ミノキシジル大学ミノキシジル大学

ミノキシジル大学

公開日: 2019年3月26日

更新日: 2019年3月28日

ミノキシジルの副作用と薬による差異について

ミノキシジルの副作用と薬による差異について

 

「かゆくてツライ!」 これは自分だけ?

私たちが手に取ることのできる薬品には使用上の注意の他に、副作用についてもきちんと明記されています。でも、その程度までは明記されていません。自分の感じる違和感が副作用として程度が軽いのか重いのか、ちょっと考えますね。感じ方が違うからこそ差異を感じてしまうものですが、その差異について少し考えましょう。

    (このコラムのポイント)
  • ミノキシジルは内服薬と外用薬で副作用に違いがある
  • 塗りミノの副作用(皮膚症状)でも文書と自分の程度の間には差異が
  • ミノキシジル以外のAGA治療薬でも副作用の感じ方には差異が
  • 体質も感じ方も違うのだから、ある程度の差異は当たり前

ミノキシジルの副作用は薬によって差異がある!

発毛成分・ミノキシジル。
薄毛治療に大きな効果をもたらす成分として、ビギナーからエキスパートまでその恩恵に預かっている人はたくさんいらっしゃいます。

ただ、この薬は、効果の大きな分、副作用のリスクも言われている薬です。
使っていらっしゃる方で、一度も副作用が発現していない人もいらっしゃれば、気になる副作用に見舞われ、医師に対応してもらった、或いは使用を中断したことがあるという人もいらっしゃるのではないでしょうか。

ミノキシジル製剤の使用前に副作用についても説明を受けているはずですが、その副作用は説明の通りですか。

自分の他にもミノキシジルを使う友達がいる人なら、お互いの悩みや迷いを相談できるかもしれませんが、現実的にそのような相手がいる人も少ないのではないでしょうか。

今回は、まずはミノキシジルの本質からお話しし、薬剤の形状によって違う副作用の話などを説明していきます。

副作用の差異も、最初はここから「ミノキシジルとは」

ミノキシジルの発毛効果、もとは副作用?

ミノキシジルは、今や世界90ヶ国以上で承認されたAGA治療薬です。
その始まりは「血圧降下剤」としての開発でした。
高血圧症の患者さんにミノキシジルを投与したところ、使用者に多毛症の副作用が見られたため、その発毛作用に目をつけた研究者が、発毛成分として開発したものが、今日のミノキシジルのスタートです。

ミノキシジルの発毛効果はお墨付き!

FDA(アメリカ食品医薬品局)では1988年に医療用医薬品として2%外用薬が承認され、その後日本でも1999年に1%外用薬が一般用医薬品として承認されています。

ミノキシジル外用薬は、日本皮膚科学会が公開している「男性型および女性男性型脱毛症診療ガイドライン2017年版(※1)」でも、4段階あるランクのうち一番高ランクの「A」にランク付けされており、「使用を強く勧める」とされています。
ミノキシジル外用薬の効果は、国も学会も認めているということですね。

ミノキシジル外用薬、内服薬の入手方法は?

ミノキシジルを主成分とする医薬品には、外用薬(塗りミノ)と内服薬(ミノタブ)があります。
塗りミノは、発毛治療に力を入れているクリニックでの処方以外に、ドラッグストアでの購入も可能です。
ミノタブは、発毛治療クリニックの処方でしか手に入りません。(個人輸入代行サイトを利用する人もいますが、リスクが高いのでおススメできません)

ミノキシジルについては、こちらにも詳細な説明があります。是非併せてお読みください。

「ミノキシジルって何?」発毛効果、副作用、購入、使用方法などの基本情報を集めました

(※1 日本皮膚科学会「男性型および女性男性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」

2種類のミノキシジル「塗りミノ」と「ミノタブ」で副作用に差異が

剤型の差異で、副作用にも差異があるのか
塗りミノとミノタブ。
「発毛」という基本的な効果は同じですが、薬剤の形状の違いによって、副作用も多少の差異があります。

<外用薬の主な副作用>

皮膚:頭皮の発疹・発赤、かゆみ、かぶれ、ふけ、使用部位の熱感等
精神神経系:頭痛、気が遠くなる、めまい
循環器:胸の痛み、心拍が速くなる
代謝系・原因の分からない急激な体重増加、手足のむくみ

(参照 スカルプD メディカルミノキ5「添付文書」より

<ミノキシジル外用薬は「第一類医薬品」>

塗りミノは、クリニックでの処方以外に、ドラッグストアでも入手できます。
ミノキシジル外用薬は、一般用医薬品の「第一類医薬品」に分類されています。
これは「使用に際し、副作用、相互作用などの項目で安全性上特に注意を要する」ということです。
購入の際は、薬剤師からの書面による説明を受けなければ購入できないシステムとなっています。

<内服薬の副作用>

・全身の多毛
・血圧の低下
・急激な体重増加
・呼吸困難、息切れ
・心拍数の増加
・手足のむくみ
・めまい、ふらつき
・頭痛
・胃腸障害
・心筋障害
・心タンポナーデ

(参照 Loniten「添付文書」より

<ミノキシジル内服薬は発毛専門クリニックで処方してもらいましょう>

現在、ミノタブは発毛専門クリニックでの処方しか入手できませんから、ミノタブで薄毛治療をする場合は、医師から副作用についての説明も受けていると思われます。
医師の説明をきちんと聞き、用法・用量を守って服用してください。

ミノキシジルの副作用の発現率は決して高くはありません。
塗りミノの場合、厚生労働省発表のデータによれば、副作用の発現率は8.82%です。

塗布するか、経口摂取するか、有効成分を最も効率よく作用させるために、様々な投与方法があります。
頭皮から成分が吸収される塗りミノ、小腸で吸収され肝臓で代謝されるミノタブ。
この違いで、発現する副作用も違いが出るのでしょう。

ミノキシジル内服薬は発毛専門クリニックで処方してもらいましょう

ミノキシジル外用薬「塗りミノ」の副作用の差異とは?

ミノキシジル外用薬の副作用に多い「皮膚症状」の程度は?

頭皮に塗布する塗りミノで最も多い副作用の訴えはやはり皮膚症状です。
かゆみ、発疹、発赤、熱感…

塗りミノの製品説明書には副作用の存在そのものは明記されていますが、その「程度」については特に触れられていません。
かゆみや熱感などは、数値で客観的に表せるわけではないことを思えば、これも致し方ないことでしょう。

「ちょっとかゆい」程度の人もいれば「我慢できないくらいかゆい」「人目を気にせずかきむしらずにはいられない」人まで、かゆさの程度はさまざま。
注意しなければいけないのは、かゆくてかゆくてかき崩して別の皮膚炎を発症することです。

副作用の感じ方は、人によって差異がある

この違いはどこから来るのか、と言えばやはり体質でしょう。
もともと肌の弱い人、敏感肌の人はちょっとした刺激でも肌が敏感に反応します。
気の毒ながら、肌の弱い人の中には、かゆみが我慢できない、かき崩して出血した、などという人もいるようです。

かゆみや発疹などは、個人の感覚が大きく感じ方を変えます。
自分自身が「苦痛」だと思ったら、アクションを起こすときかもしれません。
まずクリニックへ行き医師に相談することです。
同じミノキシジル製剤でも、濃度を変えることで副作用がおさまることもあるかもしれません。
「おかしいな」「苦痛だ」と思いながら使い続けるのはやめてくださいね。
使い続けて悪化する可能性もあります。

ミノキシジルの副作用については、

AGA治療薬「ミノキシジル」の気になるさまざまな副作用とその対策について

の記事にもくわしく書かれています。
よろしければこちらも併せてお読みください。

ミノキシジル以外のAGA治療薬との副作用の差異は?

「フィナステリド」「デュタステリド」

さて、AGA治療薬には、ミノキシジル以外に「フィナステリド」(MSD社のAGA治療薬「プロペシア」の主成分)、「デュタステリド」(GSK社の同治療薬「ザガーロ」の主成分)という成分が承認されています。

ミノキシジルとは作用メカニズムが違うので、当然副作用も違います。
フィナステリドもデュタステリドも男性ホルモンに直接作用する薬なので、副作用とされる症状には、男性機能に直結するものが挙げられています。

<フィナステリド製剤「プロペシア」の副作用>

・肝臓:肝機能障害
・ 生殖器:性欲減少、ED(勃起不全)など
・ 過敏症:じんましん、血管浮腫、発疹など

(出典:プロペシア「添付資料」

<デュタステリド製剤「ザガーロの副作用>

・性機能不全(EDや性欲低下)
・ 肝機能障害
・ 乳房障害
・ 精神障害
・ 精巣の痛みやかゆみ

(出典:ザガーロ「添付文書」

どちらも、男性機能に副作用があるとの報告があります。
ただ、これは非常にデリケートな問題で、副作用として報告があるのは間違いありませんが、全ての人に発症するわけではありませんし、実際にそのような症状が出たとして、本当に薬のせいかどうか、実に微妙なところです。
「副作用でEDって書いてあった…」と思い始めるとよけい良くない結果になることも、無きにしも非ず。

副作用への対処としてまずしていただきたいことは、
副作用が起こらないためにも、用法や用量を守ってきちんと使用すること。
そして過剰に起こってもいない副作用に対して、過剰に心配しないこと。
万一副作用と思われる症状が出たら、まず医師に相談すること。
これに尽きるでしょう。

ミノキシジルでも薬によって副作用に差異が。賢く選ぼう

同じ成分の製剤でも、副作用の出方には差異がある(こともある)

極論ですが、副作用のリスクがゼロの薬はありません。
ミノキシジルも例に漏れず、いくつかの副作用が報告されています。
発現率は高くありませんが、ゼロではありません。

同じミノキシジルでも、外用薬か内服薬かで現れる副作用の症状も多少違います。
作用するメカニズムが違うのだから、副作用の出方が違っても当たり前のこと、と受け止めましょう。
また、先発薬と複数の後発医薬品(ジェネリック医薬品)でも、添加剤の違いから、多少の差異を感じるというのはあり得る話です。
自分にはどちらの剤型がいいか、どの薬がいいか、よく考えて使用する薬剤を決めましょう。
そして一度決めたら、規則正しくきちんと使用して、効果の出るのを待ちましょう。
それがAGA治療においては何よりの近道です。

ミノキシジルの効果や、安全な購入方法などについてまとめた記事もございます。
よろしければそちらも併せてお読みください。

ミノキシジルって本当に効果がある? 使い始めて効果が出るまでの期間はどのくらい?
AGA治療薬「ミノキシジル」の安心・安全な購入方法と注意点

ミノキシジルでも薬によって副作用に差異が。賢く選ぼう

(まとめ)副作用の程度の違いは個人差

ミノキシジルで副作用が出る人、出ない人。

程度の軽い人、軽くない人。

さまざまなケースがありますが、その原因は個人差です。
現れた症状をどのくらいストレスに感じるか、も個人差です。

体質も感じ方も人それぞれ。差異を感じて当たり前です。

たとえ「単なるかゆみ」だとしても、苦痛だと感じたら早めに医師に相談するのが、副作用と早期に決別できる方法です。

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