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公開日:2018年3月12日

更新日:2018年9月6日

自然乾燥はドライヤーよりも髪を傷める?ヘアケアの注意点

自然乾燥はドライヤーよりも髪を傷める?ヘアケアの注意点

ドライヤーよりも自然乾燥が髪を傷める原因

ドライヤーの温風で髪が傷むと思っている人もいますが、実は自然乾燥の方がドライヤーで乾かすよりも髪に大きなダメージを与えます。その理由は髪の内部を保護しているキューティクルが開いてダメージを受けやすくなるからです。髪を構成する3つの層と、自然乾燥が髪に与える害について説明します。

髪を構成する3つの層

髪は中心から外に向かって3つの層で構成されており、中心にある層をメデュラ、メデュラの外側の層をコルテックス、最も外側の層をキューティクルと言います。髪の中心にあるメデュラの役割は今のところ明確にはわかっていませんが、髪の弾力性やうるおいに関係していると言われています。コルテックスは髪の約90%を占めており、髪の色、強さ、しなやかさを生み出すもとになる重要な部分です。

自然乾燥は内部の層を刺激にさらす原因

メデュラやコルテックスなど内側の層を保護しているのがキューティクルです。キューティクルは硬く平たい細胞が6~8層程度重なり合ってできおり、その重なり合った細胞が毛根から毛先に向かって、たけのこの皮のように髪を覆うことで内部を守っています。

キューティクルの細胞は乾いているときは重なり合ってしっかり閉じていますが、濡れた状態ではその隙間が大きく開きます。キューティクルが開いている状態では、メデュラやコルテックスなどの内部の層が外部からの刺激を受けやすくなるため、自然乾燥のような髪が濡れた状態が長く続くような乾かし方では、内部の層が外部からの刺激を受ける時間が長く、髪が傷む原因になってしまうのです。

また、濡れた状態の髪は菌が繁殖する原因にもなります。頭皮にはもともと常在菌が生息しており、これらの菌が脂肪酸を作ることで、頭皮は弱酸性は保たれ雑菌やカビなどの繁殖を防いでいます。しかし髪が濡れた状態は、常在菌を異常に繁殖させ、かゆみ、フケ、臭いなどを引き起こします。

髪を乾かすならドライヤーがおすすめ!4つのメリット

1.髪が痛む時間を短くできる

ドライヤーを使って温風で髪を乾かすと、短時間でキューティクルを閉じることができます。自然乾燥は乾くまでに時間がかかるためキューティクルが開いている状態が長くなり、長時間、髪の内部が刺激を受け、髪が痛みます。とくに髪が濡れた状態で眠ると、寝返りなどの摩擦によってどんどん髪のダメージがひどくなります。
ドライヤーを使用してしっかりと髪を乾かせば、キューティクルを閉じることができるため、髪が痛みやすい時間を短くできます。

2.髪にツヤが出てサラサラになる

ドライヤーの温風である程度髪を乾かした後に、冷風を髪にあてるとキューティクルがしっかり閉じます。キューティクルが閉じると、光がキューティクルに均一に反射して髪にツヤが出ます。また、キューティクルは指触りにも影響します。キューティクルが開いた状態はガサガサして指触りが悪いのですが、閉じている正常な状態ではサラサラしていて指触りが良くなります。

3.かゆみ、臭いの予防になる

自然乾燥は菌の異常繁殖を招き、かゆみや臭いの原因となってしまいます。ですがドライヤーを使用してしっかり髪を乾かすことで、水分を好む菌が繁殖を抑え、かゆみや臭いの予防につながります。

4.寝癖がつきにくくなる

自然乾燥で寝癖がつきやすくなる理由は、髪は乾く過程で形が維持されるからです。髪は多数のアミノ酸が結合したタンパク質でできています。髪のアミノ酸をつなげている結合には4種類あり、簡単に切断される弱いものから、相当なダメージを受けないと切断されない強いものまであります。パーマはその内、3つの結合を薬剤で切り、熱を与えて形を変えて、薬剤で再結合するという仕組みです。

実は寝癖もパーマと似たような仕組みで起こります。髪を濡らすと、結合の中で最も弱い水素結合という結合が切断されます。水素結合は乾くと再結合されるという性質があるため、髪が濡れた状態で眠ると、寝た状態の髪の形のまま髪が乾いて水素結合します。その結果、寝癖がついてしまうのです。
ドライヤーでしっかり髪を乾かせば、水素結合によって髪がまっすぐな状態を維持することができ、自然乾燥よりも寝癖がつきづらくなります。

間違ったヘアケアをしていませんか?ドライヤーを使うときの注意点

ドライヤーの前にタオルで水気を充分に拭き取る

タオルで水気を充分に拭き取らないまま、ドライヤーで髪を乾かすのは髪を傷める原因のひとつです。
髪のほとんどはタンパク質でできており、タンパク質は高温になると変化するという性質があります。なお、水分を多く含んでいるほど低い温度で変化します。そのため濡れた髪をタオルで充分に拭き取らないまま高温のドライヤーで乾かそうとすると、髪のタンパク質が変性して、傷みの原因となってしまいます。ですからドライヤーだけで髪を乾かそうとするのではなく、タオルでできるだけ水気を拭き取り、乾かす仕上げとしてドライヤーを使いましょう。

濡れた髪にブラシを使わない

髪が濡れた状態はキューティクルが開いて、髪が刺激を受けやすくなっています。そのため髪が濡れた状態でブラシをかけると、髪質を左右するコルテックスにダメージを与えてしまい、髪が傷む原因となります。

1か所の温度が上がり過ぎないようにする

髪が乾きにくい部分があるからといって1か所に長時間ドライヤーをあてると、その部分だけ高温になってしまい、髪のダメージの原因となります。髪の温度が高くなり過ぎないように、ドライヤーは左右に振りながら使いましょう。
また、ドライヤーと髪の距離が近過ぎる場合も、髪の温度が上がる原因になるので、髪とドライヤーは20センチ以上離して使いましょう。

風量が弱いドライヤーは使わない

ドライヤーによって風量は異なっており、風量が弱いドライヤーを使うと、乾くのに時間がかかります。その結果、1か所に風をあて続けることにつながり、髪のダメージの原因になってしまいます。ですからドライヤーを選ぶときは風量を基準にして選びましょう。
ドライヤーの風量は「立法メートル/分」という単位で記載されています。この数字が大きくなるほど風量は強くなります。最低でも1.3立法メートル/分以上で、ロングヘアーの方は1.6立法メートル/分以上のドライヤーを選びましょう。

正しいドライヤーの使い方 髪を傷めないためのヘアケア方法

短髪だからドライヤーはいらない?それが臭いの原因に。

髪を濡れた状態で長時間放置すると、頭皮や髪に雑菌が溜まりやすく、臭いの原因になります。さらに、髪が濡れている状態はキューティクルが開いていて、髪が傷つきやすい状態です。そのため、洗髪後は、ドライヤーで素早く髪を乾かした方がよいでしょう。

オススメのドライヤー使用方法

手順1.まずは洗髪後、乾いたタオルで優しく押し当てるように水分を取り除きましょう。ゴシゴシこすると、開いているキューティクルが傷つき、髪にダメージを与えることがあるため、タオルドライにも注意が必要です。ドライヤーをかける前に、ローションなどの保湿成分をつけると毛髪がドライヤーの熱で乾燥しにくくなるのでお勧めです。

手順2.ある程度タオルドライしたら、ドライヤーの風量「弱」で、頭皮から10~20cmほど離してドライヤーをかけましょう。60度以上の熱風は、髪のタンパク質が分解し、髪を傷めてしまうので、お気を付けください。

手順3.乾きにくい根元を中心に短時間で乾かす。ある程度乾いてきたら、冷風と温風を交互に切り替えて乾かすと、キューティクルが閉じて、ツヤが出やすくなります。ドライヤーは一か所に長時間当てずに、八分乾きくらいまで乾かしましょう。

髪を傷めないためにはドライヤーの使い方だけではなく、シャンプーの方法に気をつける必要があります。髪を傷めない正しいシャンプーの方法は次の記事を参考にしてください。

間違った頭皮ケアをしていませんか?髪を傷めない正しいシャンプーの方法

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