ミノキシジル大学ミノキシジル大学

ミノキシジル大学

公開日:2018年8月3日

更新日:2018年8月8日

緑

ミノキシジルの効果って「育毛?」「発毛?」それとも両方?

ミノキシジル育毛・発毛剤(外用薬)て、「医薬品」なの?

  • ミノキシジルはどっち?発毛と育毛の違い
  • ミノキシジルと、育毛・発毛のメカニズム・日本人男性とAGA・ミノキシジルの育毛・発毛効果と副作用
  • ミノキシジル外用薬の購入方法
  • ミノキシジル内服薬の購入方法
  • ミノキシジル以外の育毛・発毛に良いことアレコレ

ミノキシジルで育毛できる?注目される理由はなに?

ミノキシジルで育毛できる?注目される理由はなに?

ミノキシジルの育毛・発毛情報、どれくらいチェックしていますか?
ちまたにはAGA(男性型脱毛症)治療に関する、ありとあらゆる情報があふれています。そのなかでも、ひときわ注目されているのが「ミノキシジル」。試しにインターネットの検索サイトに「ミノキシジル」というキーワードを入れて検索すると、なんと180万件近いサイトがヒットしました。同じくAGA治療に効果があるといわれる「フィナステリド(※1)」のヒット数が50万件以下だったことと比べても、ミノキシジルの注目度が高いことがよくわかります。
さて、そのミノキシジルには、いったいどんな効果があるのでしょうか?
そして、ミノキシジルで「育毛」は可能なのでしょうか?
ここでは、ミノキシジルと育毛の関係について、その効果や副作用、さらにミノキシジルの購入方法などを解説します。
(※1 フィナステリド|MSD社のAGA治療薬『プロペシア』などに使われる有効成分)

え?ミノキシジルで、育毛?発毛?/効能で違う「医薬品」「医薬部外品」「化粧品」

ところでAGA治療情報にひんぱんに登場する単語に、「発毛」や「育毛」があります。
「発毛」と「育毛」、この2つの表現に違いはあるのでしょうか? どちらも「毛髪がフサフサになる」というイメージがあり、それほど大きな違いがあるとは思えません。そのため、AGA治療薬やヘアケア用品の記事の中でも、「なんとなく文章の流れのなかで語呂のよい方が選ばれているだけ…」などと思っていませんか? しかし、じつは「発毛」と「育毛」には大きな違いがあって、その違いは薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)という法律で規定されています。

薬機法では、治療や予防、健康維持・美容などを目的とした医薬品などを次のように定義しています。

医薬品:人や動物の疾患の診断・治療・予防を行うために与える薬品など。
医薬部外品:吐き気などの不快感・口臭・体臭の防止、あせも・ただれなどの防止、脱毛の防止、育毛・除毛などのためのもので、作用が緩和なもの。
化粧品:身体を清潔にし、見た目を美しくしたり容貌を整えたり、皮膚や毛髪を健やかに保つために身体に塗布・散布するもので、人体に対する作用が緩和なもの。

少しわかりにくいですが、簡単に言うと、効果や効能によって「医薬品」「医薬部外品」「化粧品」の3つのグレードに分けられているということです。 この3つのどれかを製造・販売するには、事前に成分・分量・用法・用量・効能・効果・副作用やそのほかの品質・有効性・安全性などについて厚生労働省の審査を受ける必要があります。そして、承認された製品だけが「医薬品」「医薬部外品」「化粧品」などと名乗ることができるのです。

また、この審査は、「化粧品」よりも「医薬部外品」の方が、そして「医薬部外品」よりも「医薬品」の方が、より厳しい条件をクリアしないと承認されないのはいうまでもありません。 ちなみに、こうした承認を受けていないヘアケア用品などは、「美容雑貨」や「健康雑貨」などと呼ばれて区別されています。

ミノキシジルとは何でしょう。「育毛、発毛、育毛剤、発毛剤、医薬品、医薬部外品、化粧品、、、、?」

ミノキシジルとは何でしょう。「育毛、発毛、育毛剤、発毛剤、医薬品、医薬部外品、化粧品、、、、 ?」

医薬部外品の定義に、「脱毛の予防」「育毛」という記述があります(※2)。
ここでいう「育毛」とは、いま生えている毛髪を太く、丈夫に育てることで、こうした効果を「育毛効果」といいます。また、「脱毛の予防」とは、いま生えている毛髪を抜けにくくして、長持ちさせることで、その効果を「脱毛の予防効果」といいます。 したがって、「育毛効果」や「脱毛の予防効果」のある「育毛剤」製品は、「医薬部外品」の承認を、少し効き目の弱いものは「化粧品」の承認を受けることができるといえます。

おや?「発毛」は?

「発毛」とは、新しく毛髪を生やすこと。その効果は「発毛効果」といいます。
つまり「発毛剤」は、 「AGAが進行し、すでに毛髪が生えなくなった部位に、新しい毛髪をよみがえらせる効果が期待できる」

ということです。
さらに、いま毛髪が生えている部位に対しても、毛髪を太く、長く成長させて、脱毛までの期間を延ばす効果があります。つまり「発毛剤」には、「育毛剤」の効果も含まれているということです。
(※2 参照「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」 第一章 総則 第二条・より/「2 この法律で「医薬部外品」とは、次に掲げる物であって人体に対する作用が緩和なものをいう。/一・ハ 脱毛の防止、育毛又は除毛」)

ミノキシジルに唯一、育毛・発毛効果が認められている理由

さて、AGA治療で話題となっている「ミノキシジル」とは何でしょうか?
「ミノキシジル」とは、現在、国内で唯一「発毛」効果が認められている、薬に含まれる薬効成分の名前です。したがって、ミノキシジルという名称の製品があるのではなく、「ミノキシジル」という成分が配合された育毛・発毛剤が製品化されているということです。

このミノキシジルには血管拡張作用があります。そのため、当初は、高血圧症のための治療薬の血圧降下剤として開発されました。 1979年に米国で、高血圧治療薬(経口降圧剤)として承認を受け、製造・販売が始まりました。現在でも、薬効抵抗性の重症高血圧症に対して、最終選択薬、つまりほかの薬が効かない場合の最後の手段として使われているようです。 このミノキシジル配合の高血圧症治療薬の臨床試験において、さまざまな副作用が報告されましたが、その1つに「多毛」がありました。ミノキシジル内服薬(飲み薬)を長期間服用すると、頭髪や全身の体毛が濃くなるのです。

この発毛・育毛効果に着目して、外用発毛剤、つまり塗り薬の開発が進み、ミノキシジル成分配合の育毛・発毛剤は、1988年にFDA(アメリカ食品医薬局)の承認を受けて製造・販売を開始。1999年には日本でも一般用医薬品の承認を受けました。 医薬品のなかで「育毛」や「脱毛の予防」「AGAの進行遅延」などの承認を受けている成分はいくつかありますが、前述の通り、「発毛」が認められているのは、現在、ミノキシジルだけなのです。つまり「育毛剤」と呼べるものはいくつかありますが、「発毛剤」と呼んでいいのはミノキシジル配合の育毛・発毛剤だけということです。

ミノキシジルは育毛・発毛の救世主/日本の成人男性の1/4がAGAを意識している

ミノキシジルは育毛・発毛の救世主/日本の成人男性の1/4がAGAを意識している

2004年に発表されたある研究データを、下記に示してみましょう。

  • 薄毛を意識している男性:1,260万人
  • 薄毛を気にしている男性:800万人
  • 薄毛への対処をしたことがある男性:500万人

(参照)
男性型脱毛症治療薬の研究動向」山田久陽 池田明子
e-Stat 統計で見る日本「人口推移(2004年)

政府統計によると、2004年当時の成人男性の人口は約5,000万人弱(49,743,000人)。すると、成人男性のおよそ4分の1が薄毛を意識していて、成人男性の約1割が、AGAに対するなんらかの対処をしたことがあるということです。

日本皮膚科学会は2010年に「男性型脱毛症診療ガイドライン(2010 年版)」(※3)を作成していますが、その「背景と目的」の項で、「男性型脱毛症は(中略)生理的な現象ではあるが、外見上の印象を大きく左右するので社会的な影響は大きい」と指摘しています。
その一方で、「皮膚科医の立場からは無効といえる科学的根拠に基づかない治療法が社会的に横行し、無効な治療法を漫然と続ける患者も少なくない」ためにこうした治療ガイドラインを作成したとあります。
このガイドラインはその後改定され、現在は「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017年版」(※4)が公開されています。

このガイドラインでは、AGA治療の推奨度を下記の5段階で評価しています。

  • 推奨度A:行うよう強く勧める
  • 推奨度B:行うよう勧める
  • 推奨度C1:行ってもよい
  • 推奨度C2:行わない方がよい
  • 推奨度D:行うべきでない

そして、内服薬・外用薬やかつら(ウィッグ)の着用、細胞移植など14の治療法について検証しています。
そのなかでAGA治療に対する「推奨度A」は下記の通りです。
<男性型脱毛症診療ガイドライン(2017年版)で「推奨度A」の医薬品>
フィナステリドの内服(MSD社のAGA治療薬「プロペシア」などに使用されている有効成分)
デュタステリドの内服(GSK社のAGA治療薬「ザガーロ」などに使用されている有効成分)
そして
ミノキシジル外用
この3つです。

なお、FAGA(女性男性型脱毛症)には、「ミノキシジル外用」は同じく「推奨度A」だったのに対して、「フィナステリドの内服」「デュタステリドの内服」は、「推奨度D」です。

フィナステリドやデュタステリドは、AGAの原因の1つである「DHT(ジヒドロテストステロン)」という男性ホルモンの生産を阻害することでAGAの進行を遅らせるものですが、女性には効果がありません。そればかりか、妊娠中の女性が服用すると男性胎児の男性器の成長や、生まれた後の性徴期の発達に影響が出る重篤な副作用の可能性があるため、女性への使用は適応外となっています。

一方、「ミノキシジル」はこれらとは作用機序がまったく違うため、女性の使用が可能です。よって女性にも育毛・発毛効果が期待できるのです。
(※3 参照|日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017」)
(※4 参照|日本皮膚科学会「男性型脱毛症診療ガイドライン2010 年版」)

ミノキシジルの育毛・発毛効果/効果が現れるのは12週目以降から

日本皮膚科学会のお墨付きもある育毛・発毛剤ミノキシジルは、具体的にどの程度の効果が期待できるのでしょうか? ミノキシジル5%製剤(外用薬)を、1年間(52週)にわたって長期使用した臨床研究のデータを観てみましょう。

この研究では、ミノキシジル外用薬(塗り薬)の使用開始から4週間ごとに、その変化を下記のように“医師”が評価していきました。
『評価区別』

  • 著明改善 / 密度の高い毛髪成長
  • 中等度改善 / 中等度の毛髪成長
  • 軽度改善 / 軽微な毛髪成長
  • 不変 / 可視的毛髪成長なし
  • 悪化 / 毛髪成長の後退

さて、その結果を時間経過とともに観ていきましょう。

<4週間後>

  • 4.1%に「軽度改善」が現れるが、残りは「不変」。

<12週間後>

  • 約6割(59.2%)が「軽度改善」。
  • 「中等度改善」以上の変化はまだ見られない。

<16週間後>

  • 「中等度改善」がはじめて現れる(10.4%)。>
  • 「軽度改善」は70.8%で、全体の8割以上に毛髪成長が確認される。

<24週間後>

  • 「著明改善」がはじめて確認される(2.1%)。
  • 約半数(47.9%)が「中等度改善」となり、「不変」は1割以下(8.3%)。

この後も、改善度は進み、52週間後の結果は下記のように、ミノキシジル外用薬(塗り薬)使用者の97.8%に育毛・発毛効果が確認されました。

<52週間後の結果>

  • 「著明改善」:11.1%
  • 「中等度改善」:66.7%
  • 「軽度改善」:20.0%

以上のように、ミノキシジル成分配合の育毛・発毛剤(塗り薬)は、使用開始後すぐは著しい変化がないものの、12週間後頃からじわじわと効果が現れはじめ、最終的にはほとんどの人になんらかの効果をもたらすようです。 ほかの研究結果でも、ミノキシジル成分配合の育毛・発毛剤(塗り薬)の効果を判定するためには、6か月から1年程度は使用を続ける必要があると指摘されています。

ミノキシジルの効果がでる期間についての記事「発毛剤ミノキシジルの外用薬は、使用開始からどれくらいの期間で効果が現れるのか?」もありますので、よろしければそちらもお読みください。

ミノキシジルの効果が出るタイミングとヘアサイクル

ミノキシジル成分配合の育毛・発毛剤(塗り薬)で見られる症状に「初期脱毛(休止期脱毛)」といわれるものがあります。
これは、ミノキシジル成分配合の育毛・発毛剤(塗り薬)の使用開始直後に、抜け毛が多くなる現象です。

使用開始後の1か月から1か月半くらいの時期にこの症状にみまわれて、「ミノキシジル成分配合の育毛・発毛剤(塗り薬)は効果がない」とか、「ミノキシジル成分配合の育毛・発毛剤(塗り薬)でかえって抜け毛が増えた」と思って使用を止めてしまう人もいるようです。 しかし、この初期脱毛(休止期脱毛)は、ミノキシジル成分配合の育毛・発毛剤(塗り薬)の育毛・発毛効果が現れはじめているサインなのです。
一体どういうことなのでしょうか。これには、毛髪の成長のリズム、「ヘアサイクル(毛周期)」が関わっています。

<ヘアサイクル>

  • 成長期:毛母細胞が増殖して、毛髪を作っている時期(2〜6年)
  • 退行期:成長が不活発になって、退縮する時期(2〜3週間)
  • 休止期:成長が完全に止まって、脱毛する時期(3〜4か月)

人だけでなく動物も、この「成長期」→「退行期」→「休止期」→「成長期」という周期で毛が生えかわります。

一般的に動物の場合はこのヘアサイクルが同調しているので、一斉にあるいは波状に毛の生え替わりが起こります。しかし人間では1本1本がそれぞれのヘアサイクルを持っています。ヘアサイクルが正常な場合、毎日50〜100本程度の抜け毛があっても、頭髪全体では85〜90%くらいが成長期にあるため、常にフサフサした状態を保っています。 しかし、なんらかの原因でヘアサイクルに異常が生じると、成長期の期間が短くなって、すぐに休止期へと移行して脱毛してしまいます。加齢とともにヘアサイクルが乱れて、成長期の毛髪の割合が減っていくのがAGAです。

ミノキシジル成分配合の育毛・発毛剤(塗り薬)を使用すると、この乱れたヘアサイクルが改善されて、正常に近づきはじめます。
そして、休止期から成長期への移行が促進されて新しい毛髪の発毛が始まるのですが、そのとき、古い毛髪が一度に抜け落ちてしまいます。
これが「初期脱毛(休止期脱毛)」なのです。 育毛・発毛のためにミノキシジル成分配合の育毛・発毛剤(塗り薬)を使いはじめたのに、抜け毛が増えてしまっては、「ひょっとして体質の合わなかったのでは」と驚いてしまうのはもっともです。 こうしたときは、AGA専門クリニックや薬剤師に相談しながら、正しい使い方を続けていくことが大切です。

ミノキシジルでおこる休止脱毛についての記事「ミノキシジル外用薬の副作用は?休止期脱毛とは?」にも詳しく書かれていますので、気になる方はこちらもお読みください。

ミノキシジル成分配合の育毛・発毛剤(塗り薬)の副作用は?

ミノキシジル成分配合の育毛・発毛剤(塗り薬)の副作用は?

「使用者の97.7%に育毛・発毛効果がある」
こんな驚きのデータがあるミノキシジル成分配合の育毛・発毛剤(塗り薬)ですが、じつは副作用も報告されています。
そのなかでもっとも多いのが、かゆみなどの皮膚症状です。 前述の日本皮膚科学会のガイドラインで、「有害事象」として挙げられている症状には下記のものがあります。

<ミノキシジル外用薬の有害事象>

  • 掻痒(そうよう):かゆみ
  • 紅斑(こうはん):皮膚が赤くなること
  • 落屑(らくせつ):フケ
  • 毛包炎
  • 接触皮膚炎
  • 顔面の多毛

ミノキシジル成分配合の育毛・発毛剤(塗り薬)による「かゆみの原因」として、つぎのものが考えられます。

<かゆみの原因/血流増加によるもの>

前述のように、ミノキシジルには血管を拡張する作用があります。
ミノキシジル成分配合の育毛・発毛剤(塗り薬)を頭皮に塗ると、皮膚から吸収されたミノキシジルが周りの血管を拡張させ、血流を増加させます。毛髪をつくる毛母細胞をコントロールする毛乳頭細胞へ血流増加し、育毛・発毛を促します。
この頭皮の血流増加が、ミノキシジルによる育毛・発毛効果の理由の1つといわれています。

しかし、体が冷えているときに温かいお風呂に入ると、体がムズムズとかゆくなることがありますが、それと同様のメカニズムで、頭部の血流増加によってかゆみやほてりを感じることがあるようです。 血行が悪くなっている人、あるいは血行が悪くない人でも、ミノキシジル成分配合の育毛・発毛剤(塗り薬)の使用で、急に血行がいつもより良くなったら、かゆみを感じることがあるかもしれません。少し様子を見てもなかなか慣れず、いつまでも気になってしまうようなら、薬剤師や医師に相談しましょう。

<かゆみの原因/アレルギーや過敏症によるもの>

ミノキシジル自体は、アレルギーや過敏症の原因にはならないといわれています。
しかし、ミノキシジル成分配合の育毛・発毛剤(塗り薬)には、ミノキシジル以外に、溶剤としてグリセリンやアルコールなどが含まれています。また、ミノキシジル以外の添加物も、少量ながら含まれています。
体質によっては、これらの溶剤や添加物でアレルギー反応や過敏症状を引き起こし、かゆみなどの皮膚症状が現れる場合があります。

<かゆみの原因/使用量・使用頻度を間違った場合>

規定の使用量よりもたくさんミノキシジル成分配合の育毛・発毛剤(塗り薬)を塗ったり、あるいは規定回数よりも頻繁に使用した場合、かゆみなどの皮膚症状の発現率が高くなるといわれています。 少しでも早く育毛・発毛効果を体感したいがあまり、規定量よりも多く塗布したり、使用頻度を増やす方も多いようですが、かえって副作用を助長することになるようです。

原因はともあれ、ミノキシジル成分配合の育毛・発毛剤(塗り薬)の使用で副作用と思われる症状が現れた場合は、まず、その部分を優しく洗い流しましょう。
爪を立てたり、ゴシゴシこするのは厳禁です。
そのうえで、なるべく早く皮膚科を受診して、医師に原因や対策を相談してください。また、その後のミノキシジル成分配合の育毛・発毛剤(塗り薬)の使用についても、皮膚科やAGA専門クリニックの医師や薬剤師の指導を受けることが必要です。

ミノキシジルの塗り薬については
塗るタイプのミノキシジル、通称「塗りミノ」の効果とは?
ミノキシジルでかゆみが! その原因と対策は?
にも、詳しい内容が書かれています。そちらも併せてお読みください。

ミノキシジル製剤には内服薬と外用薬がある!?

ここまでミノキシジル成分配合の育毛・発毛剤(塗り薬)について考察してきましたが、ミノキシジル製剤には内服薬(飲み薬)もあります。
そう、米国などで高血圧治療薬(降圧剤)として承認されているものです。
前述の通り、今から40年近く前に米国で承認され、現在でも使用されています。 また、インド製やフィリピン製などのジェネリック医薬品(後発医薬品)も発売されています。これらは、「ミノキシジル・タブレット(錠剤)」を略して「ミノタブ」と呼ばれることもあります。

しかし、日本ではミノキシジル内服薬(飲み薬)は承認されていないために、国内では製造されていません。そのため、入手しようと思ったら、AGAや薄毛治療を扱う、頭髪治療専門クリニックなどを受診して処方してもらう他、海外で購入してくるか、個人輸入をする必要があります。
もしかしたら、インターネットの通信販売のようなサイトで、取り扱いを見かけたことがある人もいるかもしれません。

ここで注意しなくてはいけないのは、ミノキシジル内服薬(飲み薬)は、あくまでも高血圧症の治療薬として承認されているだけで、「発毛剤」「育毛剤」として承認している国は、米国をはじめとしてどこにもないということです。 ミノキシジル内服薬(飲み薬)に、下記のような副作用が報告されています。

<ミノキシジル内服薬で報告されている副作用>

  • 全身の多毛
  • 血圧の低下
  • 心拍数の増加、動悸、息切れ
  • 手足のむくみ
  • めまい、ふらつき
  • 頭痛
  • 胃腸障害
  • 心筋障害
  • タンポナーゼ

このように、なかにはかなり重篤な症状もあるようです。 育毛剤・発毛剤として承認されないのは、服用によるリスクが、メリット(発毛・育毛)よりもはるかに大きいからだと思われます。

しかし、お分かりかとは思いますが、内服薬と外用薬では、副作用の出方もかなり違います。
ミノキシジル成分配合の育毛・発毛剤(塗り薬)で、かゆみなどの皮膚症状が強く出た人でも、ミノキシジル内服薬(飲み薬)なら皮膚症状はあまり出ないため、育毛・発毛を目的としたミノキシジル内服薬(飲み薬)の服用を希望する方もいるようです。 あまりおすすめできませんが、どうしても使用したい場合は、AGA専門クリニックの医師や薬剤師と相談して、リスクをきちんと理解したうえで使用をはじめるべきでしょう。

ミノキシジル成分配合の育毛・発毛剤(塗り薬)の入手方法は?

<ミノキシジル外用薬は第1類医薬品(一般用医薬品)>

ミノキシジル成分配合の育毛・発毛剤(塗り薬)は、第1類医薬品に分類される一般用医薬品です。

「一般用医薬品」は、かつて「大衆薬」とか「市販薬」と呼ばれていたもので、使用に際したリスク(副作用や相互作用など)によって第1〜3類医薬品に分類されています。
このなかで比較的リスクが高いのが第1類医薬品で、薬剤師から直接説明を受けるか、文書での情報提供を受けてからでないと購入ができません。

<ミノキシジル外用薬を薬局・ドラッグストアで購入する時は>

第1類医薬品は、薬局やドラッグストアでも、自由に手に取ることができるような商品棚には並べられていません。

したがって、薬局やドラッグストアでミノキシジル成分配合の育毛・発毛剤(塗り薬)を購入する場合は、所属の薬剤師に購入の希望を告げ、説明を受けてからはじめて商品を買うことができます。
薬剤師がいない一部のドラッグストアでは、ミノキシジル成分配合の育毛・発毛剤(塗り薬)を購入することはできません。もしも、目的の薬局、ドラッグストアに薬剤師がいるかどうかわからない場合は、購入しに行く前に、あらかじめ調べておくほうがいいでしょう。

<ミノキシジル外用薬をインターネットで購入する時は>

また、2014年からはインターネットでの一般用医薬品の通信販売が規制緩和されたため、一定の条件を満たしたサイトでは、ミノキシジル成分配合の育毛・発毛剤(塗り薬)も購入することができるようになりました。
ただし、その場合も、メールや電話などで、薬剤師からの指導・説明を受ける必要があります。

海外製のミノキシジル成分配合の育毛・発毛剤(塗り薬)を入手したい場合は、個人輸入をする方法もありますが、手続きがかなり煩雑なこと、正しい使用方法などを理解することが難しいこと、偽物を販売する悪徳サイトが少なくないことなど、かなりリスクが高いようで、注意が必要です。

(参照)
厚生労働省「医薬品等を海外から購入しようとされる方へ
関東信越厚生局「輸入通関手続きのフロー図(PDF)

ミノキシジル成分配合の育毛・発毛剤(塗り薬)以外にも育毛に役立つことは?

ミノキシジル成分配合の育毛・発毛剤(塗り薬)の育毛・発毛効果を充分に発揮するためにも、頭皮環境を整えて、育毛・発毛を促進する生活習慣を身につけることをおすすめします。その具体的方法を解説しましょう。

<頭皮環境を整える>

  • 洗髪の前にブラッシングして、ほこりやゴミを取り除く。
  • シャンプーの前に、ぬるま湯でざっくりと汚れを落とす。
  • シャンプーは頭髪・頭皮に直接つけるのではなく、まず手に取ってよく泡立ててから使うと効果的。
  • 頭皮のマッサージは効果的だが、爪を立ててはだめ。指の腹でやさしく頭皮を洗う。
  • シャンプーのあとはよくすすいで、シャンプー成分を完全に洗い流す。
  • 洗髪のあとはよく乾かす。
  • ドライヤーを使用する場合、温風をあて過ぎてはだめ。「温風」「冷風」のスイッチをこまめに切り替えて、 温度が上がりすぎないようにする。
  • ミノキシジル成分配合の育毛・発毛剤(塗り薬)を塗る場合は、頭髪が乾いてから、使用方法にしたがって、規定量を塗布する。

<育毛・発毛によい生活習慣>

  • 規則正しい生活
  • 適度な運動
  • 充分な睡眠
  • バランスのとれた食事

<育毛・発毛に悪い生活習慣>

  • 不規則な生活
  • 睡眠不足
  • 喫煙
  • 偏った食生活

ミノキシジル成分配合の育毛・発毛剤(塗り薬)の効果と副作用を正しい理解を

ミノキシジル成分配合の育毛・発毛剤(塗り薬)について、その開発経緯、効果と副作用、購入方法などを解説してきました。これをすべて理解すれば、あなたもミノキシジル博士。発毛剤と育毛剤との違いについても、正しい知識が身についたはずです。
AGA治療は、一生続くマラソンのようなもの。初期脱毛(休止期脱毛)に惑わされず、頭皮環境を整えましょう。育毛・発毛に効果的な生活習慣を身につければ、それは生活習慣病の予防にも効果があります。
そして、あなたのミノキシジル・マラソンのトレーナーとして、ぜひ、専属のAGA専門クリニックの医師や薬剤師を見つけてください。

ミノキシジルについての記事は、「ミノキシジルっていったい何? その質問の答えがすべてここに」の記事にもまとめられています。よろしければそちらも併せてお読みください。

【まとめ】

焦らず、慌てず、ミノキシジルと末永くつきあっていきましょう。

日本で唯一発毛効果が承認されている塗り薬・ミノキシジル外用薬は、育毛効果、発毛効果についてキチンとした研究結果を踏まえ、審査を受けた上で承認された「育毛・発毛剤」である、ということがご理解いただけたでしょうか。 薬は正しく使ってこそ、正しい効果が得られるものです。焦らず、慌てず、ミノキシジルと末永くつきあっていきましょう。

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