスダストといったアレルゲン(アレルギーの原因物質)が侵入しやすくなります。アレルゲンが頭皮に侵入すると、身体はアレルゲンを異物であると判断し、過剰に抗体を分泌します。これをアレルギー反応といいます。抗体は肥満細胞に付着し、アレルゲンと結合することでヒスタミンの分泌を招きます。

接触するだけでかゆみが発生する

アレルギーによる炎症を「アレルギー性皮膚炎」と呼びます。頭皮はアレルギーを引き起こす物質に触れただけで炎症を起こします。アレルギーを引き起こす物質は人(体質)によって異なるものですから、自分の場合、何がアレルギーの原因なのかを明確に把握しなければ、炎症に対して正しく対処できません。

汗や皮脂の量が多い

  • 汗をかきやすい
  • 5mm以上の大きなフケがよく出る
これらに当てはまる人は、汗が原因で頭皮湿疹が起こっている可能性があります。汗の量が増えることで毛穴周辺の組織が炎症を起こし、湿疹につながります。また、分泌する皮脂の量も多いと湿疹のリスクはさらに高まります。

脂漏性皮膚炎

皮脂の分泌量が多いと「脂漏性皮膚炎」の発症リスクが上がります。脂漏性皮膚炎とは皮脂が過剰に分泌した結果として起こる皮膚炎です。頭皮にはマラセチア菌という常在菌が住んでおり、皮脂をエサにして増殖しています。皮脂の量が適度ならばマラセチア菌が問題を起こすことはないのですが、皮脂の量が多い場合、それをエサとするマラセチア菌の大量繁殖につながります。マラセチア菌が大量に増えることは頭皮に強い刺激を与え、炎症を引き起こします。 脂漏性皮膚炎の特徴としては、皮脂が大量に分泌されることで頭皮や髪がベタつき、菌の増殖によって頭皮のターンオーバー(代謝)が乱れ、頭皮の角質が未熟なまま押し出されてフケが多く発生する、といった症状があります。

白癬菌に感染している

  • ペットを飼っている
  • 自分、もしくは家族の誰かが水虫を発症している
これらの条件に当てはまり、頭皮湿疹が出ている場合、カビの一種である白癬菌への感染の疑いがあります。 白癬菌とは水虫の原因でもある真菌(カビ)の一種です。水虫と言うと足の爪部分での発症がよく知られていますが、頭皮で感染・発症することもあります。主な感染経路としてはペットとして飼っている動物との接触で頭皮に移ること、あるいは水虫感染者(自分もしくは家族)が使ったタオルで頭を拭くことなどが考えられます。

しらくも

頭皮が白癬菌に感染することを「しらくも」といいます。しらくもの症状のひとつには抜け毛症状もあります。白癬菌は髪を「食べる」ようなかたちで損ねるため、大量の抜け毛を招くことがあります。他にも激しいかゆみ、脂漏性皮膚炎にも似たフケの発生などの症状が起こります。 このため、個人の判断で「脂漏性皮膚炎だろう」と勘違いして治療方法を間違え、症状の悪化と治療の遅れにつながることが多々あります。しらくもの場合、脱毛箇所が化膿して腫れ上がり、黒い斑点ができるといった症状の特徴があります。これらを見逃さないこと、また脂漏性皮膚炎を疑った時点で念のため皮膚科にかかることで、しらくもであることを早期に把握できます。

治療効果が思わしくなければ、対処法見直しを

head どんな皮膚炎でも、発症した場合の最善の対処は皮膚科を受診して治療を受けることです。原因が複雑な皮膚炎は一度発症するとなかなか改善しません。個人の間違った判断で治療を行なっても、治らないばかりか悪化することが多々あります。正しく原因を特定し、適切な治療を始めるにはやはり専門家である皮膚科医の判断を仰ぐのが最善の方法です。 病院にかかって原因に則した治療を受けているときも、日常生活で気をつけるべきことがあります。皮膚炎の症状を悪化させないために心がけることを解説します。

皮脂欠乏性皮膚炎の場合の心がけ

皮脂欠乏性皮膚炎の場合、保湿は何より大事です。皮脂不足のために乾燥してかゆみが生じているのですから、保湿で乾燥状態を軽減することを意識しましょう。 具体的には、病院で処方された保湿のための薬を用法用量どおりに使うこと、冬に発症したならば、室内の乾燥が起こらないよう加湿器などで湿度を保つといった対処が必要です。季節を問わず起こる可能性はありますが、乾燥しやすい冬場の発症が多い傾向はあります。 また、シャンプーの見直しも有効です。とくに洗浄力が強すぎるシャンプーは必要以上に皮脂を洗い流すものです。乾燥を招かないよう、使用しているシャンプーが洗浄力の強い高級アルコール系や石鹸系のものであれば、洗浄力のやさしいアミノ酸系シャンプーに切り替えることは効果的です。 洗い方も正しく、不必要に刺激せず、皮脂を落としすぎない方法を今一度徹底しましょう。髪と頭皮を洗うときは爪で傷つけないように指のはらを頭皮にあてて、やさしく洗いましょう。爪はできるだけ短く切っておくことで、ふだんから頭皮を傷つける心配を減らせます。 また、一日に二度以上シャンプーを使って髪を洗うとますます皮脂の落としすぎの問題が起こります。シャンプーを使用するのは1日1回まで、の鉄則を守ってください。

アレルギー性皮膚炎の場合の心がけ

アレルギー性皮膚炎は、自分がアレルギーのある物質に触れることで炎症が引き起こされます。まずはアレルギーの原因物質を把握し、その物質との接触を避ける、減らす努力から始めましょう。 たとえば、アレルギーの原因がダニやハウスダストなどの場合は、部屋を掃除し、衣類や寝具を洗って清潔にし、その後もこまめな掃除の習慣を続けることでアレルギー症状を抑えることができます。 花粉などが原因の場合、掃除や空気清浄機の使用などで室内での接触原因を減らして症状の軽減はできても、外出すれば接触機会があり、完全に症状をなくすことは難しいでしょう。皮膚科で処方された薬を使用してかゆみを抑え、花粉飛散時期が過ぎるまでしのぐしかありません。ステロイド剤や抗ヒスタミン剤など、薬を使うことでかゆみはかなり抑えられますので、症状とうまくつきあう工夫が必要です。

脂漏性皮膚炎の場合の心がけ

脂漏性皮膚炎の場合、皮膚科で処方されたステロイド薬を使って頭皮の炎症を抑えつつ、抗真菌薬でマラセチア菌の数を減らすのが基本的な治療方針です。 また、日常生活の過ごし方への工夫も有効です。脂漏性皮膚炎は日常生活の見直しでかなり症状の緩和が期待できます。病院で処方された薬の使用だけではなく、食生活の見直し、シャンプー剤やシャンプー方法の見直しを行ないましょう。 たとえば、抗真菌剤が含まれたシャンプーを使ってマラセチア菌の増殖を抑え、頭皮の環境を改善するビタミンBを積極的に摂る食生活を送ることで頭皮のかゆみはかなり抑えられるはずです。 反対に、洗浄力が強く刺激も強いシャンプーを使い続け、多くの皮脂分泌を促す脂質やアルコール、香辛料などを多く摂取する食生活を続けることは、頭皮の環境を悪化させ、皮膚炎の症状も悪化させるので避けるべきです。

しらくもの場合の心がけ

しらくもによる皮膚炎の場合、自然治癒することはありませんので、必ず病院に行き、治療を受けてください。内服薬と外用薬によって白癬菌を弱らせ、除去していくのが基本的な治療方針です。 抗真菌薬はテルビナフィンやイトラコナゾールを使用します。症状が悪化し、すでに炎症を起こしている場合は炎症を和らげる内服薬を併用して完治を目指します。 しらくもの場合、自分が治療することだけでなく感染の拡大を防ぐことも大事です。しらくもに感染したことがわかったら、自分が使用したタオルはすぐに洗濯すること、家族が誤って使うことのないよう適切に処置をとることを徹底してください。

頭皮に湿疹ができたら、まずは正確に症状と原因を知る

man 頭皮に湿疹ができ、なかなか治らず悪化する…という場合、治療方法が間違っている可能性があります。炎症が起こる理由は複数あります。アレルギーや皮膚の乾燥、水虫菌など、原因ごとに適切な治療方法は異なります。頭皮の湿疹がなかなか治らないなら、一度「本当にいま思っていることが原因なのか」を疑い、治療法を見直しましょう。 最も確実なのは皮膚科で診断を受け、治療薬を処方してもらうことです。症状がわかれば治療薬だけではなく、日常生活で心がけるべきこともわかります。 原因を正確につきとめて適切な治療方法を始めること、自分自身の生活も見直すことが頭皮湿疹によるかゆみを抑え、完治するための最短の近道です。

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