ミノキシジル大学

公開日:2018年11月5日

更新日:2018年11月12日

「フィンペシア」や「ミノキシジル」を購入したい!その購入方法は?

「フィンペシア」や「ミノキシジル」を購入したい!その購入方法は?

フィンペシアもミノキシジルも、海外製医薬品の購入には注意が必要。

「フィンペシアやミノキシジルの購入方法は?」フィンペシアは海外製医薬品の商品名。一方、ミノキシジルは発毛効果のある薬効成分の一般名。いろんな呼び名があって混乱している情報を整理していけば、自ずと正しい道が開けます。フィンペシアとミノキシジルについて情報を整理して、その購入方法を知りましょう。

    (このコラムのポイント)
  • 「フィンペシア」と「ミノキシジル」の購入について
  • 「フィンペシア」について
  • インドの医薬品特許事情について
  • 「ミノキシジル」について
  • 「フィンペシア」「ミノキシジル」の購入方法について
  • 海外医薬品のネット購入の問題点について

気になるAGA治療薬「フィンペシア」「ミノキシジル」は購入できる?

AGA(男性型脱毛症)治療薬って、すごくたくさんありますよね。

結局どれが効くのでしょう?
副作用とか、健康被害とかも心配です。
効くとしても日本で購入できないのでは、意味がありませんし、日本で買えたとしても、効かないのでは本末転倒です。

そして、氾濫するAGA治療薬情報のなかでも、話題になっているのが「フィンペシア」と「ミノキシジル」。

「フィンペシア」や「ミノキシジル」は、日本で購入できますか?
「フィンペシア」や「ミノキシジル」は、AGAに効きますか?
「フィンペシア」や「ミノキシジル」は、安全ですか?

購入方法を知る前に/「フィンペシア」と「ミノキシジル」って、そもそもなに?

AGA治療薬の情報が紛らわしいのは、薬の一般名(有効成分の名称)と商品名という2つの呼び方が混在しているからです。

たとえば、消炎・鎮痛・解熱剤の「イブプロフェン」。
この「イブプロフェン」というのが一般名で、イブプロフェンを主成分とする一般医薬品としては「EVE(イブ)」(エスエス製薬)が著名ですが、これが商品名です。

一方、イブプロフェンを主成分とするジェネリック医薬品(後発医薬品)は、日本では混乱を避けるためのルールがあって、「イブプロフェン錠00mg××」(××は社名や屋号)などと命名されます。しかし、国によってはこうしたルールがないために、「似たような名前の別の薬」がたくさんあるのです(日本でもかつてはそうでした)。

さて「フィンペシア」。
これは商品名。主成分は一般名「フィナステリド」です。

フィンペシアとミノキシジルを購入したい!/「フィンペシア」について

インドで模倣薬が生まれる背景

フィナステリドは、前立腺肥大症治療薬やAGA治療薬として用いられる薬効成分の一般名です。日本ではAGA治療薬「プロペシア(MSD社から販売)」や、いくつかのジェネリック医薬品が製造・販売されています。

「フィンペシア」は、このフィナステリドを主成分とする、インドのCipla(シプラ)社が製造・販売する模倣薬(コピー薬)です。

「模倣薬? ジェネリック医薬品のこと?」
いまでは、「フィンペシア」を“ジェネリック医薬品”と呼んでもいいかもしれません。しかし、フィナステリドの特許が切れる前から「フィンペシア」は製造されていて、その意味ではコピー薬のそしりを免れることはできないでしょう。

背景には、インドの特許法にまつわる事情があります。
2005年にインドの特許法が改正されるまでは、他国で特許を取得している医薬品の模倣薬をインドで製造・販売することは合法でした。インドでは“製法特許”は認めるが、“物質特許”は認めてなかったのです。つまり、海外で特許を取得しているある薬をそのままコピーすると違法ですが、製法を少し変更してしまえば“別の薬”として製造することができたのです。
音楽CDや映画のDVDのコピー商品の製造・販売が、“違法ではない国”がありますよね。まあ、それと似ています。

効果や副作用は、ほかのフィナステリド製剤とほぼ同じ

いまでは、インドもTRIPS協定(知的所有権の貿易関連の側面に関する協定)に対応した特許法に改正したので、海外製薬会社も以前よりは特許権を主張できるようになったようです。しかし、やはりまだインドで医薬品の特許権を取得するのはハードルが高いようで、日本や欧米に比べると合法的模倣薬はまだ氾濫することになるようです。

「世界的な新薬開発、製薬のモラルに反しているのでは?」
そう思われるかもしれませんが、数世紀にわたって生物資源を搾取され続けてきた歴史的背景や、インド製の安価なジェネリック医薬品が途上国や紛争地域で多くの命を救っている、そんな奥の深い事情があることも事実です。

「フィンペシア」は、1錠あたり1mgのフィナステリドを含有する錠剤で、1日1回の服用が必要です。効果や副作用については、ほかのフィナステリド製剤とほぼ同じですが、「販売承認後の経験」として先発医薬品にはない「抑うつ症(depression)」や「男性乳がん(male breast cancer)」の報告があるのが特徴的です。

フィンペシアについては以下のの記事もありますので、併せてお読みください。

(参照) Cipla社
INPECIA(CIPLA)
後発薬大国インドの特殊知財事情

フィンペシアとミノキシジルを購入したい!/「フィンペシア」について

フィンペシアとミノキシジルを購入したい!/「ミノキシジル」について

では「ミノキシジル」について。

前述の通り、「ミノキシジル」は一般名で、ミノキシジルを主成分とする薬剤には、「内服薬」と「外用薬」があり、それぞれ適応症が異なります。

まずは「ミノキシジル内服薬」から。
薬としてのキャリアはこちらの方が長く、いまから40年近く前に高血圧症治療薬として誕生しました。

一方、「ミノキシジル外用薬」は、それから10年ほど遅れて、発毛剤として製品化されました。日本でも一般医薬品として承認されています。

AGA治療薬として用いるのであれば、ミノキシジル外用薬の方が一般的です。ただし、ミノキシジル内服薬にも発毛効果はあるので、AGA専門クリニックの医師から処方される場合もあるようです。

ミノキシジルについての詳しい記事はこちらもあります。

よろしければ併せてお読みください。

「フィンペシア」「ミノキシジル」の購入方法は?

さて、「フィンペシア」や「ミノキシジル」を購入することはできるのでしょうか?
購入できるとすれば、どこで、どんな方法で、購入すればいいのでしょうか?

「ミノキシジル外用薬」の購入方法

前述の通り、ミノキシジル外用薬は日本でも承認されています。分類としては、一般医薬品第1類という区分です。

これは、購入に際して医師の処方箋は不要、薬局やドラッグストアで薬剤師から口頭や文書で説明を受けてから購入する、というものです。最近では規制が緩和されて、一定の基準を満たした場合は、ネット通販も可能になりました(ただし、メールや電話などで薬剤師の指導を受ける必要があります)。

したがって、“日本製”のミノキシジル外用薬は、薬局・ドラッグストア、もしくは薬局の通販サイトで購入できます。

“海外製”のミノキシジル外用薬は、日本では未承認なので薬局やドラッグストアでは販売できません。購入するには、海外で直接購入して持ち帰るか、海外の事業者から個人輸入をするしかありません。「ミノキシジル内服薬」も同様です。

「フィンペシア」の購入方法。

「フィンペシア」は日本では医薬品の承認を受けていないので、薬局やドラッグストアで販売・購入できません。また、米国やEU圏でも承認されていないので、それらの国でも販売されていないはずです。

製造元シプラ社のあるインド国内であれば販売していますし、TRIPS協定など知的財産に関する枠組みから外れている途上国でも入手可能かもしれません。いずれにしろ、仕事などでインドへひんぱんに出張するなどといった特別の事情がない限り、日本にいる人が「フィンペシア」を定期的に入手するのは難しそうです。

フィンペシアとミノキシジルを購入したい?/海外医薬品のネット購入の落とし穴

前項の購入方法の説明を読んで、違和感を持たれた方も少なくないかもしれません。

「いやいや。海外製医薬品も、いまはネットで買えるから。」

たしかに、ネット上には海外医薬品の販売(あるいは個人輸入代行)の情報があふれています。それを少し整理してみましょう。

<海外医薬品の購入方法>

1)海外の通販サイトから直接購入する(個人輸入)。
2)「個人輸入代行業者」を通じて購入する。
3)ネットの通販サイトやフリマサイトで購入する。

(1)は、手間はかかりますが、合法です。
海外事業者との外国語でのやりとりが面倒で、輸入に際して税関や厚生労働省の地方局との書類のやりとりが必要とか、手間はかかりますが…。
問題は、偽物を送りつける悪徳業者が後を絶たないこと。お金を損するだけでなく、健康被害もあるようで、厚生労働省も注意喚起をしています。

(2)は、グレーです。
海外の事業者とのやりとりを代行業者が行ってくれるので、かなりハードルは下がります。しかし、薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)では、医薬品の販売許可を受けていない者(事業者・個人)が、医薬品の広告をしてはいけないことになっています。つまり、「フィンペシアの輸入代行します」とか「フィンペシアを海外サイトから送ります」というのは、日本の法律では違法なのです。

(3)は、有無を言わさず違法!
通販サイトやフリマサイトに医薬品を出品するのは、違法です。
前述の通り、一定の基準を満たした薬局などがネット通販をすることは可能ですが、厚生労働省の承認を受けていない医薬品は販売できません。もし、フィンペシアや海外製のミノキシジルがネット販売されていたら、出品者は違法性を知りながら販売しているはずです。そんな業者の販売する薬は、やっぱり怪しい。

以上のように、海外製の医薬品のネット購入はリスクが大きく、ときには法律にも違反することとなるので注意が必要ですね。

(参照サイト)
厚生労働省
医薬品等を海外から購入しようとされる方へ
個人輸入代行業の指導・取締り等について

フィンペシア、ミノキシジルの購入やAGA治療は、専門クリニックの医師や薬剤師と相談しよう

以上のように、安心して使用するには、日本製の医薬品である「ミノキシジル外用薬」がベストチョイスのようです。また、フィンペシアと同じ成分のフィナステリドを主成分とする国産の医薬品もあります(医師の処方が必要です)。

どうしても、フィンペシアや海外製のミノキシジルを試したい場合はどうするか?
AGA専門クリニックでは、それらを処方しているところもあるようなので、一度相談してみてはどうでしょうか。

いずれにしろ、AGA治療は長い道のりです。真偽がはっきりしないネット情報だけを頼りに右往左往するよりも、信頼できる医師や薬剤師に相談する方がよいでしょう。少しコストはかかるかもしれませんが、信頼はプライスレスです。

フィナステリド製剤とミノキシジルの併用についての記事はこちらにもございます。

よろしければそちらも併せてお読みください。

フィンペシア、ミノキシジルの購入やAGA治療は、専門クリニックの医師や薬剤師と相談しよう

【まとめ】

ネットで話題のAGA治療薬「フィンペシア」と「ミノキシジル」について、ご理解いただけたでしょうか。
海外製医薬品の“安さ”は魅力的ですが、定期的に購入を続けるにはリスクをともなうでしょう。

やはり安心なのは、日本で承認を受けた治療薬。薬は正しく使ってこそ、正しい効果が得られるものです。

焦らず、慌てず、ミノキシジルと末永くつきあっていきましょう。

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