白髪に関するお悩み 白髪に関するお悩み

白髪に関するお悩み

公開日:2018年7月18日

更新日:2018年10月23日

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「白髪の常識」は間違いだらけ!メカニズムを理解して正しい対策を

世間に広まっている白髪に関する情報には、科学的な根拠のない間違ったものが数多く混じっています。たとえば「白髪を抜くとさらに白髪が増える」「既に伸びた髪の色素が抜けて白髪になる」ということはありません。 白髪にはまだ不明な部分も残されているのですが、それでもいくつかの確かな情報も得られています。そこで、白髪の生えるメカニズムや白髪が増える原因を正しく理解して、正しい白髪対策を行なうための知識をご紹介します。

白髪が生えるメカニズムとは

髪の毛は、肌の日焼けやシミの色素でもある「メラニン」により黒や濃い茶色の濃い色をしています。色素が入らない白髪ができる理由は何でしょうか。

白髪とは

頭皮の奥の毛根で作られたばかりの髪の毛は、色のない白い状態です。これが毛穴の表側に出るまでの成長過程で色素のメラニンが加わることで色の付いた髪の毛へと変わります。何らかの理由で色素が入らないまま育ったのが白髪です。

色素を作る細胞・メラノサイト

髪の色は毛穴にある細胞・メラノサイトが生み出したメラニンによってつくられます。メラノサイトの活動が低下していたり、メラノサイト自体がなくなったりすると髪の毛は白髪として伸びていきます。 また、白髪の外見にはさまざまな種類があります。 たとえば根元から毛先まですべて白いもの、毛先は色がついているのに根元周辺あたりから白くなっているもの、毛先だけ白くなっているもの、白まではいかないけれども他の髪色より全体に薄いものなどがあります。これらは、白髪になるまでの経緯が異なるために見た目の変化が生まれています。

ヘアサイクルとは

白髪についてより正しく理解するため、もうひとつ「ヘアサイクル」についても確認しましょう。 ヘアサイクルとは、髪の成長段階の移り変わり(周期)のことです。ヘアサイクルは
  • 髪が成長し続ける成長期
  • 充分に成長を遂げた髪が抜ける準備を整える退行期
  • 成長が完全に止まり、少しの刺激で髪の毛が簡単に抜け落ちる休止期
の3つの段階に大きく分かれます。 一般的にヘアサイクルの期間は、成長期が4~6年、退行期が2週間前後、休止期が数か月程度です。つまり、新たに生えた髪が抜け落ちるまでにはおよそ7年かかります。そして長い成長期の間、メラノサイトが絶えずメラニンを作って髪の毛に供給し続けることで、髪の毛は色がついた状態に保たれています。 ヘアサイクルは白髪だけではなく、薄毛や抜け毛の仕組みにも非常にかかわりの深いものです。ヘアサイクルに関する詳しい情報は「ヘアサイクルが大きく影響する!髪の毛と男性ホルモンの関係性」で解説しています。

白髪とヘアサイクルとの関係は

毛穴に存在するメラノサイトには寿命があり、そこから生える髪の毛が成長期を終える段階で消滅します。ふたたびその毛穴で成長期を迎える髪が生えるとメラノサイトは再生して色素を供給します。メラノサイトはヘアサイクルに同期して消滅と再生を繰り返しながら、髪にメラニンを入れる機能を保っています。 ただし、なんらかの理由で髪の毛の成長期の最中にメラノサイトが寿命を迎えると、成長途中の髪の毛にメラニンの供給がなくなり、髪に色がつかなくなります。こうして「毛先は黒いのに根元に向けて色がない」というタイプの白髪になります。 また、メラノサイトが作り出すメラニンのはたらきが弱いと、本来の髪色と異なった、くすんだ薄い色や淡い色合いの髪の毛になります。薄い髪色はメラニンの弱さが原因であり、「メラニンが少ないから薄い」というわけではありません。 稀に、白髪だった髪に再び色がついて伸びる髪の毛もあります。毛先のほうが白く、根元付近からは再び黒いパターンです。これはどのようなケースなのでしょうか。 通常、一度白髪になった髪の毛で新たにメラノサイトが生成されることはありません。ですから白髪に再び色がつくのは消滅したメラノサイトが再生したためではなく、先に白髪になったときに一時的にメラノサイトに何らかのトラブルが起きてメラニンを作れないし状態だったからだ、と考えられます。その後、メラノサイトの機能が回復して再びメラニンを作ると髪に色がつき、「毛先が白く、根元にかけて再び黒い髪の毛」として伸びます。

対策を打てない白髪の原因とは

白髪の原因のうち、加齢と遺伝とは、たとえ努力しても効果がない、黒髪に戻ることを期待できないものです。加齢、遺伝による白髪について解説します。

加齢による髪の衰え

メラノサイトはヘアサイクルとともに消滅と再生を繰り返しています。ただ、これが数十年の期間を経るころには身体の老化に伴ってメラニンの生成が追い付かなくなったり、メラノサイトの再生がなくなったりといった原因で本来の髪の色を保てなくなります。35歳以降で、とくに側頭部から頭頂部にかけて白髪が増え始めます。

遺伝の影響

遺伝の要素は白髪の生えやすさに大きく影響を与えます。父方、母方、あるいは両方の家系に白髪の人が多いならば、子供にも白髪が生えやすくなります。また父・母は白髪が多くないとしても、家系的に白髪の人が多いならば白髪が多くなる可能性は大いにあります。 白髪を増やす要素は複数あります。もし白髪が増え始めたなら、ひとつではなく複数の要素が原因となっている可能性は大いにあります。白髪が気になり始めた人は、「白髪が多い人の9の特徴 当てはまるなら白髪が増えるリスクが高い!」でご説明した白髪を増やす原因、要素に自分が当てはまるかどうかを確認してください。

白髪のリスクを減らすことはできる

加齢や遺伝による白髪が完全に元の髪の色に戻ることは考えにくいのですが、加齢と遺伝以外の要因も白髪を増やすものです。これらの対策可能な要因による白髪を減らすことで、全体の白髪の多さは抑えることができます。

対策可能な白髪の要因

man 白髪は頭皮の健康状態が悪化した結果としても引き起こされます。逆に言えば、頭皮を健全な状態に導くことで白髪の要因を減らせる、ということです。 白髪の原因になりうる5つの問題について解説します。心あたりがある項目があればそれぞれ改善することで白髪対策を行ないましょう。

生活習慣に問題がある

メラノサイトは血液によって運ばれる栄養素を受け取ってメラニンを生成しています。血行が悪くなると栄養供給が滞り、白髪が増える原因になりますから、常に頭皮の血行を良好に保つことが大切です。頭皮の血管はかなり細いため、血行不良の影響が大きく出ます。とくに睡眠不足や運動不足は血行不良の原因になります。

慢性的にストレスを抱えている

ストレスは身体を緊張状態にし、全身の血管を収縮させます。頭皮付近の毛細血管では血行不良が起こります。また、極度に強いストレスは脳を過剰な興奮状態にさせ、心身のリラックスを妨げることで寝つきの悪さ、浅い睡眠の原因になって睡眠不足の問題を大きくします。 睡眠不足がストレスの原因となることもあるので、こまめのストレス解消と、睡眠に影響を与えないための努力が必要です。

食生活が乱れている

栄養バランスの取れた食事は健康な身体づくりの基本です。食事の栄養バランスの偏りや、ダイエットなどが原因の極端に少ない食事量は栄養不足を招き、髪の毛を作る栄養素の欠乏や頭皮の不健康な状態につながり、メラニンの材料が不足して白髪を増やす可能性があります。 栄養不足は薄毛の原因にもなりますし、髪や頭皮以外の身体への悪影響も引き起こします。

紫外線を浴びる機会が多い、長時間浴びる

日光からの紫外線は皮膚の老化を促します。頭皮に長時間日光が当たるとメラノサイトの活動にも悪影響を及ぼすため、白髪の生える可能性が高くなります。

喫煙や過度な飲酒をする

喫煙、過度の飲酒は体内に多くの有害物質を吸収させます。とくに喫煙は害が多く、体内に入った有害物質を無毒化するために多くのビタミン類やミネラルが消費されます。ビタミンやミネラルには皮膚を健康に保つ役割や、栄養供給のサポートの役割があるのですが、喫煙のためにこれらの栄養素が消費されると、本来あったはずの効果を得られなくなります。

白髪を目立たせなくする対処法

白髪予防の対策で今後白髪が生える可能性を抑えたら、今度はすでにある白髪を目立たなくする工夫も行ないましょう。

白髪染めを使う、カットする

すでに生えている白髪は短くカットするか、白髪染めで色を付けることでかなり目立たなくなります。 白髪がとくに気になるところをカットすると、かなり白髪が目立たなくなります。ただし、髪の毛を抜くのは避けてください。むやみに髪を抜くと、抜いたときの刺激が頭皮に負担をかけ、さまざまなトラブルを起こす原因になります。抜くくらいなら、眉毛や鼻毛用の小さなハサミを使って髪の根元付近で切るとよいでしょう。 カットでは対応できないほど広範囲に白髪が生えている場合や、側頭部などカットするのは難しい部分の白髪が気になるのならば、白髪染めを使うことで隠せます。ただし白髪染めの薬剤による刺激も髪と頭皮に大きな負担を与えますから、薬剤の成分をよく吟味して製品を選び、数か月に1度程度の適切な頻度を守って行ないましょう。 黒でもブラウン系でも、とくに濃い色を選ぶとのちに生えてくる白髪が目立ちがちですから、ある程度薄い色を選んで「白髪を完全に染める」のではなく「白髪が目立たなくなる程度に染める」と頻度を減らせますし、髪や頭皮へのダメージを抑えられます。

頭皮の負担をなくす

白髪のリスクを下げるには、頭皮の血行不良を起こさないための工夫が効果的です。

紫外線の負担

帽子をかぶったりUVカットスプレーを使ったりして紫外線対策を行ないましょう。

スタイリング剤の負担

ワックスなどを使ったら、就寝前に必ず入浴して整髪料が頭皮に残らないようにシャンプーしてください。またシャンプーのすすぎ残しも頭皮に負担をかけますから、時間をかけてすすぎましょう。

髪の乾燥不足の負担

入浴後の濡れた髪をそのままにすると頭皮で雑菌が繁殖して、頭皮を刺激します。タオルドライとドライヤーを併用してしっかりと乾かしましょう。

生活習慣を改善する

健康的な髪を維持するには、心と身体の健康が不可欠です。白髪のリスクは、ストレスや運動や睡眠など日々の生活習慣に左右されます。 心身に負担をかけるストレスとうまくつきあうには、悩みは親しい人に相談すること、楽しくない気分は週末や余暇に好きなことをしてリフレッシュする、毎日軽い運動をして発散するなど、自分なりの解消法を見つけることが大事です。 運動不足や睡眠不足は身体を不健康にします。頭皮の血行改善には、できるだけ長時間、軽度の有酸素運動を行なうのが効果的です。最低でも1週間に60分ほどの、息が弾んで汗ばむ程度の運動を行なってください。軽いジョギングやサイクリングなどを週に2~3回ほど行なえば合計60分は無理なく達成できますし、次第に時間も長くでき、運動自体が楽しく感じるようになります。 睡眠不足の改善には睡眠時間を長くするだけでなく睡眠の環境や状態を改善することが大事です。 就寝前には深刻な考え事や勉強など、脳のリラックスを妨げることは控えてください。寝具や空調にもこだわって快適な状態を維持してください。

実践できる白髪対策を積極的に行なおう

care 白髪は、本来の髪の色をつくるメラニン色素がなんらかの理由で失われた髪の毛が、白いまま伸びたものです。メラニンが生産されない理由としては加齢や遺伝により白髪が増えること以外にも生活習慣の乱れ、栄養不足や栄養の偏り、髪への外的刺激によるダメージなどがあります。 すでに生えた白髪をカットや白髪染めで目立たないように工夫しながら、白髪を増やす要因のうち心当たりのあるものにそれぞれ対策を行ないましょう。 大雑把に言えば、白髪は不健康、不摂生の結果として起こるものです。健康的な生活を送ることで白髪を減らすことができますし、心身共に健全な毎日を過ごせます。

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