白髪に関するお悩み 白髪に関するお悩み

白髪に関するお悩み

公開日:2018年7月20日

更新日:2018年10月23日

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白髪を改善する方法とは?こまめな対策で健康的な髪を取り戻そう

一度白髪として生えた髪の毛に、自然に色が着くことはありません。ただし、これから伸びる髪、新たに生える髪が白髪ではなくなる可能性は充分にあります。 白髪が目立ち始めるのは30代半ば頃です。30代で白髪対策を始めれば、将来的な白髪の予防ができる上、健康的な髪や頭皮を手に入れることができます。 白髪の生える仕組みをおさらいした上で、白髪改善のための対策に早めに取り組むメリット、白髪を改善するためにできることについてご紹介します。 

まずは白髪の生える仕組みを知ろう

具体的な白髪の改善法に触れる前に、白髪が生える仕組みについて復習しましょう。

髪の成長に関わる細胞の役割

正常な髪の成長は、根元にある小さなふくらみ・毛球部の中に存在する毛母細胞やメラノサイトによって支えられています。それぞれの細胞の役割について確認しましょう。

髪そのものを作るのは毛母細胞

髪の毛とは、爪や皮膚と同様に「角質」という細胞の塊です。 毛母細胞は分裂して髪の毛を作り、分裂をくりかえして次々と新しい髪の毛が産み出されます。髪が成長を重ねて長く伸びるのは毛母細胞が活動し続けてているためです。毛母細胞には髪に色をつけるはたらきはありませんから、毛母細胞の分裂によってできた髪の毛は色のない白いもので、白髪と同じ状態です。 髪に色をつけているのは「メラノサイト」という別の細胞です。

髪の色素を作るメラノサイト

メラノサイトは色素形成細胞とも呼ばれる、メラニンという色素を作り出す細胞です。メラノサイトは毛母細胞と隣り合うように毛球部に存在しており、毛母細胞が髪を作りだす際にメラノサイトがメラニンを毛母細胞に渡し、髪の毛はメラニンによって色がついた状態で成長します。 身体のはたらきで髪に色がつく機会は、この一度きりです。一度成長した髪に再びメラニンが与えられることはないので、既に生えた白髪の色が自然に変わる(色がつく)ことはありません。

白髪が生える理由はメラノサイトの問題

白髪は、毛母細胞にメラニンが与えられないまま育った髪の毛です。メラノサイトからメラニンが供給されない理由としては、メラノサイトの活動が休止している、あるいはメラノサイトが毛母細胞の周辺に移動していない、といったケースが考えられます。それぞれの原因について簡単にご説明します。

メラノサイトの活動が休止している場合

通常、メラノサイトは毛母細胞の周辺に存在しており、メラニンを供給します。 ただ、メラノサイトが毛母細胞の近くにあっても、メラノサイトが活動を休止していてメラニンを毛母細胞に与えないことがあります。この場合、毛母細胞は活動しているので髪の毛は作られますが、色素であるメラニンが作られないため、色のない髪=白髪として髪の毛が成長します。

メラノサイトが正常に移動していない場合

メラノサイトは「バルジ領域」と呼ばれる位置で作られており、髪が成長期を迎える頃合いを見計らって毛母細胞の周辺へと移動します。ところがメラノサイトの移動が正常に行なわれないことがあり、この場合メラニンを生成していても毛母細胞に渡すことができず、やはり髪は色のない白髪の状態で成長します。 hair_illust ▲毛包におけるメラノサイトのはたらき

 

白髪についてはまだ解明されていないことが多くあります。2018年現在、メラノサイトの異常の原因も特定されていません。ただ、加齢による身体の衰えや遺伝、ストレス、体調不良、薬の副作用などが関係していると考えられています。 白髪の明確な改善法が発見されるかどうかは今後の研究に期待しましょう。 さらに詳しく白髪の生えるメカニズムについて知りたいという人は次の記事をご覧下さい。ものによって生え方に違いがある理由を中心に白髪の成り立ちをご紹介します。

 

白髪の常識は間違いだらけ!メカニズムを理解して原因を対策しよう

白髪改善には早めの取り組みを

白髪の改善には、早めに対策を始めることが重要です。早期に対策に取り組めば、白髪がそれ以上生えるリスクを減らすことができます。

白髪のリスクと心身の健康との関係

心と身体を健康に保つことは、生活する上で重要なことですが、白髪が生えるリスクを下げるという観点からも大切なことです。 体調不良などの身体の問題や過剰なストレスといった心の問題が白髪にどう影響するのかを解説します。

身体の問題が白髪の原因に

体調管理ができていないとき、あるいは病気にかかったとき、身体は本来の機能を発揮できなくなります。さらに体調不良が重なると全身の新陳代謝が低下します。毛根のメラノサイトでも、メラノサイトの活動やメラノサイトを生み出す仕組み自体が損なわれる恐れがあります。 全身の新陳代謝の低下は、大袈裟な話ではなく「命に関わる状態」です。そこで、身体は生命維持に関わる機能から優先的に回復します。メラノサイトの活動に関わる新陳代謝は、生命維持という観点からは優先度は低いものですから、回復を後回しにされます。 つまり、著しく健康を損ねた場合、白髪などのダメージが残る可能性は非常に高い、ということです。

心の問題も白髪を引き起こす

ストレスを抱えると心の健康が損なわれます。そして、精神的な負担は身体の機能にも悪影響を与えます。 たとえばストレスよって身体が緊張状態になると、血管が収縮し、血行不良を招きます。頭皮でも血行が悪くなることで毛根の栄養不足が起こり、髪の成長が滞ったり、白髪が生えやすくなったりします。 またストレスは脳を刺激し、身体をリラックスしづらい状態へと導いて、睡眠不足などの不調の原因になります。肉体疲労の回復や成長ホルモンの分泌にはリラックスすること、そして睡眠が大きく関係するので、ふだんから多大なストレスを抱えている人は身体の回復が滞り、白髪のリスクも高くなります。

日頃の健康が白髪リスクを下げる

白髪の増加につながる恐れのあることを避ければ、白髪を増やさずに済む可能性は高まります。ですから、心身の健康回復、そして健康維持を心がけることは白髪を増やさないための努力になりえます。

白髪を改善するためにできること

man 白髪を改善するために日頃からできる対策について紹介します。白髪の改善に役立つ習慣を身につけましょう。

頭皮への負担を減らす

メラノサイトの活動を妨げないためには、いかに頭皮への負担を減らすかが重要です。頭皮への負担を減らすいくつかの方法について確認しましょう。

使っている白髪染めを見直す

白髪染めの薬剤は種類によっては非常に刺激が強く、頭皮に多大な負担をかけることがあります。できるだけ頭皮に刺激の少ない白髪染めを選ぶことをおすすめします。 2剤式のヘアカラーはかなり普及していますが、髪や頭皮に多大なダメージを与える要素があるため注意が必要です。2剤式のヘアカラーは一度髪を脱色してから染料を定着させることで仕上がりを良くしますが、一方で髪や頭皮に強い刺激を与えるので、アフターケアをしないとかなりのダメージを与えますし、頻繁に使うと傷みは深刻なものになります。「白髪染めが白髪を増やす原因になる」ということも充分にありえます。 これに対し、ヘアマニキュアやカラートリートメントのような、表面を染める白髪染めならば髪や頭皮へのダメージが少なく、白髪染めより高い頻度で定期的に使い続けても問題は起こりませんし、白髪になるリスクを抱え込むおそれもありません。染まり具合や髪色の均一性は2剤式のヘアカラーには劣りますが、白髪が増えるリスクはかなり抑えられます。また、カラートリートメントなら使い続ければ染まり具合にも問題はありません。 また、頭皮や髪につく染料を最小限にとどめることで、ダメージを抑えることができます。2剤式のヘアカラーを使う場合でも、気になる部分だけ、根元部分だけを染めれば、全体を染めるよりもダメージはかなり小さくなります。

ふだんのヘアスタイルを見直す

一人ひとりにお決まりのヘアスタイルがあるとは思いますが、頭皮への負担という観点からみると、日頃から常に同じヘアスタイルにするのはあまりおすすめできません。 たとえばいつも同じ位置で分け目を作ったり、髪をきつく縛ったりすると、特定の毛根とその周辺の頭皮にばかり負担がかかり、頭皮の健康を損ね、抜け毛や脱毛症の原因になる可能性があります。分け目を変える、縛る位置や強さを変える、縛らない日を設けるなどの工夫が必要です。 また整髪料を毎日使う人は、入浴時に落としきれなかった整髪料が頭皮に刺激を与えている可能性があります。整髪料を頻繁に使う人はシャンプーとその後のすすぎをていねいに行なうこと、また洗い流しやすいよう考慮されている整髪料を選ぶことを心がけ、整髪料が頭皮に残らないよう工夫してください。

紫外線対策をする

日光に含まれる紫外線を長時間浴びると、皮膚の老化が促されます。頭皮はある程度髪に覆われているものの、身体で最も高い位置にあり日光を受けやすいため、紫外線の影響を強く受けます。適切な紫外線対策を行なって頭皮への負担を減らすことを心がけましょう。 長時間屋外で作業する人や外出時間が長い人、アウトドアレジャーが好きな人は、帽子やUVカットスプレーなどで充分に紫外線対策をとりましょう。また、紫外線は透過するものなので、室内にいて、窓越しに日差しを浴びても紫外線の影響を受けます。 とくに夏場は紫外線の量が増えるので、対策をとくに意識してください。

喫煙を控える

食事や飲み物から体内に取り込まれた栄養は、身体の健康状態によって必要な場所に使われるようになっています。 喫煙によってタバコの有害物質が吸収されると、それらを無毒化するために体内の栄養が消費されます。 喫煙の習慣がある場合、タバコからの有害物質の無毒化に栄養が使われて、頭皮の健康維持に使われる栄養素が減り、健康が損なわれる恐れがあります。 喫煙は頻度や本数に関わらず、吸うこと自体に問題があります。白髪のみならず薄毛や抜け毛を引き起こす負担を軽減したいなら禁煙することをおすすめします。 タバコを吸うことで引き起こされる悪影響や、失われる栄養素については次の記事でくわしく解説しています。

 

他の薄毛対策も台無しに!タバコに潜む3つの脱毛リスク

 

生活習慣を改善する

生活習慣を良くすることで身体の新陳代謝を良好に保つことができます。具体的にどのようなことに配慮すればよいのでしょうか。項目ごとに掘り下げます。

食生活を良くする

白髪を改善するには頭皮の状態を良好に保つ栄養素や、メラノサイトのはたらきをサポートするものを食事から摂りましょう。たとえばタンパク質や亜鉛、鉄分、ビタミンB類がおすすめです。 上で紹介した栄養が頭皮やメラノサイトの活動にどう影響するのか、またどのような食事をすれば栄養を補えるのかについては、以下の記事を参考にしてください。

 

若白髪は栄養不足?白髪に効く食べ物特集

 

質の高い睡眠をとる

睡眠不足になると頭皮の血行が悪くなります。また、成長ホルモンの分泌が妨げられることで全身の新陳代謝に悪影響を及ばします。そうするとメラノサイトを生み出す仕組みや活動にも支障をきたして、白髪の生えるリスクは跳ね上がります。 睡眠の質を上げるには就寝の60~90分前までに入浴をすることで、一度上がった体温が緩やかに下降し、眠りをスムーズにします。また月明かり程度のほのかな明かり(ただしLEDなどのブルーライトは避ける)、騒音のない環境、身体に適した寝具を使うことで深い眠りをキープできます。 質の高い睡眠をするための具体的な工夫について知りたい人は次の記事をご覧ください。

 

薄毛(ハゲ)リスクを下げる!今夜からできる良質な育毛睡眠法

 

適度な運動をする

運動によって全身の血行が良くなり、また新陳代謝も促進されます。頭皮の血管は身体の中でも細くて繊細なので、とくに血行が悪くなりがちです。運動によって血行を促進し、頭皮全体に栄養が行きわたれば毛母細胞やメラノサイトも活性化されます。 白髪のリスクを下げるには、全身の血行を促すジョギングやウォーキングなどの運動をおすすめします。 白髪の改善と育毛とでは、「頭皮の健康を保つ」という共通の解決法があるため、取り組むべきことに大きな違いはありません。ですから育毛につながる有酸素運動にも、白髪のリスクを下げる可能性が秘められていると考えられます。 以下の記事では、運動と髪の健康な成長との関係について詳しくご紹介しています。

 

運動は育毛に効果的?髪を増やす有酸素運動

 

ストレスを発散する

ストレスは心身の健康を損ねます。とくにストレスに起因する血行不良と睡眠不足は頭皮の不健康に直結しますから、日頃から適切な対処を心がける必要があります。 ストレスとは厄介なもので、本人はストレスの原因を解決しようとしたり、適度に解消しようとしたりしていても、実際のところは最善策をとれていないどころか、悪化を招くケースが多々あります。ストレスと向き合う姿勢を改めて見つめ直し、最適な対処は何か?を考え、実践することはとても大切です。 ストレスの対処法について改めて詳しく知りたい人のために解説した次の記事をぜひ参考にしてください。

 

ストレスは髪の大敵!正しい対処法で薄毛(ハゲ)を予防しよう

 

頭皮をマッサージする

頭皮は皮膚の中でも血行が滞りやすい場所ですが、こまめにマッサージをすることで血行促進を図れます。また、ストレッチを続けるうちに身体が柔軟になるのと同様に、日頃からマッサージすることで頭皮が柔らかくなり、血液が流れやすくなって、健康な髪が生えやすい状態へと導くことができます。 メラノサイトをサポートするためにも、血行を良好に保つ頭皮マッサージは効果的です。頭皮マッサージを習慣的に行なうことをおすすめします。 頭皮マッサージのコツなど具体的な方法が知りたい人は、ぜひ次の記事を参考にしてください。

 

薄毛は頭皮マッサージで改善可能?正しいマッサージの仕方

 

白髪改善のため、早めの対策に踏み出そう

hair 白髪の増加は年齢を重ねればどうしても起こるものですし、避けられないことです。白髪を根本的に解決できる方法は見つかっておらず、生えてしまった白髪に対しては短くカットするか、白髪染めで染めるほかありません。 ただし、白髪が目立ち始める30代のうちから白髪の改善をめざす対策を始めれば、将来の白髪増加を予防することができます。 白髪が生える仕組みには毛母細胞とメラノサイトの活動が深く関係しており、このふたつの活動をいかに正常に保つかが白髪を減らすカギになります。対策を早期に始めるほど白髪の生えるリスクを下げられますので、頭皮の負担を軽減し、生活習慣を向上することで白髪の改善に努めましょう。

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