頭皮の悩み

公開日:2018年7月13日

更新日:2018年7月20日


hair

頭皮や身体のかゆみに悩んでいる人必見!ストレス性皮膚炎の対処法

頭皮や身体の皮膚のかゆみに悩んでいませんか。そのかゆみ原因はストレスかもしれません。ストレスはかゆみの原因になるヒスタミンという物質を増やしたり、肌のうるおいをなくす活性酸素を増やしたりします。そのため強烈なかゆみや発疹などの皮膚炎を招くのです。

このような、ストレスが原因で発症する皮膚炎をストレス性皮膚炎と言います。ストレスと皮膚炎がどのように関係しているのかを説明し、そして日常生活でできるストレス性皮膚炎の対処法を紹介します。

ストレス性皮膚炎の症状

ストレス性皮膚炎の症状は、皮膚の状態によって軽微・軽症・中等症・重症の四段階に分けられます。自分の症状が現在どの段階か確認しましょう。

段階別の症状

軽微

頭皮が乾燥してカサカサした状態です。かゆみはありますが、腫れやただれなどの症状はありません。

軽症

乾燥とかゆみに加えて赤みを帯びている状態です。白い粉をふく、フケが増えるなどの症状も見られます。

中等症

乾燥、赤み、かゆみ、フケなどの症状がさらに悪化した状態です。掻いた部分に痕がつきます。

重症

頭皮の赤みを帯びた部分が盛り上がった状態です。かゆみ、フケなど症状がさらに悪化します。

ストレス性皮膚炎の症状は頭皮以外にも顔・腕・背中・首など全身に現れる可能性があります。かゆみが起こる部位や症状は様々で、頭皮に軽いかゆみが起こるだけの場合もあれば、腕や首に赤みやただれの症状が出ることもあります。個人差もありますし、同じ人でも症状の現れ方はそのときどきで異なります。

ストレスで皮膚炎が起こる原因

ヒスタミンの分泌

ストレスを感じたときに頭皮がかゆくなるのは、ヒスタミンという物質が分泌されるからです。分泌されたヒスタミンは皮膚の神経を刺激し、その刺激が脳に伝わると「かゆみ」の感覚として近くされます。

ヒスタミンはストレス以外の原因、たとえば肌への直接的な刺激や内臓の病気などによっても分泌されます。かゆい部分を掻いた後にさらにかゆくなるのは、掻いたことで頭皮が刺激され、さらにヒスタミンが分泌されているのが理由です。

活性酸素による肌トラブル

ストレスを感じているときに肌が荒れやすいのは、活性酸素(フリーラジカル)による影響です。
活性酸素とは、物質を酸化させる強力な力をもつ酸素のことです。体内の細菌やウイルスを死滅させるという、身体にとって大事で有益な役割も担っています。ただし、活性酸素の量が増えすぎると正常な細胞や遺伝子まで酸化し、老化や病気の原因になります。

肌にうるおいを与えるコラーゲンやエラスチンに活性酸素が作用すると、肌のうるおいが失われ、肌は外部からの刺激を受けやすい状態になり、肌荒れを招きます。

男性ホルモンの増加

ストレスを感じると頭皮がべたつきやすくなり、頭皮ニキビもできやすくなります。これはストレスによって男性ホルモンの分泌が促された結果です。

男性ホルモンには皮脂の分泌を促し、肌の角質を増加させるはたらきがあります。皮脂が増えた上に肌の角質が増加すると毛穴を塞ぎ、毛穴の内部で炎症が起きやすくなり、ニキビができます。

肌のバリア機能の低下

ストレスは肌のバリア機能を低下させるため、肌は少しの刺激でもかゆみが生じやすい状態になります。ここでいうバリア機能とは肌の表面を覆っている油分のことで、外部からの刺激が肌内部に進入するのを防ぐ役割を果たしています。この機能がストレスによって低下すると、肌のかゆみを感じやすくなったり、炎症が悪化しやすくなったりといった問題が起こります。

便秘による肌荒れ

ストレスは腸の活動を低下させるため、便秘の原因にもなり、そして便秘が肌荒れを引き起こします。

便とは、摂取した食事から必要な栄養を取り除いた後の老廃物です。その老廃物が便秘によって腸内に長く残っていると、悪玉菌はどんどん増殖し、善玉菌は減少していきます。そして腸内に残っている便が発生させる有害物質は血流にのって全身に運ばれ、皮膚から放出されます。
有害物質の放出という作業は肌に大きな負担をかけ、皮膚は正常なターンオーバー(代謝)ができなくなります。その結果、乾燥やニキビなどの肌荒れとして症状が現われます。

日常生活でできるストレス性皮膚炎の対処法

head

ウールや化学繊維などの服を避ける

ストレス性皮膚炎が起きると、着ている服の繊維の刺激で身体がかゆくなることがあります。とくにウールや化学繊維などの素材が皮膚に触れるとかゆみを誘発しやすいので避けましょう。
ウールは繊維が太く断面が角張ってるので、肌を刺激しやすいのがかゆみにつながる理由です。また、レーヨン、ナイロン、ポリエステルなどの化学繊維は高い速乾性により肌の水分を吸収するため、乾燥状態を悪化させる原因となり、かゆみの原因を増やします。

ストレス性皮膚炎の人におすすめなのは、コットンやシルクなどの天然素材を使った衣服です。
コットンは柔らかいため肌への刺激が少なく、シルクは吸放湿性に優れているので適度な湿度を維持できます。
ただ、コットンやシルクを使っている服の中には製造段階で化学薬品を使用しているもの、化学繊維を含んでいるものもあります。化学薬品や化学繊維が肌に刺激となることもあるので、服選びの際はそれらの刺激の原因が含まれていないかも確認することをおすすめします。

快適な温度、湿度を保つ

暑さ・寒さもかゆみを強くする原因なので、室内の温度を快適に保つことも効果的です。
温度は快適に過ごせる24~26度に、湿度は40~60%を目安に室内の温度・湿度を調整しましょう。

また、電気毛布や赤外線こたつを使用すると、身体が熱をもってかゆみが生じることがあるので、長時間の使用は避けてください。

腸内環境を改善する

腸内環境の改善とは、悪玉菌を減らし、善玉菌が優位な状態に導くことを指します。そこで役立つのがごぼうやキャベツなどの食品に多く含まれる食物繊維です。食物繊維は悪玉菌を減少させるだけではなく、善玉菌を増やし、有害物質を減らす効果もあります。

食物繊維は野菜類、果物類、海藻類、きのこ類などに多く含まれているので、積極的に日々の食事に取り入れてください。

保湿する

保湿により肌にうるおいを与えるとかゆみの予防につながります。保湿剤を塗る回数は1日1~2回程度が目安で、乾燥する前に塗るのがポイントです。
なお、保湿剤を擦るように塗ると肌への刺激となります。手のひらで伸ばすようにやさしく塗りましょう。

運動する

運動はストレスを解消する効果があります。トレーニング、エクササイズに意識を集中することで、落ち込んだ気持ちや不安などを忘れられますし、「走れる距離が伸びた」「走るスピードが上がった」などの達成感によって快感を得られ、自分に自信がもてるようになります。こうした精神的なプラスの動きはストレスを大きく減らします。

ストレス解消におすすめの運動は、ウォーキングやサイクリングなどの一定の動きを長時間繰り返す運動です。このような運動は、心を安定させるはたらきがあるホルモンであるセロトニンの分泌を増やします。
また、運動は自分が「気持ち良い、心地よい」と感じる程度のペースで取り組むことも重要です。あまりに軽い運動で身体に感じる負荷が弱すぎると運動の効果が低くなりますし、極端にハードで負荷が強い運動は「つらい」と感じてストレスにつながる可能性が高まります。最適な運動の強度や頻度は人によって異なりますから、自分が気持ち良い、続けられると思うペースをさぐりながら、無理せずに取り組みましょう。

睡眠の質を上げる

睡眠不足になると扁桃体(へんとうたい)が活発になり、その影響で不安や抑うつ傾向が強まることがわかっています。充分に身体を休ませてストレスを解消するためにも、質の良い睡眠をとりましょう。睡眠の質は時間の長さではなく、眠りの深さで決まります。睡眠時間を充分にとっても、眠りが浅いとストレスは解消されにくいものです。

深い眠りに入る簡単な方法は、朝の起床後1時間以内に太陽の光を浴びることです。太陽の光を浴びるとメラトニンという睡眠に関わるホルモンの分泌が減り、脳が覚醒します。すると夜にはメラトニンの分泌が増えて、熟睡しやすくなります。
起床後に散歩をするのも良いですし、カーテンを開けて太陽の光を取り入れるだけでも効果があります。

かゆみが起きたときの対処法

ストレス性皮膚炎により頭皮や身体にかゆみを感じた場合、指や爪で掻くとさらにかゆみが増す原因になります。掻かずに軽く叩くなどの方法でまぎらす人もいるようですが、皮膚を刺激しているので掻くのと同様に問題です。

おすすめの対処法は「冷やす」ことです。かゆい部分を冷やすと、かゆみは軽減されます。保冷剤をハンカチに包んだものや、冷やしたおしぼりをかゆい部分に軽くあてて冷やしましょう。また、頭皮にも使用できる冷却スプレーなども販売されています。バッグに入れておけば外出中でもかゆい部分を冷やせます。
ただし、冷やしすぎると皮膚に刺激となることもありますから、「かゆみを緩和できる程度に、適度に冷やす」だけにとどめることを心がけてください。

ストレス性皮膚炎の対策とストレス解消を始めよう

man

ストレス性皮膚炎とは、強いストレスが原因で頭皮や身体がかゆくなる病気です。症状を改善するなら、かゆみが起きないように日常生活でかゆみの原因を減らすよう気をつけ、ストレスを解消することが大切です。

ストレス性皮膚炎の症状が重くなると腫れや赤み、フケの症状も極度に悪化し、改善にも時間がかかります。できるだけ軽度のうちに、悪化させないように対処を始めることが重要です。
ストレス性皮膚炎の原因は

  • かゆみの原因物質・ヒスタミンの分泌
  • 活性酸素による肌トラブル
  • 男性ホルモンの増加
  • 肌のバリア機能の低下
  • 便秘による肌荒れ

などが挙げられます。

ストレス性皮膚炎を悪化させないためにふだんからできることは様々あります。肌に刺激となるウールや化学繊維などを使った服を避け、肌にやさしいコットンやシルクなどを選んで着るだけでも症状の悪化を防げます。また、肌のケアだけではなく、ストレス解消のために運動して、睡眠の質を高めることもストレス性皮膚炎の予防につながります。

頭皮や身体にかゆみを感じたときは、掻くとかゆみがさらに増す原因になりますので、冷やすのがおすすめです。保冷剤をハンカチに包んだものをかゆい部分にあてたり、冷却スプレーを頭皮に噴射したりして冷やすだけでかゆみを軽減できます。

ストレス性皮膚炎により頭皮や身体にかゆみが生じ、掻いてしまうと肌は傷ついてバリア機能が低下し、さらに刺激を受けやすくなります。その結果、少しの刺激でもかゆみが生じ、また掻きたくなる…という悪循環が生まれます。悪循環を食い止めるためにも、炎症が悪化しないよう対策を行ないながらストレスを解消し、ストレス性皮膚炎の緩和と予防に努めましょう。

検索

  • 薄毛に関するお悩み
    薄毛の予防から改善まで幅広い情報を発信。あなたの悩みに合わせてドクターが解決します!

    薄毛の予防から改善まで幅広い情報を発信。あなたの悩みに合わせてドクターが解決します!

  • 抜け毛に関するお悩み
    抜け毛の予防から改善まで幅広い情報を発信。あなたの悩みに合わせてドクターが解決します!

    抜け毛の予防から改善まで幅広い情報を発信。あなたの悩みに合わせてドクターが解決します!

  • フケに関するお悩み
    フケの予防から改善まで幅広い情報を発信。あなたの悩みに合わせてドクターが解決します!

    フケの予防から改善まで幅広い情報を発信。あなたの悩みに合わせてドクターが解決します!

  • ヘアケア・育毛
    日々のケアは大切です。ベストなヘアケア方法や育毛のコツをご紹介。

    日々のケアは大切です。ベストなヘアケア方法や育毛のコツをご紹介。

  • 頭皮の悩み
    頭皮トラブルの予防から改善まで幅広い情報を発信。あなたの悩みに合わせてドクターが解決します!

    頭皮トラブルの予防から改善まで幅広い情報を発信。あなたの悩みに合わせてドクターが解決します!

  • 白髪に関するお悩み
    白髪の予防から改善まで幅広い情報を発信。あなたの悩みに合わせてドクターが解決します!

    白髪の予防から改善まで幅広い情報を発信。あなたの悩みに合わせてドクターが解決します!

  • 髪の実態調査

    500人にアンケートを実施!見えてきた髪の毛の実態とは?

  • 女性の悩み
    他人に相談しにくい女性の薄毛や抜け毛の悩みをドクター が解決します!

    他人に相談しにくい女性の薄毛や抜け毛の悩みをドクター が解決します!

  • 髪に関するQ&A
    髪の毛に関するよくある質問に発毛クリニックの専門ドクターに答えてもらいました。

    髪の毛に関するよくある質問に発毛クリニックの専門ドクターに答えてもらいました。

  • ミノキシジル大学
    発毛に絶大な効果を発揮するミノキシジルの基礎情報から、ちょっとディープな情報まで髪のせんせいの「ミノキシジル大学」が解説します!

    発毛に絶大な効果を発揮するミノキシジルの基礎情報から、ちょっとディープな情報まで髪のせんせいの「ミノキシジル大学」が解説します!