フケに関するお悩み フケに関するお悩み

フケに関するお悩み

公開日:2018年7月20日

更新日:2018年9月5日

フケの原因はひとつじゃない!乾性フケ、脂性フケの5つの原因

フケの原因はひとつじゃない!乾性フケ、脂性フケの5つの原因

「肩にフケがたくさん落ちている」「毎日しっかりシャンプーをしているのにベタついたフケが出る」といった悩みを抱えていませんか。
フケには乾性フケ、脂性フケの2種類があり、それぞれ原因が異なります。乾性フケの主な原因は頭皮の乾燥、脂性フケの主な原因は皮脂の過剰分泌です。
2種類のフケの特徴を解説し、乾性フケと脂性フケのそれぞれの原因と対策方法をお教えします。

フケの種類

頭皮はターンオーバー(新陳代謝)によって、約1か月の周期で新しい細胞に生まれ変わっています。古くなった細胞は、皮膚の内側にできた新しい細胞に押し出されるように外側に移動し、やがて剥がれ落ちます。剥がれ落ちた古い細胞がフケの正体です。
ターンオーバーは誰にでも必ず起きていることですから、どんな人でもフケは発生しています。

では、フケが目立つ人と、フケがまったく見えない人とがいるのはなぜでしょうか。
正常なターンオーバーによって発生するフケは非常に小さく、またほとんどがシャンプー時に流れて取り除かれるため目立ちません。ですが、何らかの原因でターンオーバーが乱れると、大きめのフケが大量に発生し、髪に付着したり、肩に積もるように落ちたりして目立ちます。
フケが出ているように見えない人はターンオーバーが正常であり、フケを自覚する人、周囲に気づかれる人はターンオーバーが乱れているために症状が目立つ、という違いが理由です。

フケにはカサカサしたタイプの乾性フケと、ベトベトした脂性フケの2種類があります。それぞれについて確認しましょう。

カサカサした乾性フケの特徴

  • 白い
  • 細かい、粉状
  • 肩に落ちている
  • カサカサしている
  • 乾燥する時期に発生しやすい

脂性フケ(ベトベトしたフケ)の特徴

  • やや黄色い
  • 薄いが大きな塊のようにいびつに広がっている
  • 頭皮や髪に張りついている、
  • 脂っぽくベトベトしている
  • 汗をかく時期に多く発生しやすい

乾性フケの原因

髪の毛を気にする男性

乾性フケの主な原因は頭皮の乾燥です。頭皮の乾燥はターンオーバーのサイクルを不自然に早め、はがれ落ちる細胞=フケが大量に出るようになります。
では、頭皮の乾燥はどのような理由で起こるのでしょうか。

皮脂の落としすぎ

皮脂は汗と混じり合ってクリーム状の「皮脂膜」となって頭皮を守っています。皮脂膜は水分の蒸発を防いで頭皮のうるおいを維持しています。シャンプーをしても多少皮脂は残るため、皮脂膜のはたらきは保たれます。
ところが、洗浄力の強すぎるシャンプーを使ったり、シャンプーの回数が多かったりすると、必要最低限の皮脂までも洗い落とされてしまうため、皮脂膜がなくなり頭皮はうるおいを失って乾燥しやすくなります。

適切なシャンプーの回数は1日1回です。皮脂を落としすぎないよう開発されている朝用のシャンプーを併用するのであればもう1回だけするくらいはかまいませんが、いくら皮脂が多くても1日に何度もシャンプーをすると皮脂はすっかり洗い落とされてしまいます。

また、洗浄主成分に高級アルコール系や石鹸系のような洗浄力の強い成分を採用したシャンプーを使うと、1日1回のシャンプーでも皮脂の落としすぎにつながります。シャンプーには高級アルコール系、石鹸系、アミノ酸系の3種類があるのですが、高級アルコール系と石鹸系は洗浄力が非常に強いため、頭皮の皮脂を過剰に落とす傾向があります。

紫外線によるダメージ

頭皮のうるおいはバリア機能によって守られています。バリア機能とは皮膚の表面を覆っている油分のことです。バリア機能には皮膚の水分の保持、外部からの刺激の進入防止などの大切な役割があります。
バリア機能は紫外線を浴びてその強い刺激を受けるとはたらきが低下します。その結果、頭皮から水分が逃げやすくなり、乾燥を招きます。バリア機能の低下は乾燥を招いてフケを増やすだけではなく、外部からの刺激にも弱くなるため、かゆみの原因にもなります。

睡眠不足によるホルモンバランスの乱れ

皮脂の分泌と性ホルモンのはたらきには密接な関係があります。
男性ホルモンには皮脂の分泌を促すはたらきが、女性ホルモンは皮脂分泌を抑えるはたらきがあります。ホルモンバランスが適切に整っていれば、皮脂の分泌量も最適な状態に維持され、フケが大量に出ることもありません。

ところが、睡眠不足はホルモンバランスの乱れを引き起こし、結果的に皮脂の過剰分泌、あるいは皮脂不足による頭皮の乾燥を招きます。女性ホルモンのエストロゲンが過剰に分泌されると皮脂の分泌が過度に抑えられて、フケの原因になります。

皮膚炎(アトピー性皮膚炎、乾癬など)

アトピー性皮膚炎や乾癬などの皮膚炎になると、影響を受けて乾性フケが大量に出ることがあります。

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎の場合、バリア機能に密接な関わりがあるフィラグリンというタンパク質の機能障害が起きており、バリア機能が正常にはたらいていません。フィラグリンは分解されると頭皮のうるおいを守る保湿物質となるのですが、アトピー性皮膚炎の場合はその物質も少なくなります。そのためバリア機能が低下し、さらに乾燥しやすくなっている状態なので、フケが多く発生します。

乾癬

乾癬は炎症によって皮膚が赤くなる、皮膚が盛り上がる、フケが多く出るなどの症状を伴う病気です。正常な皮膚の10倍以上のスピードで細胞が生まれ変わるため、皮膚の細胞はすぐにはがれ落ち、フケが大量に出るようになります。
乾癬の原因はいまだ明確になっていませんが、感染症、ストレス、薬剤など様々な要因が関係していると考えられています。

ストレスによるバリア機能の低下

ストレスを感じると自律神経のうち交感神経が優位な状態が続き、血管が収縮して血行不良になります。すると血液から栄養を得ている頭皮は栄養不足の状態になり、バリア機能の低下を招きます。さらに交感神経が優位の状態が続くと免疫力も低下するため、頭皮は刺激に対して弱く敏感になり、フケが出やすくなります。

脂性フケの原因

脂性フケの主な原因は皮脂の過剰分泌です。皮脂が必要以上に増えすぎると、菌の増殖を招いたり、ホコリや汚れを吸着したりしてフケを増やします。
頭皮の皮脂が過剰分泌される理由を確認しましょう。

皮脂を充分に落とせていない

シャンプーの回数が少なかったり、シャンプーの方法を間違っていたりして皮脂を充分に落とせないと、頭皮は皮脂が余った状態になり、フケが出やすくなります。

皮脂分泌量は個人差があります。分泌量が多い脂性肌の場合、シャンプーをしない日があったり、シャンプーの量が極端に少なかったり、あるいは洗浄力が極端に弱いシャンプーをつかっていたりといった理由で皮脂が頭皮に余り、皮脂をエサとしている雑菌の大量繁殖を招いて、雑菌の刺激によりフケが増えます。
また、皮脂が多い場合、毛穴に古い皮脂が詰まりがちで、毎日のシャンプーでは落とせなくなります。シャンプー前にクレンジングオイルを使ったり、頭皮マッサージをしながらシャンプーをしたりといった工夫で毛穴の皮脂をしっかり落とせるように洗う必要があります。

中性脂肪を増やす、脂っこい食事

皮脂の主成分は中性脂肪です。体内の中性脂肪が増えすぎると皮脂の過剰分泌につながります。中性脂肪は身体のエネルギー源となる重要な脂肪ですが、増えすぎると皮脂の過剰分泌や動脈硬化などを招きます。
中性脂肪を増やしやすい食事は、牛肉や豚肉などの脂質の多い食品、お菓子や果物などの糖質の多い食品、ビール、日本酒などのアルコールなどがあります。

カビ(マラセチア菌)の増加

全ての人の頭皮にはマラセチア菌という常在菌が生息しています。マラセチア菌は皮脂を好むため、皮脂の量が多くなるとマラセチア菌も増殖します。
マラセチア菌は皮脂を分解する酵素を分泌し、皮脂を遊離脂肪酸とグリセリンに分解するはたらきがあります。時間が経つと遊離脂肪酸が酸化して、毒性のある過酸化脂質に変化するため、頭皮に刺激となって炎症を起こし、フケを増やす原因になります。

ストレスによる男性ホルモンの増加

ストレスを感じると交感神経が優位になります。交感神経が優位な状態では男性ホルモンの分泌が促されるので、ストレスを感じている時間が長くなるとその分だけ男性ホルモンも多く分泌されます。
男性ホルモンの一種であるアンドロゲンは皮脂の分泌を促進するはたらきがあります。そのため日々のストレスによりホルモンバランスが乱れて皮脂が増加すると、マラセチア菌の増殖を招きフケを増やします。

睡眠不足によるターンオーバーの乱れ

睡眠中には成長ホルモンが多く分泌されます。成長ホルモンには肌のターンオーバーを促進し、頭皮の健康を保つはたらきがあります。充分な睡眠がとれていないと成長ホルモンの分泌量が減り、ターンオーバーの乱れを招きます。さらに睡眠不足そのものがストレスになるため、交感神経が優位になり、男性ホルモンが多く分泌されて皮脂の過剰分泌を招きます。

ヘアケアや生活習慣を見直してフケの原因を特定しよう

頭を抱える男性

フケには様々な原因があります。フケが出ているなら、原因がひとつの場合もあれば、複数の原因が重なっていることもあります。フケを根本的に解決するには、あてはまる原因を特定し、それらを解消することが大事です。

フケには乾性フケと脂性フケの2種類があります。乾性フケは白くカサカサしており、脂性フケはやや黄色くベタついているのが特徴です。それぞれ原因が異なるので、まずは自分がどちらのタイプのフケなのかを確認しましょう。

乾性フケの主な原因は頭皮の乾燥です。頭皮が乾燥することで、ターンオーバーのサイクルが早まり、大量にフケが出るようになります。皮脂の洗いすぎや紫外線によるダメージ、睡眠不足、皮膚炎、ストレスなどが頭皮の乾燥を招きます。

脂性フケの主な原因は皮脂の過剰分泌です。皮脂が過剰に分泌されると頭皮の常在菌が増殖して不衛生な環境となり、フケが増えます。
皮脂をしっかり落とせない洗い方や中性脂肪を増やす食事、カビ(マラセチア菌)の増加、ストレス、睡眠不足などが皮脂の過剰分泌を招きます。

フケに悩んでいるなら、まずは自分の生活習慣やヘアケアなどを見直して、原因を特定しましょう。

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