ヘアケア・育毛 ヘアケア・育毛

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公開日:2018年3月12日

更新日:2018年9月6日

ヘアアイロンで髪が傷むのを防ぐ 正しい使い方

ヘアアイロンで髪が傷むのを防ぐ 正しい使い方

ヘアアイロンの熱で髪が傷むのはなぜ?

髪の構造

髪の構造は、80~90%がケラチンと呼ばれるたんぱく質によってできています。このケラチンは、3つの層にわかれており外側からキューティクル(皮質)・メデュラ(ずい質)・コルテックス(毛小皮/もうしょうひ)いう順番で構成されています。

髪の毛の断面

熱と摩擦から髪を守るキューティクル

髪の表面をおおっているキューティクルは、外部の熱や摩擦から髪全体を守るはたらきをもっています。キューティクルは、薄くて硬いうろこ状の形状をしています。

このキューティクルが剥がれると、髪の内部へとダメージが進行します。髪を傷めないためには、一番外側にあるキューティクルを剥がさないことが重要なのです。

髪の弾力をつくるコルテックス

髪の構造のうち約85%を占める領域をもっている層で、髪の弾力と髪色を左右します。たとえば、ヘアカラーやパーマはコルテックスにはたらきかけることで、その効果を発揮しています。

また、外的な影響されやすいのも特徴のひとつ。たとえば、雨が降っているときや湿度が高いときにクセが出るのも、この外的な影響を受けやすいところがあるからです。

髪の太さを左右するメデュラ

髪の中心にある組織です。このメデュラは、スポンジのように細かい空気の泡を含む性質があり、この割合が大きいほど太くしっかりした髪質になります。ちなみに、メデュラは中心にある組織といっても、全員に存在するわけではありません。細い毛質やうぶ毛などには、確認されない場合もあります。

髪がダメージを受ける3つの影響

1.水分の膨張による影響

理科の授業で、水は個体・液体・気体の状態に変化すると同じ質量でも体積が変わると教わったことはありませんか。実生活なら熱したフライパンに水滴を落としたら水蒸気になって、激しくはじけ飛ぶシーンが思い浮かぶことでしょう。このような体積の変化は、髪にダメージをあたえる原因にも当てはまります。

水分の蒸発は風船並み

水分が急激にあたためられ、水蒸気に変化するとその体積が約1,700倍に膨れ上がります。この現象が水分の浸透した髪の内部でも起こると、髪の内側から外側に向かって強い圧力がかかり、髪の細胞がボロボロになります。このような理由から、ヘアアイロンを使用すると髪が傷むのです。

2.熱による影響

髪の主構造であるケラチンの特性は、熱に弱いこと。これは、ケラチンに熱が加わることにより質的変化(熱変性/ねつへんせい)が起こるため、髪の外側にあるキューティクルが剥がれやすくなるからです。

また、熱変性は髪のコンディションによっても条件が変わります。たとえば、髪が濡れている場合は約180℃、乾いている場合は約60℃と、ケラチンが変化する温度は髪の状態で全く違います。このことから、髪に水分が含まれているほど、熱変性の温度は低くなり髪が傷むことがわかります。髪の健康を保つためには、いかにケラチンを熱から守るのかが重要な要素です。

3.物理的ダメージによる影響

髪の構造は、とても繊細でちょっとした刺激でも簡単に傷みを起こします。たとえば抜けた髪を爪でひっかくと簡単に髪が丸まりますが、これは外的なダメージにより、髪のキューティクルが剥がれるからです。とくに髪に直接使用するヘアアイロンは、傷むリスクが高くなります。

ヘアアイロンで髪が傷む原因

ヘアアイロンは、髪をコテではさみ伸ばすようにして引っ張ります。そうすると髪の断面が楕円形になり、髪がうねりやすくなります。また、ヘアアイロンの熱は低温で100~120℃、高温のもので160~180℃になるため、髪内部のタンパク質が熱変性を起こし、卵の白身が熱で固まるように髪が固くなります。

ヘアアイロンで髪を傷めない対策

ヘアアイロンを使う人

どんなに丁寧にヘアアイロンを使っても、熱をあたえる時点で必ず髪は傷みます。ただしヘアアイロンを正しい手順で使用すれば、そのダメージは最小限におさえることができます。髪の構造をよく理解したうえで、正しいヘアアイロンの手順を確認しましょう。

対策1:温度の設定を低めにする

絶対に髪を傷めたくない場合は、乾かした髪に100℃くらいの設定温度でヘアアイロンを使用してください。100℃くらいであれば、熱変性の心配が少ないので髪をいたわることができます。
ただし、注意しておくことは、低温のヘアアイロンでヘアアレンジができないこと。アレンジができないことにより、何度も同じところをヘアアイロンで当てる人もいるようです。ヘアアイロンを何度も同じ箇所に使うと、物理的ダメージによって髪を傷めてしまします。とくに髪のクセ毛が強い人は不向きなので、気をつけておきましょう。

対策2:中温で手早くヘアアレンジをする

ヘアアレンジをしっかりしたい人は、熱変性が起きにくい120~150℃の設定温度にしましょう。ただし、髪が濡れていると、それだけ熱変性のリスクを高めます。そのため、必ず髪は乾かしてから使用するようにしてください。

また、中温でヘアアイロンをあてるときは、コテをあてる時間や回数を減らすことが大切。だいたい、1回あたり1~2秒くらいの目安を徹底にすれば、髪を傷めるリスクは低くなります。

ヘアアイロンをあてるコツ

髪が肩くらいまである長髪の場合は、あらかじめブラシで毛通りをよくしておきます。キューティクルの流れにしたがって、上から下にヘアアイロンをあてることで、綺麗に仕上がります。

また、毛量が多い人は何度も同じ部分にあてないようにします。へアイロンをかける毛束の量を小分けにしておくことで、複数回アイロンをかけることを防げるでしょう。男性にとって、少し手間のかかるところではありますが、丁寧にあてることで仕上がりに差が出ます。

対策案3 :ヘアアイロンのダメージケアをする

ヘアアイロンをかける前後に行なうダメージケアでも、髪のコンディションを整えることができます。たとえば、洗い流さないタイプのトリートメント・アウトバストリートメント。このトリートメントによって髪を保護できるので、熱変性によるダメージをとどめることができます。

へアイロンと相性が良いのは「ヘアミルク」

トリートメントの種類ごとにそれぞれ長所や短所があります。たとえばヘアオイルの場合は、油を原料としているためアイロンの熱に強く反応して熱変性を起こしやすくなります。

また、ヘアミストの場合は、さらさらとした液体状なので髪に水分が浸透します。これにより、水蒸気を含んだ状態となって髪が傷みやすくなります。このことから、ヘアアイロンに適しているのはヘアミルク。アウトバストリートメントにもヘアミルクタイプがあるので、ヘアアイロンを使用する前のダメージケアにおすすめです。

シャンプー選びも対策になる

ヘアアイロンで髪を傷めないようにするには、皮脂のバランスを整えることが大切です。皮脂は頭皮から分泌され、髪頭皮を外部のダメージから守る役割をもっています。また、適量の皮脂はキューティクルを覆って、摩擦や乾燥から髪を守ります。

つまり、ヘアアイロンのダメージから髪を守るためには、皮脂のバランスを整え適切な量を保つ必要があります。洗浄力の高いシャンプーを使うと、皮脂を落としすぎて髪が傷つきやすい状態になります。髪や頭皮に刺激が少なく、皮脂を落としすぎないアミノ酸系のシャンプーを積極的に選ぶことで髪のダメージ対策につながります。

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正しいヘアアイロンの手順

髪へのダメージを最小限に抑えるためのヘアアイロン使い方を説明します。

1.髪の癖をとる

髪に寝ぐせがついた状態では、上手くヘアアイロンで髪を伸すことができません。ヘアアイロンを使う前にブラッシングをする、水に濡らすなどして髪の癖をとりましょう。

2.トリートメントで髪を保護する

ヘアアイロンが髪に与える熱のダメージはとても大きいため、皮脂のバリアだけでは不充分です。洗い流さないトリートメントなどで髪をコーティングして摩擦や熱から髪を守りましょう。

3.髪を完全に乾かす

シャンプーなどで濡れた髪はキューティクルが開いていて、ダメージに対して無防備な状態です。ヘアアイロンを使う前に湿った部分が残らないように、髪を完全に乾かしましょう。

4.ヘアアイロンの熱は適温に調節する

ヘアアイロンの温度はなるべく120~140℃以内で設定しましょう。髪のダメージを意識して、温度を下げすぎるとセットに時間が掛かったり、繰り返しヘアアイロンを当ててしまったりするこどで、かえって髪がダメージを受けます。

5.ヘアアイロンを当てる場所を区切る

毛量にもよりますが髪全体にヘアアイロンを当てる場合、髪用のクリップ(ダッカール)を使って数か所に区切ると髪を押さえておく手間が省けてセットが楽になります。また、あらかじめ当てる場所を決めておけば同じ場所に何度もコテをあてる必要もありません。

6.ヘアアイロンを当てる

髪の毛束をつかみ、中間から毛先に向けてヘアアイロンをかけていきましょう。一か所につき2~3秒を目安にスライドさせていきます。この時に強く引くと摩擦による余計なダメージがかかるため、やさしく行ないましょう。

髪の健康を考えるならダメージは最小限にする

アイロン

ヘアアイロンはおしゃれをするのに、重宝できるアイテムです。ただし、髪の健康に目を向けるなら、ダメージリスクを考えた上で、髪が傷まないようにすることが大切でしょう。
とくに朝の身支度で急いでいるときは、要注意。髪が濡れた状態でヘアアイロンを使ったり設定温度を高温にしたりすることで、髪が傷みやすくなります。手早く寝ぐせを直したいときは、同じ場所にアイロンを使うのは1回まで。あてる時間は1~2秒ということを忘れないでください。

また、時間にある程度の余裕があるときは、アイロンをあてる前にブラッシングやダメージケアをするのがおすすめです。正しいヘアアイロンの使い方を理解しておけば、ヘアアレンジも決まります。おしゃれを楽しむためにも、髪の健康を意識しておきましょう。

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