ミノキシジル大学ミノキシジル大学

ミノキシジル大学

公開日: 2019年4月8日

更新日: 2019年4月19日

ミノキシジルの個人輸入についてあれこれ知りたい!

ミノキシジルの個人輸入についてあれこれ知りたい!

 

海外のミノキシジル製剤はどうすれば個人輸入できる?

世の中はインターネットの普及で非常に便利になりました。
日本に居ながらにして、海外のものも簡単に手に入ります。
海外のミノキシジル製品をインターネットから購入している人も少なくありません。
でもそこに不安はないのでしょうか。そもそもミノキシジルの個人輸入は法的にアウトではないのでしょうか。

    (このコラムのポイント)
  • ミノキシジル製剤の個人輸入は法的には可能。でも…
  • ミノキシジルについて
  • ミノキシジル内服薬は海外での承認
  • ミノキシジル製剤の個人輸入の注意点
  • ミノキシジルは外用薬なら手軽に購入可能
  • ミノキシジルの内服薬で治療がしたいならクリニックへ

ミノキシジルの個人輸入について情報を集めたい!

AGAや薄毛治療の話をする際「コレ無くしては語れない」のがミノキシジル。
製品名ではなく、発毛に有効な成分の名前です。

発毛治療は、クリニックで医師の指導のもとで行うのが理想です。
また、ミノキシジルは外用薬が市販されていますから、それを購入するのもアリでしょう。

しかし、国内で手に入らないミノキシジル製品を個人輸入している人が多いのが現状です。
個人輸入って誰でもできるの?
面倒くさくない?
どんなリスクがある?

今回は、「興味はあるけど、なかなか実態のわからないミノキシジルの個人輸入」について説明します。

ミノキシジルって個人輸入できるの?

結論はこの一言。「ミノキシジルの個人輸入は、できます」。
でも、だからといって喜ぶだけじゃなく、最後までコラムを読んでくださいね。
そして便利さの裏に潜む危険や悪影響などをしっかり理解していただきたいと思います。

ミノキシジルは、発毛に確かな効果を発揮する成分です。
反面、副作用のリスクもゼロではありません。

医師の診断無しにミノキシジルを使用することは、そのリスクが高くなるということです。
ミノキシジルに限らず、既往症がある人や、加療中、投薬中の人が、独自の判断でミノキシジル他、医薬品を輸入し使用することは、重篤な副作用につながりかねません。

どんな薬にも説明書や添付文書がありますが、海外製品の場合、英語表記が多く、内容をすべて理解するのは難しいでしょう。
注意事項をきちんと把握せず、他の医薬品との併用禁忌、疾患や効果、副作用との関係などの知識がないままに医薬品を使用することは危険です。

もう少し詳しく、「危険」の中身を説明しましょう。

ミノキシジルには内服薬と外用薬がある―個人輸入されているのは内服薬が大半

ミノキシジルはその確かな発毛効果から世界90ヶ国以上で承認され、使用されている、AGA治療の有効成分です。
日本皮膚科学会の「男性型および女性男性型脱毛症診療ガイドライン2017年版(※1)」でも、ミノキシジルの外用は「強く勧める」Aランクに位置しています。

ミノキシジルはもともと高血圧症患者さんへの血管拡張剤として開発され、使用されていました。
その後、投与された患者さんに多毛症の副作用が見られたことから、その発毛作用にフォーカスし、発毛成分として製品化されました。
それが現在のミノキシジルの始まりです。
そんな背景もあってか、ミノキシジルには内服薬と外用薬の2種類があります。

どちらも発毛治療を行っているクリニックで処方しています。
そして、ミノキシジル外用薬(通称「塗りミノ」)は、市販もされていて、ドラッグストアで購入することができます。
ミノキシジル内服薬(通称「ミノタブ」)は、市販されていません。個人輸入されているのは圧倒的にこの内服薬です。

何故ミノタブの個人輸入が多いのでしょう。

ミノキシジルについてはこちらをお読みください。
ミノキシジルの基本情報が全て詰まっています。
ミノキシジルっていったい何? その質問の答えがすべてここに
(※1 日本皮膚科学会「男性型および女性男性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」)

ミノキシジル内服薬は海外で承認されている薬

ミノキシジル外用薬はOTC医薬品の第一類医薬品に分類されており、使用者が直接ドラッグストアで購入することが可能です。


OTC医薬品とは、医師の処方による「医療用医薬品」ではなく、自分で購入できる「要指導医薬品」と「一般用医薬品」のことを言います。
OTCは「Over The Counter」の略で、対面販売で薬を買うことを意味します。
従来「大衆薬」「市販薬」と呼ばれていましたが、国際的表現の「OTC医薬品」が使われるようになりました。

OTC医薬品は、医薬品の含有する成分を使用方法の難しさや飲み合わせ、副作用などの項目からさらにいくつかに分類されます。

そのうち、第一類医薬品というのは、
・その副作用等により日常生活に支障を来す程度の健康被害を生ずるおそれがある医薬品であって、その使用に際し特に注意が必要なものとして厚生労働大臣が指定するもの
・新一般用医薬品として承認を受けてから厚生労働省令で定める期間を経過しないもの

と定義されています。
(上記参照:厚生労働省 資料 「一般用医薬品のリスク区分表」)

また、第一類医薬品は、販売店では薬剤師による書面による情報提供が義務付けられています。
そのため、薬剤師の説明を聞かずに購入することが無いよう、すぐには手の届かないところに製品が置かれています。

ドラッグストアで購入できるとはいうものの、風邪薬や虫除けよりはひと手間かかる感じですね。

さて、ミノキシジルの内服薬についてはさらに手がかかります。
ミノキシジルの内服薬は国内での製造販売がされておらず、海外の医薬品を服用することになります。
医薬品の個人輸入は実は個人で輸入することができないのですが、特例もあります。

例えば、医師は患者さんの治療に必要と判断した場合、しかるべき手続きを経て医薬品を輸入することが認められています。
ミノキシジル内服薬を使って薄毛治療をしたい場合は、発毛専門クリニックで診察を受けて処方してもらう必要があります。

内服薬は海外でしか承認されていないという事実

ミノキシジルの個人輸入の注意点

しかし、現実にはインターネットを利用して個人で海外のミノキシジル内服薬を輸入している人が大勢います。
医薬品の個人輸入は、個人が自分で使用するという目的のある場合、比較的簡易な手続きで購入ができるようになっていますが、個数に制限があり、まとめ買いをして他の人に売ったり譲ったりすることは認められていません。

最近では、個人輸入代行サイトを利用して海外製品を購入する人が増えています。
直接海外サイトから購入しようと思うと、まず言葉の問題でつまずきそうですが、代行サイトを利用すればとりあえず言葉の問題はクリアできそうです。
つい「通信販売だ」と思ってしまいがちですが、そこはやはり通販とは違います。
あくまでも個人輸入であることをお忘れなく。

<個人輸入のリスク>

・日本の基準に基づく品質・安全性・有効性が未確認
製造国によっては充分な品質などのチェックがされずに販売されていることもあります。

・粗悪品、ニセモノであるか、否かを判断できない
謳ってある成分がほとんど入っていない、或いは薬そのものが全くの偽物ということもあります。
一時、「バイアグラ」(ED治療薬)の偽物騒動がありましたが、ご記憶の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

・衛生状態のよくない場所で製造されたかもしれない
偽物、粗悪品は、その見た目だけではどんなところで作られているかわかりません。
一見すると綺麗に見えていても、誰がどのような環境で作っていて、中身がどうなっているかなど、全くもってわかりません。

・万一トラブルが発生した際も手続き等が分かりにくい
体に合わないから返品したい、返金をしてほしいなどの場合も、国内の業者と話すようなわけにはいきません。
悪質な業者だと、連絡が取れなかったり、返金に応じてもらえなかったりします。

・万一健康被害が発生しても誰にも責任を問えない
わが国では、医師の処方による医薬品や市販の医薬品において、健康被害や副作用が発生した場合、状態に応じて被害者を救済する制度「医薬品副作用被害救済制度(※2)」があります。
しかし、個人輸入した海外製品はこの制度の対象外。どこにも責任の所在を問えません。

インターネットを使って気軽に買える、などと思っていませんでしたか。
いくら購入が気軽にできても、裏に潜むリスクを思うと安易に手を出してはいけない、と思うはず。
いえ、思っていただきたいものです。

(上記参照 厚生労働省「医薬品等を海外から購入しようとされる方へ」)

安易な医薬品の海外からの購入に警鐘を鳴らしています。
(※2 独立行政法人医薬品医療機器総合機構「医薬品副作用被害救済制度」)

ミノキシジル外用薬は薬局、ドラッグストアで購入可能

外用薬はOTC医薬品の第一類医薬品に分類されています。
ドラッグストアでの購入が可能です。
ただし、製品が陳列されていないため、空箱を持って購入の意思を伝え、薬剤師から書面による説明を受けなければ現物が渡されず購入できません。
少し面倒に感じますが、薬についての説明をきちんと受けることで、正しい使用につなげよとしているのですから、ここは労を惜しまず手順を踏みましょう。

現在市販されているミノキシジル外用薬は、その濃度が男性用は1%、5%の2種類、女性用は1%のものがあります。

どうしても内服薬が欲しいなら専門クリニックに相談を

ミノキシジルに限らず、効果のある医薬品なら副作用もつきもの。それだけに安易な入手はやめていただきたい、ということは前述しました。
そこを理解した上で、やはり内服薬での治療を望むなら、クリニックで診察を受け、処方してもらいましょう。
医師は、その専門性から、医療上必要と判断すれば海外の医薬品を、治療に使用することが法律で認められています。
そして、もちろん医師の診断のもと、患者さんに処方します。

これなら、万一体質に合わない、副作用が出た等の問題が発生しても適切に対処してもらえますから安心です。

本来薄毛治療は専門クリニックで行うもの。
「自分で買ったほうが安い」と思いますか?
でも、専門知識を持った人の指導受けられ、発毛に導いてくれるのです。長い目で見たら決して高くはないと思います。

ミノキシジルは賢く選んで薄毛治療を

ミノキシジルを使った薄毛治療は、用薬、内服薬のどちらを選ぶにしても、薄毛治療は短期間では終わりません。
ある程度の期間、じっくりと取り組むことになりますから、スタート時点で納得していることが大切です。
人は納得したことには真摯に取り組めても、納得していないことは投げ出してしまいがち。
決して安くはないお金をかけて取り組むのです。投げ出すなどという事態は避けたいですね。

ミノキシジルは賢く選んで薄毛治療を

(まとめ)ミノキシジル製品の個人輸入にはご注意を

ミノキシジル外用薬は、国産の製品がドラッグストアで販売されています。
一方、内服薬は市販されておらず、発毛治療を行っているクリニックの医師の処方がなければ服用できません。
昨今、便利なインターネットを使って個人輸入をする人、個人輸入代行サイトを利用して購入する人が多くなっていますが、便利さの裏に潜むリスクにも目を向けて賢い選択をしていただきたいと思います。

ニセモノを購入させられた上に代金は戻らない、何が入っていたのか体調が悪くなったなどということがないように、よく考えて行動したいものです。

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