ミノキシジル大学ミノキシジル大学

ミノキシジル大学

公開日: 2019年4月25日

更新日: 2019年4月26日

ミノキシジルは最強のAGA治療薬なの?

ミノキシジルは最強のAGA治療薬なの?

ミノキシジルの凄さを今こそ知りたい!

【ミノキシジルはなぜ最強なのか】AGA治療薬の1つ・ミノキシジルは、発毛に確かな効果があるとして「最強の薄毛治療薬」などと言われています。
果たして本当に最強なのでしょうか。
ミノキシジルのどの作用がそう言われる理由になっているのでしょう。

    (このコラムのポイント)
  • ミノキシジル外用薬は唯一対面販売されている発毛薬
  • ミノキシジルが最強と言われる理由
  • ミノキシジルを主成分とする薬の種類は2種類
  • 副作用リスクも伴うミノキシジルの効果を高められるのはアナタ

ミノキシジルが最強のAGA治療薬って言われているのは本当?

発毛に大きな効果を発揮するミノキシジルは、AGA治療薬として最初に承認された有効成分です。

ミノキシジルは、毛根に直接働きかけ、滞って乱れていたヘアサイクルを再び動かす作用を持っています。
それまで育毛剤や養毛剤などいろいろな方法で対策を行ってきて効果を得られなかった人が、頭髪専門クリニックなどで処方されたミノキシジルを使用したら、「生えてきた!」ということが多々あるため、「最強の薄毛治療薬」などと言われていることもあるようです。

使用を中断すると元に戻ってしまいますが、再開するとまた発毛します。
なるほど、これはミノキシジルの発毛効果に納得できる事実と言えるかもしれません。

この「ミノキシジル最強説」の根拠、そして本当のところはどうなのか、を少し掘り下げてみたいと思います。

ミノキシジル外用薬は、唯一対面販売で入手可能な発毛剤

ミノキシジルの薬としての情報を確認しておきましょう。

薬は、「医療用医薬品(処方薬)」、「要指導医薬品」、「一般用医薬品」の3つに分類されています。
さらに一般用医薬品は「第一類から第三類まで」の3種類に分類されています。

医療用医薬品
診察の内容をもとに、医師が患者に処方する薬のことです。

要指導医薬品
医療用医薬品から一般用医薬品になって間もないものがここに分類されます。
一般用の医薬品として販売するにあたっての副作用リスクが不確定なため、薬剤師の説明を聞かなければ買えません。
インターネットでの販売も禁止されています。
一部のアレルギー薬や解熱鎮痛薬などがここに含まれます。

一般用医薬品・第一類医薬品
※ミノキシジル外用薬はここに含まれます!

第一類医薬品は、一般用医薬品として実績の少ないものや、副作用・飲み合わせなどで安全性上特に注意を必要とするもので、薬剤師の説明を聞かなければ買えません。
一部の解熱鎮痛剤や毛髪剤などがここに含まれます。

一般用医薬品・第二類医薬品
第二類医薬品は、副作用・飲み合わせなどで安全性上の注意が必要なものです。
薬剤師または登録販売者が対応しなければなりません。購入者への説明は「努力義務」とされています。
主な風邪薬、解熱鎮痛剤がここに含まれます。

一般用医薬品・第三類医薬品
第三類医薬品は、副作用などで多少の注意を必要とするもので、薬剤師または登録販売者が対応します。
購入者への説明は特に不要とされています。一部のビタミン剤、整腸剤や消化←「消化」剤などがこれに該当します。

お分かりいただけましたか。
ミノキシジル外用薬は、薬局やドラッグストアで購入できる唯一の「発毛剤」なのです。
第一類医薬品ですから、購入時は薬剤師の説明を受ける必要がありますが、薄毛に悩む人にとっては、医療機関を受診することなく、少しでも手軽に購入できるシステムであることは間違いありません。

AGA治療薬として厚生労働省の承認を受けている有効成分は、「ミノキシジル」以外に「フィナステリド」「デュタステリド」(※注1)がありますが、この2つの成分からできている医薬品は市販されていません。発毛治療専門クリニックでの診察を受け、処方してもらわなければなりません。

「薬局・ドラッグストアで購入できるAGA治療薬」
それがミノキシジルなのです。

(※注1|「フィナステリド」MSD社から発売されているAGA治療薬「プロペシア」などの成分。
「デュタステリド」GSK社から発売されているAGA治療薬「ザガーロ」の成分。)

ミノキシジルが最強と言われる理由

ミノキシジルが「薄毛治療の鉄板」、あるいは「最強の治療薬」とまで言われるのは何故でしょう。
それは、ミノキシジルの発毛作用にあります。

ミノキシジルの発毛作用について

ヘアサイクルとAGA

AGAはヘアサイクルが乱れることで発症します。

AGAはヘアサイクルが乱れることで発症します。
私たちの髪の毛は、ヘアサイクル(毛周期)と呼ばれる「髪が生えて抜け落ちるまでの、生え替わりのサイクル」を繰り返しています。

<ヘアサイクル>
成長期(細胞分裂が行われ、髪が太く長く成長する)
   ↓
退行期(活発な細胞分裂が終わり、毛根が小さくなっていき、髪の毛が成長を止める)
   ↓
休止期(毛根が縮小し、髪の毛が抜ける。次の成長期への準備が始まる)
を繰り返して生え変わっています。

1サイクルはおよそ3~6年、サイクルの中で一番長いのが成長期で、頭部にある髪の毛の約8~9割が成長期の髪の毛だと言われています。
ところが、男性ホルモンの1つ「テストステロン」と、毛根の毛乳頭にある還元酵素「5αリダクターゼ」によって、より活性化した男性ホルモン「DHT(ジヒドロテストステロン)」が産生されると、ヘアサイクルが乱されてしまうのです。

DHTが毛乳頭にある男性ホルモン受容体と結合すると、髪を作る毛母細胞の活性を抑制する因子を出します。
これによって髪の成長期が短くなり、本来なら成長期に長く伸びるはずの髪の毛が成長せずに抜けてしまいます。
そして次に生えてきた髪の毛もまた成長途中で抜けていき、頭部に残る髪の毛は細くて短い毛が多くなります。
結果的に、この悪循環によって頭部を覆う髪の毛が「薄い」状態になります。

これがAGA(男性型脱毛症)です。

ミノキシジルは、髪の毛の毛乳頭細胞に直接作用し、休止期状態の毛母細胞を成長期へと導きます。
また、成長期をより長く維持する効果も持っています。

ミノキシジル以外のAGA治療薬

現在、AGA治療薬として承認されている成分には「ミノキシジル」「フィナステリド」「デュタステリド」の3つがあります。
このうち、発毛にダイレクトにアプローチする作用があるのはミノキシジルだけ。

フィナステリドとデュタステリドは、AGAの原因となっている男性ホルモンテストステロンをDHTへ変換する5αリダクターゼを阻害し、「DHT(ジヒドロテストステロン)」の産生を防ぐ働きをします。(アンドロゲン阻害薬)

これらの作用によって脱毛を抑制する効果は大きく、AGAの進行遅延には効果的です。
しかし、発毛に直接働きかける作用はありません。

近年の研究では、フィナステリドやデュタステリドの使用者にも発毛が見られるという報告もありますが、そもそもの作用機序が違います。
毛根に直接働きかける作用があるのはミノキシジルだけです。

ミノキシジルを主成分とする薬の種類

ミノキシジルを主成分とする薬には、外用薬と内服薬があります。
ミノキシジル外用薬(通称「塗りミノ」)は国内メーカーで製造されていて、ドラッグストアでも販売されています。
「スカルプD メディカルミノキ5」(アンファー)や「リアップ」シリーズ(大正製薬)などはメジャーな商品ですね。

最近、そこに「リグロ EX5」(ロート製薬)も加わり、市場が非常に活況を呈しています。
選択肢が広がるのは、消費者には嬉しい限りです。

ミノキシジル内服薬(通称「ミノタブ」「飲みミノ」)は、国内では製造されておらず、治療のために使用するなら、一部の取り扱いのあるクリニックで医師の診察を受け、海外の医薬品を処方してもらわなければなりません。

ミノキシジルの副作用

ミノキシジルの発毛効果は誰もが認めるところですが、よく効く薬であると同時に副作用リスクも併せ持った薬です。
使用上の注意や、用法・用量を守らず、安易に使用すると副作用が発現することもあります。

外用薬の場合、主な副作用は、かゆみ、発疹、発赤などの皮膚症状で、特に重篤な症状は報告されていません。
内服薬の場合は、副作用はかゆみや発疹などの皮膚症状以外に、全身症状もあり、血圧低下、不整脈、動悸、むくみなどの症状が報告されています。

現在、内服薬で薄毛治療を行うには、発毛治療を専門に行っているクリニックでの診察&処方が必須ですので、服用中に異常を感じたら速やかに医師に相談することができる、ということでもあります。
副作用が出ないに越したことはありませんが、万一それらしき症状が発現したら、速やかに医師に相談しましょう。

ミノキシジルについての詳しい説明はこちらもご参照ください。

ミノキシジルっていったい何? その質問の答えがすべてここに

また、ミノキシジルの副作用についてはこちらをご覧ください。

AGA治療薬『ミノキシジル』の気になるさまざまな副作用とその対策について

「ミノキシジルの最強の発毛効果」をより高めるためにできること

ミノキシジルがいくら効果の高い薬でも、その効果をさらに高めるための努力も欠かせません。
血糖値を下げるために薬は飲んでいるけれど、食生活を改善することもなく、喫煙などの生活習慣の改善も行わなければ、思うように血糖値が下がらないのと同じことです。
ミノキシジルの使用の継続はもちろんですが、その効果を高めるために、ちょっと生活を見直しませんか。

AGA治療と並行して見直したい生活習慣

(1)栄養バランスに気をつける
バランスのとれた食事を摂ることを心がけましょう。
特に髪の毛に良いと言われる「タンパク質」「ビタミンB群」「ビタミンC」「亜鉛」などを積極的に摂るようにしてください。
このうち、亜鉛を多く含む食品は、日常的に食べる頻度が高くないかもしれません。
サプリメントなどを上手に利用するのもいいでしょう。

(2)頭皮マッサージをする
力ずくでマッサージをするのではなく、リラックスした状態でゆったりとマッサージを行いましょう。
頭皮の血流改善につながりますし、ひいては頭皮環境の改善につながります。

(3)タバコは百害あって一利なし
タバコは血管を収縮させ血行を悪くすることが分かっています。また、タバコは体内のビタミンを消費します。
タバコによって体内のビタミンが消費されては、髪の毛のほうに行きわたりませんよね。

(4)良い睡眠習慣を
寝不足が多い現代人ですが、寝ている間に成長ホルモンは最も多く分泌され、髪の成長にも、成長ホルモンは欠かせません。
寝る前のパソコンやスマホをやめ、質のいい睡眠を確保してください。

AGAによる薄毛には、DHTの生成という直接的な原因があるものの、ストレス、暴飲暴食、過度の喫煙や飲酒、不規則な生活などいくつもの悪影響が絡まって、薄毛を促進していると考えられています。
「ミノキシジルを使っているから生活習慣なんか関係ない」ではなく、「ミノキシジルの効果をさらに高めるために生活習慣の見直し」を心掛けましょう。

ミノキシジルと生活習慣の関係は、こちらにも説明があります。

ミノキシジルって本当に効果がある? 使い始めて効果が出るまでの期間はどのくらい?

「ミノキシジルの最強の発毛効果」をより高めるためにできること

(まとめ)

ミノキシジルの効果を「最強」だと思えるものにするために

毛根に直接働きかけて発毛に導くミノキシジル。
確かに多くの人がミノキシジルによって発毛を実現しています。
しかし、副作用リスクもある医薬品ですから、使用法・使用量などを守ってきちんと使うことが大事です。
「薬のパワー+生活習慣の改善」で、ミノキシジルはさらなる効果を発揮します。

ミノキシジルを本当に「最強の薬」にするのは、ミノキシジルを使う貴方です。

検索

  • 薄毛に関するお悩み
    薄毛の予防から改善まで幅広い情報を発信。あなたの悩みに合わせてドクターが解決します!

    薄毛の予防から改善まで幅広い情報を発信。あなたの悩みに合わせてドクターが解決します!

  • 抜け毛に関するお悩み
    抜け毛の予防から改善まで幅広い情報を発信。あなたの悩みに合わせてドクターが解決します!

    抜け毛の予防から改善まで幅広い情報を発信。あなたの悩みに合わせてドクターが解決します!

  • フケに関するお悩み
    フケの予防から改善まで幅広い情報を発信。あなたの悩みに合わせてドクターが解決します!

    フケの予防から改善まで幅広い情報を発信。あなたの悩みに合わせてドクターが解決します!

  • ヘアケア・育毛
    日々のケアは大切です。ベストなヘアケア方法や育毛のコツをご紹介。

    日々のケアは大切です。ベストなヘアケア方法や育毛のコツをご紹介。

  • 頭皮の悩み
    頭皮トラブルの予防から改善まで幅広い情報を発信。あなたの悩みに合わせてドクターが解決します!

    頭皮トラブルの予防から改善まで幅広い情報を発信。あなたの悩みに合わせてドクターが解決します!

  • 白髪に関するお悩み
    白髪の予防から改善まで幅広い情報を発信。あなたの悩みに合わせてドクターが解決します!

    白髪の予防から改善まで幅広い情報を発信。あなたの悩みに合わせてドクターが解決します!

  • 髪の実態調査

    500人にアンケートを実施!見えてきた髪の毛の実態とは?

  • 女性の悩み
    他人に相談しにくい女性の薄毛や抜け毛の悩みをドクター が解決します!

    他人に相談しにくい女性の薄毛や抜け毛の悩みをドクター が解決します!

  • 髪に関するQ&A
    髪の毛に関するよくある質問に発毛クリニックの専門ドクターに答えてもらいました。

    髪の毛に関するよくある質問に発毛クリニックの専門ドクターに答えてもらいました。

  • ミノキシジル大学
    発毛に絶大な効果を発揮するミノキシジルの基礎情報から、ちょっとディープな情報まで髪のせんせいの「ミノキシジル大学」が解説します!

    発毛に絶大な効果を発揮するミノキシジルの基礎情報から、ちょっとディープな情報まで髪のせんせいの「ミノキシジル大学」が解説します!